11月号(Vol.51 No.11)へのご意見

Vol.51 No.11へのご意見

今月の会員の広場では,11月号へのご意見・ご感想を紹介いたします.まず,特集「音声認識技術の実用化への取り組み」については,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.

 
■Youtubeのビデオレクチャにgoogleの字幕が作成されているものがあり重宝しています.これは自動翻訳技術のようですが,日本語の講義の字幕化はどれくらい進展しているのか,と感じました.音声技術は幅広い分野をカバーするとは思いますが,応用分野によって製品や評価版のリリースに至るまでの道のりが分かると良いかなと感じました.(古瀬慶博)
 
■技術・研究動向を整理するのに役立った.(石澤隆範)
 
■興味深く読ませていただきました.さらに音声認識技術が普及し,携帯電話等の端末が小さく使いやすくなると良いように思いました.(匿名希望)
 
■音声は,機器への直接操作なしに人の意図を伝えることができる有用なツールとなる可能性を持っている.そのため,音声を発することのできるすべての人(乳幼児や高齢者も含む)がユーザとなり得る.しかし,著者の方々も指摘している通り,「コマンドとしての音声」と「それ以外」を識別するのは現状ではかなり困難である.今後,どのような対策を立てることで課題を乗り越えていくのかを見守っていきたい.また,医療関係では需要が高いと思われるので,11編の筆者である平沢氏が指摘しているように,「製品やサービスの中で使われる」ことで音声インタフェース技術が鍛えられていくことに期待したい.(匿名希望)
 
■技術が製品に結びつかないという印象が強い事例の1つとして音声認識があるが,その現状や問題点を指摘する良い企画であると考える.こういった内容の特集は基礎技術を製品へと結びつけるための視点を与える点で好ましい.(匿名希望)
 
■音声認識について,応用面での課題は数多く残っているものの,技術面では着実に進歩していることがよく分かりました.直感的なインタフェースという意味で,拡張現実感などとの連携が急速な発展につながる予感がします.潜在的にとても需要のある分野なので,今後の進展には興味があります.(匿名希望)
 
■世界の自然言語の中で,日本語は形態音素数が比較的少ないという研究報告を出発点として,走り続けてきた日本の音声認識研究だといわれております.しかし,1970年代には日本語持有の多量な同音異義語を意味ごとに特定する難しさが,研究者の間で指摘されました.
今回の音声認識の特集では,やはりこの30〜40年前から議論されてきたはずの急所については,ほとんど触れられていません.ただ音声データから平仮名データに変換する過程で,技術的な新しい試みについて少々触れているぐらいだと思われます.
これでは全国の会員読者の興味を引くことは難しいのではないでしょうか.私も自宅にある複数のパソコンに,某メーカ製の音声認識ソフトを入れてはいますが,特に不特定話者の認識では,とうてい実用とはほど遠いというのが実感です.
今回Juliusの話題も少しありましたが,数年前に私が試したJuliusでは,一体これは何をするためのソフトなのかすら分からないという,悲惨な状態だったと記憶しています.最近は「あいうえお」ぐらいは認識できるようになっているのでしょうか.
何はともあれ,今回の執筆者がほとんど国税を浪費しない(であろう)民間団体からの寄稿ということで,これが日本語音声認識研究の唯一の救いではないかと感じています.(匿名希望)
 
■「1.音声認識技術の実用化への取り組み」は非常にタイムリーな内容であった.しかも,原理とツールや応用分野の紹介,実用化への課題まで含んで,俯瞰的に説明してあり,この分野の状況がとてもよく分かった.ついでに記事に紹介されていた,情報処理Vol.45,No.10(Oct.2004)の特集「音声情報処理技術の最先端」も電子図書館からダウンロードして読み進めているが,今号と合わせて,専門書数冊分の情報量がありそうで,得した気分になった.(大垣憲俊)
 
