主催 | 情報処理学会 システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会 |
開催日 | 2021年12月2日(木)〜 12月3日(金) |
開催場所 | オンライン |
問い合わせ先 | 田所 秀和(キオクシア) |
Email: <hidekazu.tadokoro あっと kioxia.com> | |
(”あっと”を”@”に直して下さい) |
コンピュータシステム・シンポジウムは、情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会が中心となり開催しているシンポジウムで、1987年(昭和62年)11月に第1回を開催して以来、今年で33回目の開催となります。本シンポジウムは、年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術の分野で、最新の話題や斬新なアイデアについての議論の場を提供してきました。特に、現代社会を支えているITインフラストラクチャにおけるオペレーティング・システム、システムソフトウェア、仮想化技術、実装技術、応用技術に関する、最新の研究成果や有用性の高い実装・開発事例に関する論文が発表されてきました。
本シンポジウムでは、研究をより発展させてもらうことを期待して、投稿論文に対してプログラム委員会からのコメントフィードバックを得られる機会を提供します。また、タイムリーな内容に関する招待講演やチュートリアルに加えて、これまでに本研究会で発表された後に国際会議やジャーナル論文として成果を収めた研究についての招待講演などの企画をすすめています。以上により、日頃の研究成果の発表と意見交換を行う場を提供したいと考えています。
ハイライト:
12月2日(木) ● 10:20-10:30 オープニング ● 10:30-12:00 セッション1 (スケジューリング) 座長: (1) 動的スケジューリングによるマイクロサービスの実行最適化 仮屋 郷佑(東京大学), 坂本 龍一(東京工業大学), 中村 宏(東京大学) (2) シフトスケジューリング問題における量子アニーリングマシンの初期評価 浜田 捺希(慶應義塾大学), 斎藤 和広(株式会社KDDI総合研究所/慶應義塾大学), 川島 英之(慶應義塾大学) (3) 同時マルチスレッディング環境下における永続メモリ向けスケジューラの検討 貴田 駿(慶応義塾大学/産業技術総合研究所), 広渕 崇宏, 高野 了成(産業技術総合研究所), 河野 健二(慶應義塾大学) ● 12:00-13:00 昼食(各自) ● 13:00-13:45 招待講演1 座長: 招待講演1:「次世代を担うオープン命令セットアーキテクチャRISC-Vの最新動向」 msyksphinz 様 ● 14:00-15:30 セッション2(分散システム) 座長: (4) Linux版のMBCF通信機構について 松本 尚(奈良女子大学) (5) 重複データキャッシュによるノード間重複排除のデータ参照性能改善 Kamo Yuto, Hayasaka Mitsuo (Hitachi Ltd.) (6) ブロックチェーン技術Ethereumを用いたソーシャルコミュニケーションチャネル 宝田 一希, 周 毅, 新城 靖, 林 致遠, 中村 公洋(筑波大学) ● 15:45-16:45 CREST/さきがけセッション 座長: - 田浦先生(東京大学) - 竹房先生(NII) - 廣津先生(法政大) - 山田先生(農工大) - 空閑先生(東京大学) ● 17:00-18:30 ポスター発表 座長: ● その後 懇親会
12月3日(金) ● 10:30-11:15 招待講演2 座長: 招待講演2:「パブリッククラウドにおけるネットワーク品質の向上:パケット落ちの実態とその原因調査の実例」 大平怜 様 ● 11:30-12:30 セッション3 (データ) 座長: (7) 異種ワークロードが混在するデータレイクにおけるサービス品質制御手法 島田 明男, 早坂 光雄 (日立製作所 研究開発グループ) (8) データ利活用における非構造データの加工・移動複製履歴を統合したデータ追跡方式 早坂 光雄, 細谷 睦 (日立製作所 研究開発グループ) ● 12:30-13:30 昼食(各自) ● 13:30-15:00 凱旋講演 座長: - 慶応義塾大学 石黒さま 【VEE 2021】 "Mitigating Excessive vCPU Spinning in VM-Agnostic KVM" - IIJ Research Laboratory 田崎さま 【VEE 2021】 "How to Design a Library OS for Practical Containers?" - キオクシア株式会社 鈴木さま 【VLDB 2021】 "Approaching DRAM performance