2019年度役員改選の投票について

2019年度役員改選の投票について

1. Webサイトの投票画面記載の候補者は理事会で推薦する方々です. 
以下の役員候補者名簿および担当業務詳細等をご参照のうえ, 選定する役員候補者について, 
圧着はがきで送付の「Web投票のお願い」にある手順を参考にWeb投票にてご投票ください. 
 
2. 投票は,2019年2月28日(木)24:00までを有効とします. 
 
※「Web投票について」 のFAQ⇒こちらから
※「役員担当業務等詳細・2019年度留任役員および退任役員名簿」⇒こちらから (PDF)
 
  • 役員改選候補者名簿

    役職名

    改選定数

    氏名 所属
    会長候補 1 江村 克己 NEC取締役 執行役員常務 兼 CTO
    副会長候補

    1

    中川八穂子* (株)日立製作所 研究開発グループデジタルテクノロジーイノベーションセンタ シニアプロジェクトマネージャ
    理事A候補 8(内2名は女性) 窪田  歩 (株)KDDI総合研究所 サイバーセキュリティグループ グループリーダ
    本田新九郎 NTTサービスエボリューション研究所 主幹研究員
    清水 佳奈* 早稲田大学理工学術院基幹理工学部 教授
    西山 博泰 (株)日立製作所 研究開発グループデジタルテクノロジイノベーションセンタ 主管研究員
    高橋 尚子* 國學院大學経済学部 教授
    田中 淳裕 NEC 中央研究所 価値共創センター センター長代理
    下條 真司 大阪大学サイバーメディアセンター 教授/センター長
    長  健太 東芝デジタルソリューションズ(株) ソフトウェア&AIテクノロジーセンター システム&サービス技術部 主査
    菅沼 拓夫 東北大学サイバーサイエンスセンター 教授
    斉藤 典明 東京通信大学情報マネジメント学部 教授
    小林  透 長崎大学 副学長(情報担当)/大学院工学研究科電気情報科学部門教授/ICT基盤センター長
    鵜林 尚靖 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授
    白石  陽 公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授
    辰己 丈夫 放送大学情報コース 教授
    山之上 卓 福山大学工学部 教授/工学研究科長
    木原 民雄 昭和女子大学生活科学部 教授
    理事B候補 1 西垣 正勝 静岡大学創造科学技術大学院 教授
    理事C候補 1 伊藤  智 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長
    理事D候補 1 小野寺民也 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 副所長
    理事E候補 1 鬼塚  真 大阪大学大学院情報科学研究科 教授
    監事候補 1 渡辺  尚 大阪大学大学院情報科学研究科 教授
    稲村  浩 公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授

    ※[候補者名(ローマ字,*は女性),出身校学部卒年,勤務先および役職名(2019年1月現在),略歴・抱負等 ]


    ■会長

    江村 克己(EMURA, Katsumi)(東大1980卒) NEC取締役 執行役員常務 兼 CTO

    [略歴] 1982年東京大学大学院修士課程修了, 日本電気(株)入社. 光通信システムの研究開発に従事. 研究企画部長, 知的資産統括本部長, 執行役員 兼 中央研究所長を経て, 2016年より現職. 現在, 総務省情報通信審議会委員, JST AIPネットワークラボ長, 京都大学経営管理大学院特命教授, 経団連未来産業・技術委員会企画部会長, COCN実行委員. 工学博士(東大).
    [抱負] デジタル化による社会の変革が急速に進んでいます. この変革を支えるのがAIやIoTをはじめとする情報処理技術です. 情報処理の研究者, 技術者が, 他の多くの領域の人たちとコラボレーションを進めることにより, 想像を遥かに超える大きな変革を実現できます. 情報処理技術がもたらす価値を如何に多くの人たちに理解, 活用いただくかが鍵になります. これまでの活動の範囲を超えた取り組みが, さらなる飛躍につながります. 本学会は, 産学官の異なるメンバーが数多く集う場として, これまでも大いなる役割を果たしてきていますが, そこに他分野の方々や老若男女を問わず広く市民に参画いただくことで新たな展開がひらけます. 研究開発のみならず, 社会の受容性や人材育成, デザインについての議論にも積極的に取り組むことが必要になります. 情報処理技術ならびに本学会が持つ価値を再認識し, 活動をより拡げることで, 本学会が影響する価値は何倍にも高まると確信します. そのような活動を, 多くの意のある学会員の皆様と一丸となって進めていきたいと思います.