■人の肉声はそのときの気分でさまざまに変化する.その変化をコンピュータが認識することは,たやすくないと思う.しかし,カーナビや,さまざまな日常生活の中で,音声対話をコンピュータと行うことによってより効率的に作業できるという状況は多々あると思う.音声認識技術のさらなる進展を期待する.(匿名希望)
 
■音声認識技術の現在の仕組みや課題がよく分かった.全体的に,もう少しコンパクトでも良かったと思う.(坂川浩二郎)
 
■音声認識の実際の利用が少ないのは,エラーが多いという理由のほかに,実際はボタン1つ押すだけで済むようなことを明解な言葉にして指示しなければいけないという点にも問題があるような気がした.一方で,自動車の運転時のように目も手もふさがっているときには,とても便利だと思うので,使えるところだけでなく必要なところから採用していくと利用率も高くなるのではないかと思った.(匿名希望)
 
解説「電子書籍出版の現在(いま) 〜作家と技術者の両視点からの体験」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■電子書籍出版の解説は,作家であり技術者である著者の立場もあり,分かりやすい内容であった.今後,この分野の将来展望などの特集記事があれば,ぜひ読んでみたい.(坂川浩二郎)
 
連載「プログラミング,何をどう教えているか:文理融合学科におけるプログラミングの導入教育」および「関数型言語 Standard ML のプログラミング教育」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■プログラミング教育の現状に大変興味があります.教育がプログラムコードを書くことに偏っていては,ソフトウェア産業の将来は暗いです.良い設計や良いコードを教育することが重要であり,そのあたりの問題を掘り下げていただけることを期待します.(阿南佳之)
 
■担当する講義の参考になった.(匿名希望)
 
■「プログラミング,何をどう教えているか」は,毎回非常に楽しみにしています.それぞれの教育機関における特徴や工夫が見られ,参考になる部分も多々あります.欲を言えば,企業における新人教育の事例紹介なども欲しいところです.大学の考える教育と企業の望む教育のギャップも見えてくるのではないでしょうか.(匿名希望)
 
■プログラミング教育についての連載記事は,大変参考になりました.(匿名希望)
 
報告「情報処理学会50周年記念全国大会企画セッション“学会誌「情報処理」の未来”の報告と今後の学会誌の未来について」につきましては,以下のようなご意見・ご感想をいただきました.
 
■川合慧先生のお話は,私のアンケートでの指摘と似ているような気がして,強く共感を覚えた.学会関係のイベントにほとんど出席しない私にとっては,この記事のように,現在,どのような議論があるのかが分かることが重要だと感じる.たとえば,このアンケート結果についても,掲示板のような見せ方をするなら,もっと議論を深めることができるのではないだろうか.(大垣憲俊)
 
会誌の内容や今後取り上げてほしいテーマに関して,以下のようなご意見やご要望をお寄せいただきました.今後の参考にいたします.
 
■暗号の鍵管理についての解説をお願いしたい.(匿名希望)
 
■ブロードバンドが普及し,他言語のテキストや音声データがネットワークを通してやりとりされる時代となった.最新の機械翻訳の現状を知りたいので特集してほしい.(石澤隆範)
 
■ニューロコンピュータなど,最新のコンピュータの実状と今後の動向について知りたい.(人見憲司)
 
■教育,特に,大学学部初年時導入教育における情報教育のありかたについて,具体的事例を踏まえた上での論説を取り上げてほしいと思います.(水野光朗)
 
■現代の産業に応用されているLispを取り上げてほしい.(馬目洋一)
 
■今回は,「音声認識技術の実用化への取り組み」に関する特集でしたので,ぜひ,「画像認識技術の実用化への取り組み」についても特集していただければと思います.(匿名希望)
 
■国際学会についての動向や特集記事があると,海外に対して臆することなくどんどんチャレンジする気持ちになるのではないかと思いました.(匿名希望)
 
 
 
 
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