主催 | 情報処理学会 システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会 |
開催日 | 2023年12月7日(木)〜 12月8日(金) |
場所 | 県立広島大学 サテライトキャンパスひろしま(ハイブリッド開催) |
〒730-0051 広島県広島市中区大手町1丁目5−3 | |
問い合わせ先 | 佐藤 将也(岡山県立大学) |
Email: <masaya あっと c.oka-pu.ac.jp> | |
(”あっと”を”@”に直して下さい) | |
ローカルアレンジメント | 重安 哲也(県立広島大学) |
企業展示担当 | 深井 貴明(産業技術総合研究所) |
田崎 創(IIJ技術研究所) |
コンピュータシステム・シンポジウムは、情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会が中心となり開催しているシンポジウムで、1987年11月に第1回を開催して以来、今年で35回目の開催となります。本シンポジウムは、年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術の分野で、最新の話題や斬新なアイデアについての議論の場を提供してきました。本年度のシンポジウムでも、より萌芽的な研究を集め、シンポジウムの発表や議論を通して発展させてもらうことを期待し、投稿論文に対してプログラム委員会からの改善フィードバックを行います。また、この分野におけるホットトピックや本研究会で発表された後に国際会議やジャーナル論文として成果を収めた研究に関する招待講演の企画をすすめています。以上により、日頃の研究成果の発表と意見交換を行う場を提供したいと考えています。
千葉 滋(東京大学情報理工学系研究科創造情報学専攻・教授)
「Polyglot プログラミングは日の目をみるか」
概要:数多くのプログラミング言語が広く使われる時代になって久しく、複数の言語のプログラムを組合わせて一つのアプリケーション・ソフトウェアを開発する polyglot プログラミングも一般的になってきている。しかしながら密結合の polyglot プログラミングはまだまだ技術的な難しさがある。本講演では講演者らの研究を軸にこのような polyglot プログラミングのあれこれを紹介する。
略歴:1996年東京大学理学系研究科博士課程退学、同年同大学より博士(理学)。東京大学、筑波大学、東京工業大学を経て 2011年より東京大学情報理工学系研究科創造情報学専攻・教授。2010年 IBM Faculty Award、2020年 AITO Test of Time Award 2000、2021年日本ソフトウェア科学会基礎研究賞など。
登 大遊(ソフトイーサ株式会社 代表取締役)
一般発表セッションの発表時間は、1件30分です(質疑応答を含む).発表番号が数字のものは論文あり,アルファベットのものは口頭発表のみです.
12/7(木)(1日目) 9:50-10:00 オープニング 10:00-11:30 セッション1 (3件) (1) MPI profiling interface を利用したジョブスケジューラとの協調機構の提案 三宅 貴義,出口 智己,乃村 能成(岡山大学) (a) 決定性を考慮した非同期多重実行によるストリーム処理の低遅延障害回復 谷川 優太,河野 健二(慶應義塾大学) (b) 高い性能と可搬性を目指した TCP/IP スタックの設計と実装 安形 憲一(IIJ技術研究所) 11:30-13:00 ポスター・デモおよび企業展示 設営,昼食(各自) 13:00-14:00 招待講演1 「Polyglot プログラミングは日の目をみるか」 千葉 滋 先生(東京大学) 14:15-15:45 セッション2 (3件) (c) 地域規制強化に対するストレージのポリシーベースデータ転送制御 早坂 光雄,鴨生 悠冬(日立製作所) (2) 分散ファイルシステムにおける重複排除後のデータ参照性能改善 鴨生 悠冬,早坂 光雄(日立製作所) (3) ランタイム中立なWebAssemblyライブマイグレーションの実現可能性検討 藤井 大悟,松原 克弥(公立はこだて未来大学),中田 裕貴(さくらインターネット) 16:00-16:20 トップカンファレンス凱旋講演1(IIJ技術研究所 安形 憲一 様) zpoline: a system call hook mechanism based on binary rewriting Kenichi Yasukata, Hajime Tazaki, and Pierre-Louis Aublin, IIJ Research Laboratory; Kenta Ishiguro, Hosei University 2023 USENIX Annual Technical Conference 16:30-18:00 企業展示,ポスターセッション 懇親会(表彰式を予定)
12/8(金)(2日目) 10:00-11:30 セッション3 (3件) (d) 複数の最適化エンジンを利用する拠点間でのデータ・アプリの最適配置案の算出方式の検討 野村 鎮平,早坂 光雄(日立製作所) (4) MBCF通信同期機構の定性的究極性について 松本 尚,藤本 馨(奈良女子大学) (5) MBCF/Linuxのノード性能阻害についての評価 藤本 馨(奈良女子大学),辻 理子(大阪国税局),松本 尚(奈良女子大学) 11:30-13:00 ポスター・デモおよび企業展示 撤収,昼食(各自) 13:00-14:00 招待講演2 登 大遊 様(ソフトイーサ株式会社) 14:15-15:45 セッション4 (3件) (6) インメモリKey-Value Store向けメモリエラーハンドラのテスト支援 根津 直也, 山田 浩史(東京農工大学) (e) 自律分散SNSにおけるコミュニケーションの活性化の実現に向けて 尾上 浩一(富士通) (f) ブラウザによるオンラインプログラミング環境の構築におけるトランスパイラによる非同期性の隠蔽 並木 美太郎(東京農工大学),長 慎也(明星大学),兼宗 進(大阪電気通信大学),長島 和平(東京農工大学) 16:00-17:20 セッション5 (2件 + 凱旋講演) (g) FPGAボードで動作するRISC-Vソフトプロセッサへのmicropython処理系の移植 並木 美太郎(東京農工大学) (7) 接触確認用デバイスの省電力化に向けた確率論的通信方式の検証 Window-Cycling Transmissionアルゴリズムの提案とシミュレーション 田中 健策,松丸 絢,増田 智明,井上 美穂,三廻部 大,松岡 貴志,奥村 貴史(北見工業大学) (-) トップカンファレンス凱旋講演2(東京大学 品川 高廣 様) Translation Pass-Through for Near-Native Paging Performance in VMs Shai Bergman and Mark Silberstein, Technion; Takahiro Shinagawa, University of Tokyo; Peter Pietzuch and Lluís Vilanova, Imperial College London 2023 USENIX Annual Technical Conference 17:20-17:30 クロージング
論文発表される方、ポスター発表の方、聴講のみの方、いずれも参加登録が必要です。
登録サイトは11月中旬に公開いたします.
