4月号(Vol.47 No.4)へのご意見

Vol.47 No.4へのご意見

今月の会員の広場では,4月号へのご意見・ご感想を紹介いたします.まず,特集「工学と芸術を融合する若い息吹」につきましては,以下のような多数のご感想・ご意見をいただきました.

 
■工学と芸術の融合は古くから模索されてきており,それを今の時点で問い直すという点は興味深く感じました.ただ,工学サイドからの話題が大半であり,芸術サイドからの寄稿がもっとあれば,なお良かったと思います.(平川正人)
 
■工学から芸術には迫れないと私は考えます.工学と芸術の融合ではなく,絵とか音楽に対してコンピュータを試しに使ってみた,またはそれらの支援用の道具を作ってみたと考えるべきと私は思います.(山田圀裕)
 
■情報処理が向かう1つの方向性として,新たな右脳的世界への展開を感じつつ楽しく読ませていただきました.(匿名希望)
 
■デザインを語るメディア環境:デザインの理解の解釈,仮定については,さまざまな見解があると思う.特定のデザイナー身体,心理をモデル化するといっても,自称デザイナーから世界に名立たるデザイナーまでいるわけで,筆者がデザイナーを特定する行為からすでにデザインが始まっているような気がする(匿名希望)
 
■工学と芸術の融合とのことで,新鮮ではあったが,「情報処理」の範疇といってよいのか?という感じがあります.単純に情報処理といっても限界が見えているようで,芸術の取り込みの必要性,そして芸術の分野での新しいアプローチという面もあり,一概に否定できませんが.(匿名希望)
 
■リアリティの再現:私自身もかつて,CGと実写画像の合成という研究テーマに携わっていたこともあり,とても興味深く拝見しました.写実リアルにしても,感性リアルにしても,人間の目を満足させるにはかなりのレベルが要求されるものです.さらなる完成度の向上を期待します.(菊地 誠)
 
■デザインを語るメディア環境:「デザインとアート」の章において,「デザイン=芸術+工学」と「デザイン=アート(芸術)」の表記があり,「デザイン,芸術,工学,アート」の関係が少し不明瞭であると感じました.しかしながら,「デザインは他者への思いやり」とし,使用者の意向を支援する姿勢は大変興味深くあります.さらに,RGBYやfuwapicaなどのシステムは,使用者自身が「思いをデザインし他者へ伝える」ことにも繋がるといえ,リモート・カラー・ブレンダなどの複数間ユーザ間でのコミュニケーションへの応用には期待が膨らみます.(匿名希望)
 
■音楽や映像の高速探索:最新の技術動向を興味深く読みました.時系列アクティブ探索法が,「自然な発想ではないけれど,実際にやってみると高い判別機能を有していることが分かった」というところは,常識にとらわれずにチャレンジする姿が見えて内心拍手を送りました.(匿名希望)
 
■どの記事もカラーの画像入りで文系出身者でも抵抗なく読めた.しかし,「ユーザ・エクスペリエンスのための物語性研究」を除いて,技術的な説明が込み入っていて,理解が追いつかないところがあったのは残念だった.最初の「編集にあたって」を前もって読んでおくことで全体像をつかめたのは大変よかった.また,執筆者がみな若い研究者ということで大変啓発された.(匿名希望)
 
■「工学と芸術を融合する若い息吹:編集にあたって」に,あたかもARToolkitというものを知らないといけないような文がある.このような,読者が目にしている"ハズ"と決めつけた文章を読むと気分を害してしまう.計算科学をメインとして情報処理に身を置いていると,ARToolkitというものを知る機会がない.そういう意味では読んで知識が増えたことはよかったが.(匿名希望)
 
「解説:センサネットワークのためのデータベース技術」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■センサネットワークについてよくまとまっており,興味深く読めた.特にTinyDBについてよく理解できた.ストリーム研究プロジェクトについてStanford Universityなどのプロジェクトをあげていたが,この周辺動向を加えてより詳細に特集して欲しく思った.(平島大志郎)
 
■とても分りやすく,楽しく読むことができました.私にとっては知らない分野の動向や技術でしたが,例文を示しながら解説していただけたことが大変有益でした.(岡田昌康)
 
■ユビキタス社会の基盤技術が解りやすく解説され,参考になりました.これからもホットな分野の要素技術について,解りやすい解説記事を期待します.(匿名希望)
 
