5月号(Vol.51 No.5)へのご意見

Vol.51 No.5へのご意見

今月の会員の広場では,5月号へのご意見・ご感想を紹介いたします.まず,特集「情報処理技術の未来地図」については,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.

 
■「8 コンピュータサイエンスはいかにして人類の未来に貢献するか」が分かりやすく,興味深く感じました.今後のテーマとして,記事で解説されている,オープンシステムサイエンスについて取り上げていただきたいように思いました.(匿名希望)
 
■情報処理のこれからについて大きな枠でさまざまな観点から書かれており,特に「27 情報処理の未来地図」では,特集の各記事に触れながら総括的にまとめて書かれていたためとても分かりやすかったです.また,公募論文については,それぞれ扱っている内容は大変興味深かったのですが,1ページという制限があったためか,内容が少し分かり辛いものが多かったため,各記事2ページ程度の構成でもいいのではないかと思いました.(大竹杏奈)
 
■特集における投稿論文の内容においては,ほとんどが大学教官の研究の延長線の内容である.これが,本当に未来地図と言えるのか,大きな疑問を持ったと同時に大変がっかりした.これには,選考委員の年齢層や職業が大きく影響している.もっと,選考委員に柔軟な発想を持った方やいろいろな分野の方の入り交じりの要素が必要である.今後このような偏った方のみで選考するのであれば,この学会の発展はないであろう. (松田昭信)
 
■最近「○○工学」という言葉がよく使われますが,「法令工学」は初耳でした.しかし,「3 法令工学:安心な社会システム設計のための総合ソフトウェア科学」を読むことによって,概略ではありますが理解できました.限られたスペースにもかかわらず,まったくの初心者が興味を持って読むことができた良い記事だと思います. (匿名希望)
 
■今回は,50周年記念として,多くの方面からの意見を知ることができ,大変興味深い号でした.50年後はこの勢いからすると,とんでもないところへ行きそうな気がして,今,どのような研究に取り組もうかと考えて,わくわくしました.(匿名希望)
 
■未来地図のテーマそのものは興味深かったが,テーマ数が多く各テーマに割り当てられたページが少ないためか,こじんまりと普通にまとまっている.もっとテーマを絞って大きな地図を描くような形でも良かったのではないだろうか.(匿名希望)
 
■特集の論文群は大変に読み応えがあった.予想がいい意味で裏切られることを期待したい. (桝田秀夫)
 
■情報処理の世界にも普遍的な課題と一過性の課題があることを感じました.普遍的な課題を少しずつでも解きほぐすことに貢献できたらうれしいと思いました. (阿南佳之)
 
■50周年記念特集号ということで,10年前に予想した現在は結果どうであったかという話や,その反省(?)をもとにこれからの未来についての話が語られており,非常に興味深いものでした. (匿名希望)
 
■多くの方が意欲的な内容で投稿されているのは評価できた.ただ,最後の27でまとめていただいた内容を見てようやく全体像が分かり,個別に読んでいるときには,短すぎたり,複雑すぎたりして理解できないものが多かった.とくに,公募論文の「1ページで未来を語る」というのは,専門外の技術では理解するのが難しいと思う.(匿名希望)
 
■今回のテーマは情報処理研究/技術の概略が理解しやすく記述されており,現在の潮流をさまざまな観点から把握でき,よかったと思います.(匿名希望)
 
道しるべ「医用画像を処理してみませんか?」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■医療の発展は急務である.特に早期発見が命を繋ぐがんなどは特にそう感じる.道しるべの「医用画像を処理してみませんか?」を読んで,人体の内部を肉体を切る事のなく腫瘍を3Dで表示する事のできるAR技術は素晴らしいものである.技術の発展とともに,私達の努力も必要である.「医療は人任せ」であるという概念を払拭していくことで家族の少しの変化も見逃さず,健康で,長く楽しい人生を歩めるのではないかと思う.(匿名希望)
 
■研究領域の歴史やコミュニティやトピックの紹介など,新規参入者のことが考慮された記事の構成に丁寧な印象を受けました.(大竹杏奈)
 
特集「写真で綴る情報処理学会全国大会50年史」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■「情報処理学会,これからの50年 白鳥則郎会長」の記事を興味深く読みましたが,技術の面のみから見た発言のようにみえました.産業の発展のためには,アイディア段階での発表などに法制上の保護整備も必要となってきます.視野を広く文系(法律家など)の人と協調し仲良くすることも今後必要になると考えます. (匿名希望)
 