本シンポジウムの主たるスコープは以下の通りですが、システムソフトウェアに関するものでしたらこれに限りません。
発表申込および概要登録・論文投稿は、すべてEasyChairを使用します。
投稿論文は、情報処理学会の研究報告原稿のフォーマットに従ってください。所定のスタイルファイルを用いるものとし、スタイルファイルや行間のスペース等の変更は行わないでください。規定のフォーマットに従っていない論文は受理しないことがあります。
シンポジウム論文集には、一般発表の論文のみを掲載します。
シンポジウム論文集は完全オンライン化となっており、電子図書館(情報学広場)に掲載されます。紙の論文集は発行しません。なお、シンポジウム論文集はシンポジウム開催日の1週間前に公開されます。特許等の関係で公知日を考慮する必要がある場合はご注意ください。
投稿される論文の著作権の取り扱いは、「情報処理学会著作権規程」に従います。
コメントフィードバックありを希望する場合は、どのようなコメントが欲しいかをリクエストしてください。たとえば、
などなど、研究の進捗に応じて、コメントが欲しいポイントを明記してください。それに沿ってOS分野の一線の研究者がコメントをお返します。また、国際会議や論文誌といった将来の投稿先に応じたコメントもフィードバックいたします。
ポスター発表へ申し込む場合には、発表するポスターの内容を論文形式にしたものを以下の形式で準備して、上記締切日までにEasyChairへアップロードしてください。
概要
ComSys 2023 での企業展示出展企業を募集しております。企業展示の趣旨といたしまして、企業でのシステムソフトウェアに関する研究、開発、業務などについてご紹介いただき、ComSys に参加する学生や研究者の方々と企業の接点を増やしていただこう、というものになります。システムソフトウェア分野に関わる学生の就職や共同研究のきっかけとなり、この分野の発展に繋がればと考えております。
展示内容については、企業でのシステムソフトウェアに関わる活動の紹介であれば特に条件はございません。(採用情報の掲載や紹介も問題ありませんが、学会での展示ですので採用活動一辺倒のような内容は避けていただけますと幸いです)
応募に際してスポンサー料などの提供は不要でございますが、提供をご検討いただける場合にはその旨ご回答いただけますと幸いです。また、当日展示に来られる方は後日案内がございます参加登録も合わせて行なっていただければと思います。
応募多数の場合は会場の都合で、一部ポスターのみや口頭発表のみでの展示への変更お願いする場合がございます。あらかじめご了承ください。
スポンサー
スポンサー料を提供いただいた際には以下の対応を予定しております.
スライド投影
事前にご用意いただいたスライド1枚程度を休憩時間に会場スクリーンおよびオンラインにて投影致します。口数に応じて投影頻度を調整致します (全ての企業・団体様のスライドが表示される範囲内で調整)。
ロゴ・名称の掲載
協賛いただいた企業・団体様のロゴや名称は下記の通り掲載および紹介致します。
- ComSys 2023 の Web ページへの掲載 (ご指定のページにリンクを設定させていただきます)
- 開会時のご紹介
- 休憩時間でのスクリーンへの投影 (会場、オンライン)
学会参加枠
また、協賛いただいた企業・団体様には学会参加枠 (1口2名まで、論文集含まず)を提供いたします。
申込
出展希望の方は応募締切までに下記フォームに必要事項を記載し応募ください。
応募締切は11月9日(木)です.募集を終了しました.
ご不明点や要望などございましたら、上記問い合わせ先までご連絡いただくか、フォームの最後の欄に入力いただければと思います。
皆様のご応募お待ちしております。