「感性情報学 最前線 〜知情意の統合をめざすAffective Computing に向けて〜」

論文誌トランザクション デジタルプラクティス編集委員会

本特集では,ユーザの感性情報をリアルタイムに解析・利用・把握する数理モデルや応用 例について,多くの知見が共有されることを目指して,特集号「感性情報学 最前線」のプ ラクティス論文を募集します.
Affective Computing は,感性情報処理よりも人間の感情解析に特化した人工知能の研究で あり,人間の感情とコンピュータとの乖離を埋めることを目指しています.感情解析の他に も感性に関わる計算手法なども入ってくる分野です.ユーザの感性情報処理に関する研究 は1980 年代頃より行われていますが,それらの多くはアンケート解析がメインであり,リ アルタイムにユーザの感性情報を把握することが必要な場面では効果が半減します.これ まで人の感性情報を利用して,ユーザ好みのデザインを動的に生成したり,レコメンドした りする数理モデルや実システムについて,研究されてきました.現代では,スマートフォン などの携帯端末からユーザの行動/閲覧履歴などを参照して,ユーザの感性に合ったレコメ ンドを実施することは可能ですが,真にユーザの感性情報を理解しているとは言い難いも のです.ユーザの感性情報を真に理解し,把握することは,企業の商品開発やマーケティン グ分野などで依然として需要が高くなっています.また,リアルタイムにユーザの感性情報 を把握することは,教育分野をはじめ多くの分野で必要とされています.

例えば,教育分野では,プレゼンテーションを行う際には,発表者の表情が重要であると いう仮説の元,プレゼンテーションをさらに良くするために表情解析を行う実証実験が行 われています.さらに、新型コロナウィルスによってリモートでの教育がさらに求められる ようになってきている中,本研究は、対面でのプレゼンテーションに限定されず、リモート での実施にさらに効果を発揮する可能性があると考えています.

そこで,本特集は,Affective Computing のアプローチから「現代に即した感性情報処理」 を捉え直し、様々な研究/事例から知識や知見を共有しようとするものです.

本特集号では、上記テーマを踏まえて,スコープとして下記のキーワードを示します(こ れらに限定されません): Affective Computing/感性情報処理/ヒューマンインタフェース /アンケート解析/ソフトコンピューティング/レコメンデーション/表情解析/感情認 識AI/e-ラーニング


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「論文誌トランザクションデジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「論文誌トランザクションデジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(tdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。

(2) 投稿締切:2020年8月18日(火)17:00

(3) 掲載特集号:2021年4月号(Vol.1 No.3)

(4) 特集エディタ:斎藤 学(シーエーシー),竹之内 宏(福岡工業大学)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:細野 繁(東京工科大学)
編集委員:青木学聡(京都大学),荒木拓也(日本電気),西山博泰(日立製作所),鎌田真由美(日本マイクロソフト),飯村結香子(NTT),石井一夫(久留米大学),今原修一郎(東芝),江谷典子(Peach・Aviation),大嶋嘉人(NTT),鬼塚 真(大阪大学),上條浩一(日本IBM),斎藤彰宏(日本IBM),坂下 秀(アクタスソフトウェア),佐藤 聡(筑波大学),佐藤裕一(富士通研究所),澤谷由里子(東京工科大学),澤邉知子(日本大学),立床雅司(三菱電機),新田 清(ヤフー),浜 直史(日立製作所),濱崎雅弘(産業技術総合研究所),平井千秋(日立製作所),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原一毅(国立情報学研究所),横井直明(日立製作所)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)
(論文募集公開時点(2020年6月))


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