5月号(Vol.47 No.5)へのご意見

Vol.47 No.5へのご意見

今月の会員の広場では,5月号へのご意見・ご感想を紹介いたします.まず,特集「高信頼性組み込みソフトウェア開発ー最新技術動向と取り組みー」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.

 
■現在の業務に近いため,関心があった.内容的には良いと思うが,現場の実態とのギャップをどう捉えるかは,大きな課題だと思う.高信頼ソフトウェアではないものの,現場は,古い技術そのまま,あるいは,形式的に最新技術の適用を行い,品質レベルは工数で確保しているように感じている.(匿名希望)
 
■高信頼性組み込みソフトウェアの開発方法には非常に興味がある.開発したソフトウェアとは違う情報を対象にして本当のテストができるのか,という単純な疑問が湧きますが.(鹿島鉄雄)
 
■「形式的手法による高信頼性組み込みソフトウェア開発」は大変参考になった.競合などの障害の撲滅に効果がありそうに感じたが開発現場に導入するためにはまだ大きなギャップがあると感じる.ツールなどがさらに整理されることを期待する.(上田健之)
 
■今回の特集は専門外で,理解不足から消化不良となったので,全体的に評価は普通となってしまった.エンジン制御での事例は面白い試みであるが,複雑化したソフトウェアの安全性について論じて欲しいところである.(匿名希望)
 
■「形式的手法による高信頼性組み込みソフトウェア開発」で紹介されたモデル検査手法は,組み込みソフトで多用されるプロセス管理などで起こり得る場合を「網羅的に調べてくれる」という点で実際の開発に役立つと思われる.今後の展開に期待したい.(匿名希望)
 
■特集の内容はある程度の知識がないと理解が難しいと感じた.抽象的な説明だけでなく,設計事例などがあると読みやすいと思う.(飯島正章)
 
小特集「サービス・サイエンスの出現」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■「第68回全国大会特別セッションレポート」は,全国大会に出席できなかった者が,全国大会の様子を知ることができるので,今回のような試みを続けて欲しいと思いました.また「Becoming a Service Scientist」は,英語の原文を拝見できれば,と思いました.(水野光朗)
 
■情報関連とか通信関連とかいう企業の分類は,もはや企業の実体を表すものではなくなったのかもしれないと改めて考えさせられた.(匿名希望)
 
■サービス・サイエンスに興味があります.サービスの定義が問題になると思いますが,シンポジウムに参加しても,会誌の記事を読んでも,よく分かりませんでした.ですが,現場の知恵を携えて,なんとか議論に参加したいとも思いました.(匿名希望)
 
■サービス・サイエンスという概念が生まれたのを見るにつけ,ソフトウェア・エンジニアリングが,その昔,産声をあげた頃を思い出しました.エンジニアあるいはサイエンティストが守備範囲とすべき領域が,またひとつ広くなる一方,ソフトウェア・エンジニアリングは昔の(枯れた)技術になったのだろうかと自問自答しています.(平川正人)
 
■まさにタイムリーな企画でした.大変参考になりました.(黒田幸明)
 
■サービスサイエンスという言葉をはじめて知りました.自分の専門と直接結びつくかどうかは分からないですが,興味深い領域だと思いました.(匿名希望)
 
■「Becoming a Service Scientist」は翻訳であったが,非常に読みやすかった.日ごろの自分の仕事観にいい意味での刺激を与えてくれたように思う.原文でも読んでみたいところである.今回,service scienceという学問に初めて触れたが,今後発展していく有望な領域であると感じた.(匿名希望)
 
解説「PC搭載セキュリティチップ(TPM)の概要と最新動向」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■非常に興味深く読ませていただきました.今後広く応用されて使われていく技術だと思います.ただし,記事内でも記述されていたように,デフォルトの状態でTPMが有効化されていないことが非常に気になりました.これは応用の場面での活用できる範囲を狭めてしまう可能性があるかと思います.(平島大志郎)
 
■TPMは今後普及していくと思うが,暗号を用いるということは何らかの原因でデータを復元できないリスクが残る.そのリスクを最小限にしてほしい.(匿名希望)
 