■40年この世界で働いてきた者として,懐かしく読ませていただいた. (匿名希望)
 
■これからの10年でどのように変化していくのか,10年後に同様の企画で振り返るのは面白いと思います. (匿名希望)
 
■白鳥先生のインタビューにある,「夢を感じさせる」という提案に対して,その号に「コンピュータ将棋で挑戦状」という繋がりになっていたことが,とても印象に残った.(匿名希望)
 
■インタビュー記事は読みやすく理解しやすいので,今後も増やしてほしい.今号のように論文が多いと読むのは大変だが,多方面の話題に興味がかきたてられた.
 
■白鳥会長の「情報処理技術と学会の未来」に認識の違いを感じたのが残念.ユビキタスを要素技術として大きな役割を果たしたとしている点や,社会主義の破綻と新自由主義の破綻を同列で論じている点,その上で,第3の社会モデルが共生社会としている部分は,どうにも論旨に無理があると感じた.もう1つ,気色悪い気分になったのが,「ウェラブル・ユビキタスコンピューティングによる近未来のくらし」である.私はここに予言されたような,人間がアンドロイドになるかのようなイメージには気持ちが悪い印象を受けた.(大垣憲俊)
 
■竹内先生と和田先生のインタビュー記事で,全国大会をお祭りとして楽しむという話があり,自分が最近は「何事も楽しんでしまおう」としていないことに気づきました.貴重な時間を費やすわけですから,研究や開発も楽しんでやっていこうと思います. (匿名希望)
 
■全国大会の記念特集ということで,学会に古くからかかわる先生方の意見を拝見できました.教職としての教授や学生,研究者,企業の人間と,立場により学会に対する考え方が異なると感じます.それらの差異やこれからの学会方針について,引き続き特集していただければと思います. (匿名希望)
 
■今回は50周年記念特集号ということで記念大会についての特集が組まれていたのですが,この記念大会は私が初めて参加・発表させていただいた学会イベントだったこともあり,とても興味が持てました.なかでも,写真を使った“全国大会発表方法の移り変わり”は見やすく,とても面白かったです.特に驚いたのが手書きの論文です.私は平成生まれで物心がついた頃にはすでにパソコンがあったので,まさか今パソコンで入力して印刷しているあの長い文章を手書きで書いていたというのは本当に信じられません.また,そこからワープロ,OHP,プロジェクタが登場していくなど,その時その時でどのように学会が行われていたかが写真により伝わってきたので,見ていてとても楽しく,過去に思いを馳せました.(大竹杏奈)
 
■今回の特集は,50年という期間の変遷が写真などを使ってまとめてあり,知らなかった過去の状況を垣間見た気がします.発表環境が変わっていくのは,情報機器の発展を見るようでもあり楽しめました. (匿名希望)
 
■学会に初めて参加した時はしんと静まり返った部屋の中でとても緊張していました.しかし,特集の特別インタビューを読んで,今とは違い模造紙やOHPのスライドを使用してた時代の学会の現在とはまるで違う雰囲気に驚きました.発表を楽しむということはいつでも重要なことだと思います.(匿名希望)
 
■IPSJの全国大会の変遷が,学術成果への興味とも並行して面白い.特に黎明期の頃の写真など他にもあれば,今後も見せていただきたい.(皆月昭則)
 
連載「古機巡礼/二進伝心 平成21年度情報処理技術遺産および分散コンピュータ博物館認定式」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■昔の情報分野において活躍したさまざまな機器やソフトウェアが取り上げられていましたが,平成生まれの私にとっては初めてみるものも多かったため興味深く拝読しました. (大竹杏奈)
 
トピックス「情報処理学会が日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■コンピュータ将棋の日本将棋連盟への挑戦は興味深い.対戦が楽しみであるとともに,コンピュータ将棋の進化(アルゴリズムや処理速度など)に関する解説も期待している.(坂川浩二郎)
 
トピックス「記念大会を終えて」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■個人的な話で恐縮ですが,今回の大会は私が参加も含めて初めて発表をさせていただいた場であり,また,その発表にたいして学生奨励賞をいただくなど,大変思い入れのある学会行事です.そのため,この大会が大成功を収めたということをとても嬉しく思います.(大竹杏奈)
 
