6月号(Vol.47 No.6)へのご意見

Vol.47 No.6へのご意見

今月の会員の広場では,6月号へのご意見・ご感想を紹介いたします.まず,特集「バイオメトリック認証システム」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.

 
■一般の新聞を読むと生体認証方法に移行すれば安全性が保証されるような印象を受けるが,実際には問題点もあることや,その技術の実際が分かり大変ためになった.問題点と長所が利用情報ごとに体系的にまとめてあり,初心者にも抵抗なく読めた.どれも粒ぞろいの記事であった.バイオメトリック認証方法の脆弱性について一般の人もよく理解しておく必要があると感じた.(匿名希望)
 
■バイオメトリック認証は,実用化までに多くの問題を抱えていることが理解できました.(匿名希望)
 
■セキュリティ技術は悪意を持つ者とのイタチゴッコであること,つまり決め手はあり得ないことを認識すべきだ.述べられているのは情報処理技術には違いないが,先々まで生き残るサイエンスではないと受け取った.(匿名希望)
 
■「我が国金融機関におけるバイオメトリック認証技術の活用について」は非常によくまとまっており,かつ身近な内容でしたので興味深く読ませていただきました.特に,それぞれの銀行のバイオメトリックに対するスタンスの違いや今後の取り組みは有益な内容であったと思います.(平島大志郎)
 
■国内のみならず,海外の研究動向にも論及した論考があり,参考になりました.(水野光朗)
 
■犯罪に手を染める人が存在するということが技術を進歩させるのかもしれないが,いつかそのような人が存在しない時がくることを祈るだけである.(匿名希望)
 
■門外漢であるが,知識を仕入れる必要にせまられていたためグッドタイミングの特集でした.(根津芳香)
 
■現実に使われ始めており,技術的には興味深い.しかし,社会に対して色々な副作用がある技術ではないかと思う.特に技術に疎い方々に対する詐欺などの手段に使われるのではないかとの危惧がある.いったん本人だと認証されると,それが不正な手段で行われた場合でも,抗弁できないのではないか.リスクを理解しながら利用する人と,理解できない人との格差がより広がるのではないか.技術で解決できる問題ではなく,社会的手法によって回避,あるいは解決すべきだ.(匿名希望)
 
■特に興味があり面白かったが,全体としてもう一段掘り下げた内容にしていただきたいと思いました.以前指摘いたしましたが,参考文献数が極端に少ない記事がありますので,分野外の人間が知るきっかけとなるようもう少し増やしていただきたいと思います.(匿名希望)
 
■時機を得た企画と思います.ただ,内容が重複している部分が見受けられたのは残念です.(平川正人)
 
■パスポートにICチップで顔写真が埋め込まれるようになってから約3カ月経ち,セキュリティのディジタル化は日常に浸透し始めていると感じていたので,興味深く読んだ.(匿名希望)
 
■イラストや写真も多くて読みやすく,大変参考になった.ただ,標準化の話が重複して出てくるので,エディタ,あるいは著者間で調整していただきたかった.(匿名希望)
 
特集「情報処理学会創立45周年記念『50年後の情報科学技術をめざして』記念論文」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■滅びゆく日本が思い浮かびました.このようになるのでしょうか.心を通わせるのはやはり人間どうしでロボットではありません.元気の出る触発するような特集をお願いします.(山田圀裕)
 
<「優秀論文賞:妖精・妖怪の復権ー新しい『環境知能』像の提案ー」について>
 
■大変楽しく読めた.暗い事件が多い昨今このような夢と希望をあたえてくれるような構想には開発者として勇気付けられた.また斬新な論文の構成にも感心させられた.(匿名希望)
 
■大変興味深く読みました.「見守り」という視点が新鮮に感じられました.また,情報処理の分野がここまで人間に寄り添うところまできたのかと感慨を深めました.(岩本茂子)
 
■環境知能という言葉は聞きなれないものでしたが,マルチモーダルなコミュニケーションを妖精・妖怪に例えた発想は斬新で,とても興味深く読ませていただきました.(菊地 誠)
 