解説「画像を用いた個人認証手法」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■個人認証は非常に多くの方法が実現されていますが,教育機関でそれを目に見えるかたちで教えるために資料を集めるのが困難でした.今月号の「画像を用いた個人認証手法」で分かりやすくまとめてあり大変助かりました.(江木鶴子)
 
■画像を用いた認証技術と聞いて,初めに思い浮かぶのは,カメラ画像から人間の顔を取り出して認識するというものでしたが,本稿の紹介している,従来の数字の代わりに使うというのはとても面白いアプローチだと感じます.この記事の将来的な実用例などが紹介されればさらに面白いと思います.(匿名希望)
 
■もう少しつっこみがあってもよいのではないかと感じた.ただし,それは技術的な観点からであって,プライバシー的観点からは,別の見方もあるように思う.(匿名希望)
 
■画像を用いた個人認証手法は一般誌でも取り上げられていたが,内容が浅かった.それに比べ,貴誌の今月号でその仕組みとさまざまなシステムの具体例により背景知識を得ることができよかった.画像がカラーで掲載されていたこともあって実感が沸き,興味深く読めた.また,今後の課題については考えさせられた.従来どおりのpassword入力と画像認識双方の長所・短所を考えていくことが大切だと思った.(匿名希望)
 
■従来のパスワードと違った,まったく斬新な認証手法に驚きました.大変参考になりました.(菊地 誠)
 
連載「ナレッジマネジメント『知識経営の戦略』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■最も良かった記事は待望の野中先生の記事であった.アリストテレスの「フロネシス」の概念を6つの能力からなるものとして説明し,それを知識経営にあてはめられていたが,氏の視野の広さおよび深みを感じた.知識創造理論は氏が書いておられるように資源ベース企業理論や学習組織理論に分類されてしまうことが多くそちらの方向に流れやすい.しかし,「理想主義的プラグマティズムともいうべき独自パラダイムの企業・組織理論であり,戦略やイノベーションの実践理論としてもさらに展開されるべきものである」という結論を念頭において,今後KMに取り組んでいきたい.なお,この連載は参考文献だけでなくrecommended readingsもあったらよいかと思う.(匿名希望)
 
コラム「オープンソース事情『オープンソースソフトウェア・センターの設立』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■OSSは近年注目を集めている割に,その具体的内容は知られていないこともあります.参考になりました.(水野光朗)
 
■文中にあった“OSS iPedia”を閲覧しました.まだ登録件数は少ないものの,今後登録される情報が充実していくに従い非常に有益なサイトになると感じました.OSSはノウハウがWebに分散しがちですので,このようなポータルサイトが特に必要だと思います.(平島大志郎)
 
コラム「私の情報整理術『タグ付けでノイズの少ない検索』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■フォークソノミーやタギングに関して興味があり研究を行っていますが,ユーザ側での活用の観点でよくまとまっていたと思います.iTunesでのPDF管理は意外でした.文中にも指摘されていましたが,ファイルの種類と管理アプリの関係が今後どのようになっていくのか,同じく注目していきたく思います.(平島大志郎)
 
■非常に面白かった.手元にあふれる情報をどのように整理するかは,いつも頭の痛い問題だが,iTunesでPDFも管理できること,検索とタグを使うことでより早くものを探すことなどが参考になった.Picasa,GmailとGoogle提供のサービスが大きく取り上げられているのも印象的だ.(折田明子)
 
■パソコンのドキュメント整理に困っていたため,タグ付け検索はフラットなフォルダで管理できるので早速に試してみたい.(匿名希望)
 
会誌の内容や今後取り上げて欲しいテーマに関して,以下のようなご意見やご要望をお寄せいただきました.今後の参考にいたします.
 
■研究の最新動向や技術だけでなく,現実の企業や社会組織で情報系学生に必要とされている技術や知識を明らかにする記事など,学生会員の注目をひきつけるような記事の必要性を感じます.(平島大志郎)
 
■1つの号にどんな分野,内容の記事を組み合わせて掲載するかも難しいところだと思います.今回の号は全体としてあまり興味を持って読めませんでした.(匿名希望)
 
■各国の理工系大学の教育内容,学生の傾向,人気学科,などの状況が知りたい.(匿名希望)
 
■会誌のページ番号は,世間の書籍と同様に1から始めてほしいです.(黒田幸明)
 
 
 
 
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