報告「最近の情報システム教育研究 ICIS2008からJ07-ISを見る」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■情報システム教育についての報告がなされており,テーマとしては興味深いものであったのですが,報告という体裁をとっているためか当該分野についての知識があることを前提に書かれているように感じ,記事の内容がすんなりとは頭に入ってきませんでした. (大竹杏奈)
 
コラム「"I" 見聞録 ウェブ学会」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■学会にもさまざまな形態があること,また,ウェブについて論じるべきさまざまな観点があることが書かれており,興味深い記事でした.(大竹杏奈)
 
委員会から「出版物オンライン化の時代を迎えて」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■「出版物のオンライン化の時代を迎えて」は,ある意味でリンクしており,情報処理技術の進化によってより深化することを祈りたい.(桝田秀夫)
 
■電子書籍,電子出版への関心が高まる中で「出版物オンライン化の時代を迎えて」は,現状と取組みがよく分かる良い記事でした.NIIとの連携などによって,取り組まれる現状が分かり,参考になりました.慎重な取組みや検討も必要ですが,先進的な取組みを実践する組織であってほしいと願っています.モニタとなり,iPadやiPhoneでも読めればと…と思うこともしばしばです.研究会のサイトや既存の論文がより有機的に結びつき,知を創造するツールとして,学会誌が魅力的なものになることを期待しています. (高橋慈子)
 
会誌の内容や今後取り上げてほしいテーマに関して,以下のようなご意見やご要望をお寄せいただきました.今後の参考にいたします.
 
■普通の回と違って,専門性が高かった様な気がします.(匿名希望)
 
■未分化ながら,これまでの枠を超越するような,新たなシステム論の可能性を感じさせました.50周年にふさわしい,今後の展望に満ちた内容でした.(河野美也)
 
■カラーページである必要もない記事を多く見かけた.それらは白黒ページにするなどして経費を落とし,学会費を下げてほしい.(匿名希望)
 
■絵や図をもう少し多くしてもらえると読んでみようという気になります.(匿名希望)
 
■情報学教育(専門教育のみならず教養教育も)の最新動向について取り上げてほしいと思います. (水野光朗)
 
■1つのテーマを時間軸に沿って(歴史的視点から)扱うようなこともしていただきたい(可能な範囲で). (人見憲司)
 
■GPGPUやCELLなどを含めた並列処理の現状と今後の展望や,将棋,囲碁などの思考アルゴリズムの動向. (匿名希望)
 
■数学者や数理科学者からみた情報処理や,物理学者からみた情報処理など,情報処理という分野に期待するもの,または今後どう協力体制をとっていくかを知りたい. (匿名希望)
 
■将棋の状況は掲載してほしい.(矢野博司)
 
■スマートグリッドなどエネルギー行政,分野における取り組み(とくに信頼性の確保のための設計や実験への観点から)を希望します. (匿名希望)
 
■IT技術と社会生活が上手にマッシュアップされている研究テーマがどういったものがあるのか,また,最新動向を知りたいと思っております.(たとえばライフログなど個人に関する情報を得るために,どのような情報を取得する技術が開発され,またどのようなデバイスを使用しているか,などの研究テーマを取り上げていただきたいと思っております.)(匿名希望)
 
■「情報処理技術の未来地図」の続編.提言された内容を抽出して表にまとめて,コメントを募集して,マップを洗練する等.(匿名希望)
 
■現在の日本の状況を変えるのは,ベンチャー企業と考えます.アメリカのベンチャー企業は,年に100万社以上設立されていると聞きます.それに比較すると,日本はかなり少ないと思われます.なぜ,アメリカではソフトウェア技術者がなりたい職業の1位に選ばれているのに対し,日本では低いのでしょうか?日米比較や日米欧韓中台などの比較を行い,ソフトウェア技術者の最新事情を採り上げてほしい.(石澤隆範)
 
■個人的には電子産業等の将来の基幹産業になるのは,ロボット産業と考えています.それは情報通信技術と密接に関係して発達していくと予想されます.日本がロボット産業のリーダーとなるためには,国際標準化と規制緩和(実用化実験のため)が必要です.この国際標準化の動向やサービスロボットが普及するための規制緩和の特集をやってほしい.(石澤隆範)
 
■会誌の広告ページはもっと増やしてもいいのではないだろうか.広告には,時代を反映した資料価値も生じると思う.(大垣憲俊)
 
 
 
 
ご意見・ご感想はアンケートページでも受け付けております.ぜひ皆様のお声をお寄せください.