by using microsecond-latency flash memory for small-sized random read accesses:a new access method and its graph applications" ● 15:15-16:15 セッション4 (セキュリティ) 座長: (9) マルウェア解析のための高速かつ安全なVMI機構 森 瑞穂(電気通信大学), 味曽野 雅史(東京大学), 八巻 隼人, 三輪 忍, 本多 弘樹(電気通信大学), 品川 高廣(東京大学) (10) ユーザトラッキングを防ぐための連動して動作するWebブラウザのFirefoxにおける実装 境 柊亮, 新城 靖(筑波大学) ● 16:30-17:30 セッション5 (信頼性) 座長: (11) 永続メモリのリカバリ・コード検査を容易にするクラッシュ・インジェクタの提案 坂本 颯一朗, 鈴木 慶汰, 河野 健二 (慶応義塾大学) (12) システム外部からのOSメモリの書き換えによるシステム障害からの復旧 木村 健人, 光来 健一 (九州工業大学) ● 17:30-17:45 クロージング ● その後 OS研運営委員会 (運営委員のみ)
論文発表される方、ポスター発表の方、聴講のみの方、いずれも参加登録が必要です。こちらの登録サイトからお願いいたします。
区分 | 会員の別 | 事前申込(〜11/25) | 通常申込(11/26〜12/3) |
一般 | 情報処理学会 OS研究会 登録会員 | 12,000円 | 16,000円 |
情報処理学会 正会員 | 15,000円 | 19,000円 | |
非会員 | 19,000円 | 23,000円 | |
学生 | 無料 | 2,000円 |
本シンポジウムの主たるスコープは以下の通りですが、システムソフトウェアに関するものでしたらこれに限りません。
カテゴリを一般発表のみに一本化しました。投稿時に論文の有無及びコメントフィードバックの有無を選択していただきます。
論文あり+コメントフィードバックありが標準で、システムソフトウェアに関する最新の研究成果を論文及び口頭で発表していただきます。コメントは査読ではなく研究内容を洗練させるためのもので、シンポジウム開催後にフィードバックする予定です。通常の研究発表会にはない貴重な機会ですので、積極的な利用を推奨します。
論文なしで、概要投稿+口頭発表のみをおこなうこともできます。萌芽的な研究や現在進行中の大型研究プロジェクトの内容、概ね過去一年以内に国際会議やジャーナル、プレプリントサーバ等で発表した研究内容などをコミュニティに紹介し、ディスカッションするための発表を想定しています。
参加者とのディスカッションをインタラクティブに行うことができます。一般発表に申し込みされた場合でも、ポスターでの同時発表を推奨します。今回はオンラインで実施します(Gather.Town を利用予定)。
登録・概要・論文投稿締切:2021年11月8日(月)
概要のみ投稿して口頭発表する場合でも、論文を投稿する場合でも、すべての締め切りが同一の11月8日です。
登録・概要投稿締切:2021年11月24日(水)
締め切りました。
投稿論文は、情報処理学会の研究報告原稿のフォーマットに従ってください。所定のスタイルファイルを用いるものとし、スタイルファイルや行間のスペース等の変更は行わないでください。規定のフォーマットに従っていない論文は受理しないことがあります。
シンポジウム論文集には、論文がある発表のみを掲載します。
シンポジウム論文集は完全オンライン化となっており、電子図書館(情報学広場)に掲載されます。紙の論文集は発行しません。なお、シンポジウム論文集はシンポジウム開催日の1週間前に公開されます。特許等の関係で公知日を考慮する必要がある場合はご注意ください。
投稿される論文の著作権の取り扱いは、「情報処理学会著作権規程」に従います。
コメントフィードバックありを希望する場合は、どのようなコメントが欲しいかをリクエストしてください。たとえば、
などなど、研究の進捗に応じて、コメントが欲しいポイントを明記してください。それに沿ってOS分野の一線の研究者がコメントをお返します。また、国際会議や論文誌といった将来の投稿先に応じたコメントもフィードバックいたします。
カテゴリ4のポスター発表へ申し込む場合には、発表するポスターの内容を論文形式にしたものを以下の形式で準備してください。 投稿サイトは、こちらです。 詳細は こちら を参照ください。
ACS 論文誌 において、ComSys との連携号は企画されておりませんが、ComSys でコメントフィードバックを希望された場合には、後日、ACS 論文誌に投稿した際にできるだけ同じ方が査読者になるように配慮します。このような緩やかな連携により、査読の精度が向上し、ACS 論文誌に採録されやすくなることが期待できます。