連載「ナレッジマネジメント『ナレッジマネジメントの新展開』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■非常に良い連載だと思う.ナレッジマネジメントは活用する組織によって大きく運用形式が異なると思われるので,具体的な成功例を数点とりあげて特集していただきたく思った.また,ナレッジマネジメントの評価はどのようにして行われているのかも知りたく思った.(平島大志郎)
 
■ナレッジマネジメントの応用として,プロジェクトマネジメントの分野へ適用した事例があれば,掲載していただきたい.(鹿島鉄雄)
 
■ナレッジマネジメントには個人的に興味を持っておりますので,興味深く読ませていただきました.本記事に関しては,特にナレッジマネジメントの課題について,具体的な文献を示していただければなおよかったと思います.ナレッジマネジメントの適用例が今後いくつか紹介されるとのこと,楽しみにしています.ぜひそれぞれの組織の具体的な取り組みを読者に共有できるよう,形式知化してご紹介くださることを期待しています.(匿名希望)
 
連載「21世紀のコンパイラ道しるべ・・COINSをベースにして『概要』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■コンパイラの連載に期待しています.大学の学科によっては,授業でうまくカバーできていない場合も多いのですが,自身の研究で基礎知識として利用することも多いと思います.(藤田昌宏)
 
■大学を卒業して以来,コンパイラの技術については考えておりませんでした.その意味で,コンパイラの話は私が教わったことよりも,目新しいものが多く,非常に興味深く読ませていただきました.これからも,このような基礎的な話題も重視していただきたく思いました.(山田宏之)
 
コラム「オープンソース事情『オープンソースソフトウェア(OSS)発展への期待』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■非常に良い連載だと思う.今回のコラムではOSSに関連する,名前を知らない組織が多く存在することを認識できたが,それぞれの具体的な活動内容についても知りたく思った.また,OSSをベンダで使っていることの現状が掲載されていたが,OSSが大学の研究と結びついた例も具体的に知りたく思った.(平島大志郎)
 
■大学でソフトウェアの教育・研究に携わっている者として,オープンソースソフトウェアの存在は欠かせないものになってきています.そして大学を取り巻く諸々の環境から,その依存度は今後高まっていくものと予想します.本コラムを拝見して,日本の情報産業界が積極的にOSSを推進される決意を感じました.ユーザの一人としてその発展に期待しています.(匿名希望)
 
■オープンソースについて,学会という立場ではどうなのでしょうか? 産業界は,特許による囲い込みを進めようとしているように感じますが,それだけでよいのでしょうか?(匿名希望)
 
コラム「私の情報整理術『ChangeLogメモによる自分データベースの構築』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■毎月一番楽しみにしているのが「私の情報整理術」です.私は勤め人+学生+主婦なので,効率のよい情報整理術とタイムマネジメント法を求めて日々試行錯誤しています.情報整理術と関連して,タイムマネジメント術の連載なども面白いと思います.(匿名希望)
 
その他の記事につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■「おふぃすらん」の“20年前のソフトウェア開発手法”に同感です.メインフレームのソフト開発の洗練されたプロセスは,プラットフォーム開発と並行してソフトを作るなど,今日の携帯等のソフト開発にそのまま適用できる点が多いと思うのですが,実際にはメインフレーム経験者の常識は携帯の開発現場ではなかなか受け入れられず,日々地団太を踏む思いです.(上田健之)
 
■今回の解説記事3件とも難解であった.特に,「セキュリティとプライバシを両立させる匿名認証技術について」は,「編集子独白」でも感想が書かれている通り,数式で示されたアルゴリズムだけでなく,本文自体も専門外には難しい.(匿名希望)
 
会誌の内容や今後取り上げて欲しいテーマに関して,以下のようなご意見やご要望をお寄せいただきました.今後の参考にいたします.
 
■日本が作り上げた情報理論や情報技術で世界で広く使われている(世界的に認知された規格になっているなど)ものを特集して欲しい.(三好 彰)
 
■前年度の連載にあった「アメリカITまわりの話題」「日本のIT事情」は世間動向を知るために大変参考になったが,同じような連載企画があれば興味を持って読めると思います.(匿名希望)
 
■「情報処理学会に求められるもの」にもあるようにプログラミングの記事をもっと含めていただいた方がよいと思います.(櫻井成一朗)
 
■以前の号では書評があったと思う.読書の指針としたいので,短い囲み記事でもよいのでできたら再開してほしい.(匿名希望)
 
 
 
 
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