■著者らの見識の深さを物語りかつ未来予想とそれを実現するための23の課題がよくまとめられていると感じました.50年後に本論文で述べられていることが実現されるよう,情報技術にかかわる者として少しでも貢献していきたいと思った次第です.情景の例として,今後50年後の社会における,より重要で本質的な課題に妖精や妖怪が貢献できることを示すものがあればなお良かったと思います.(匿名希望)
 
■環境知能「まっしゅるーむ」との情景が描かれており,人が楽しさやうれしさを感じている様子を具体的にかつ現実的に想像しやすく思いました.また,これらを実現するための問題もまとめられており,非常に面白く読ませていただきました.ある意味,ペットによる癒しに近いものを感じさせられ,将来に情報科学技術が人間のためになると強く期待させてくれる論文であったように思います.(平島大志郎)
 
<「未来創像賞:50年後の情報科学技術をめざして」について>
 
■わかりやすさと,明るさに感心した.多くのアイディアが実現できそうに思えてくるところがとてもよい.(匿名希望)
 
■夢を感じることができて面白かったです.(匿名希望)
 
■図がなくて文字のみなのに,イメージが浮かびました.すばらしい. (黒田幸明)
 
解説「設計開発における知識継承」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■期待に十分応えてくれる内容でためになった.(匿名希望)
 
■日本が技術立国として生き残っていくためには設計開発における知識継承は重要な問題であると思います.低コストを目指すあまりに,アウトソーシングに走ってしまえば,知識継承が行われないことになり,これは日本の生命線を絶つことになりかねません.(櫻井成一朗)
 
■重要な話題について,この分野の第一人者による解説を興味深く読ませていただきました.海外の取り組みについての紹介があればさらに嬉しかったです.(匿名希望)
 
■公私共に知識の継承の必要性を感じる出来事があったので,とても参考になりました.紹介されていた「失敗知識データベース」にアクセスしてみたところ,なかなか面白かったです.(匿名希望)
 
コラム「オープンソース事情『OSSコミュニティの日本事情』」につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■少ない紙面の中に,OSSコミュニティの構成と日本におけるOSSの概要がコンパクトにまとめられていると思いました.有益な内容だと思いますので,可能ならば本コラムについてはもう少し紙面をとって,内容をより掘り下げて執筆していただきたく思いました.(平島大志郎)
 
■近年注目を集めているOSSについて,論考が連載されることは,きわめて意義深いと思います.(水野光朗)
 
その他の記事につきましては,以下のようなご感想・ご意見をいただきました.
 
■報告「学会創立45周年記念シンポジウム併設展示報告」について:「日本のコンピュータ年表」はすばらしい.これは展示が終了したらどのようになるのであろうか.できればWebなどで残して欲しい.それにしても特殊なコンピュータだったからか,この年表にFACOM231がないのは,これでコンピュータを学び仕事をはじめた者として残念.ニューヨーク博覧会に初めて展示された国産コンピュータと聞いている.(江木鶴子)
 
■報告「日本学術会議と『情報学』の新展開」について:情報学は,医学や数学に比べて,比較的若い研究領域です.情報学の学問体系としての発展を考えると,日本学術会議において,情報学領域の会員が増加することは,好ましいと思います.(水野光朗)
 
会誌の内容や今後取り上げて欲しいテーマに関して,以下のようなご意見やご要望をお寄せいただきました.今後の参考にいたします.
 
■本年は「国際標準化100年」らしいので,100年を総括する記事をお願いしたい.(匿名希望)
 
■「設計開発における知識継承」に関連して,「大規模システムの運用における知識継承」というテーマでご執筆いただければと思います,東証の事件を引き合いに出すまでもなく,大規模データベースシステムのように大規模でミッションクリティカルなシステムの運用ノウハウの知識継承が現場の企業では行われていない気がします.(櫻井成一朗)
 
■サッカーのワールドカップのように,トップクラスの国際会議では,日本の採録論文と海外のそれとの開きが以前より大きくなっている気がします.このあたりを分析し,あるべき提言をまとめた記事を掲載していただければと存じます.(匿名希望)
 
■以前に交通渋滞のひどいところに住んでいて,「渋滞」という現象に興味を持ちました.渋滞の研究について知りたいです.(匿名希望)
 
 
 
 
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