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    ■副会長

    中川八穂子*(NAKAGAWA, Yaoko)(東大1981卒) (株)日立製作所 研究開発グループデジタルテクノロジーイノベーションセンタ シニアプロジェクトマネージャ

    [略歴] 1981年東京大学理学部卒業, 同年日立製作所神奈川工場入社, スパコンや大型計算機開発に従事. 2008年中央研究所組込みシステム基盤研究所長等を経て 2015年4月より現職. この間文科省HPCI計画推進委員会構成員やJST CREST 領域アドバイザー等にも従事. 2016年度-2017年度本会理事.
    [抱負] 2016年度から2年間総務理事を務めさせていただきました. その経験から本学会の課題をいくつか認識しました. 第一の課題は企業所属正会員の減少です. これは定年退職等に伴い退会される会員数が, 新たに正会員になる方の数を上回る為です. 連続セミナーやCITPという資格制度等の充実を図ってきてはおりますが, 更に企業会員むけイベントの見直し等が必要と感じています. 第二の課題は, WorldwideのITをとりまく変化スピードに対し, 学会運営の刷新が追い付いていないことです. これは第一の課題の要因にもなっています. 刷新には学会の基盤である研究会運営を変えていく(例えば新たな研究会を作る)必要がありますが, 研究会-領域委員会-調査運営委員会-理事会と多層レイヤの意思決定を経なければなりません. 研究会で現場の運営に携わっている方々からの提案を吸い上げやすい意思決定プロセスに変革したいと思います. これらの課題の解決に対し, 今迄の企業での研究開発や総務理事としての経験を活かし, 正会員の満足度をあげ新規会員が魅力を感じる学会となるよう, 微力ながら務めて参る所存です.

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    ■理事A

    窪田  歩(KUBOTA, Ayumu)(京大1993卒)(株)KDDI総合研究所 サイバーセキュリティグループ グループリーダ

    [略歴] 1995年国際電信電話 (現KDDI) 入社, 以来KDDI研究所にてインターネット技術, ネットワークセキュリティなどの研究開発に従事. カリフォルニア大学バークレー校客員研究員(2003年-2004年). 本会モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事(2011年-2014年),同研究会運営委員(2015年-)などを歴任.
    [抱負] 様々な社会インフラやサービスの維持や発展に情報処理技術が欠かせないものになっています. 特にIoTの普及などで従来情報通信と縁の薄かった分野でもICTの活用が進んだこともあり, 分野や業界の垣根を越えた連携の重要性が高まっています. 私が携わっているセキュリティの世界でも, 異なる分野の専門家の知見や産学の連携が必要となる課題に直面する場面は多く, 本会のコミュニティとしての役割への期待は益々高まっていると感じます. 企業の立場で研究開発に携わってきたこれまでの経験を活かし, 本会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

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    ■理事A

    本田新九郎(HONDA, Shinkuro)(慶大1993卒) NTTサービスエボリューション研究所 主幹研究員

    [略歴] 1998年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了. 博士(工学). 日本学術振興会特別研究員(1997年-1999年). 1999年NTT入社, 高臨場感通信システムの研究開発に従事. NTT研究企画部門等を経て2015年より現職. グループウェアとネットワークサービス研究会運営委員(2014年-), DICOMO2019シンポジウム実行副委員長などを歴任.
    [抱負] 日本においては2020年の東京五輪や2025年の大阪万博とビッグイベントを控え, 技術革新のマイルストンを迎えようとしています. また世界に目を向けると少子高齢化やエネルギー, 環境, 食糧問題等々の社会的課題はもちろんのこと, 個人の生活に直接関わる事柄においてもまだまだ解決すべき課題は多く, 解決のためには様々な分野の英知を集結する必要があります. 課題解決にたどり着くためには産学官といった立場の違いや研究分野の違いを超えていかなければならない時代になり, 私自身, 業界や人, 研究成果等を「つなぐ」という仕事をする機会が増えてきました. 本学会が, 情報処理技術の専門家に加えて多様なバックグラウンドを持つあらゆる分野の専門家が参画し, お互いの立場を超えて課題解決へ向けて議論する場としてのプラットフォーム機能を担い, 拡大していければと考えております. 本会および情報処理分野の発展, そして社会課題の解決に少しでも寄与できるよう, 尽力してまいります.

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    ■理事A

    清水 佳奈*(SHIMIZU, Kana)(早大2001卒) 早稲田大学理工学術院基幹理工学部情報理工学科 教授

    [略歴] 2006年早稲田大学より博士 (工学) 取得.同年, 産業技術総合研究所入所.メモリアルスローンケタリング癌センター客員研究員, 早稲田大学准教授を経て現職. 2010年-2011年日本バイオインフォマティクス学会理事. 平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞受賞.バイオインフォマティクスの研究に従事.
    [抱負] 情報処理技術は, 今や, 利用されていない分野を見つけるのが難しいほど多くの分野に広がり, 各分野においてはそれぞれ特色のある発展を遂げて単純な道具以上の役割を担うようになっています. こうして多方面に蓄積された叡智を集め,互いに結びつけることができれば, 情報処理技術のさらなる発展が期待できます.したがって, 情報処理学会では多様な価値を受け入れ, それらをつなぎ合わせる機能がますます重要になると思います.計算機科学と生物学の学際分野で活動を続けてきた経験を活かし, 微力ながら異分野の交流促進に貢献できればと思います.昨今は, SNSのおかげで誰もが気軽にコミュニティを形成できるようになりました.そのような中, 学会という, 社会的に責任を持つ組織だからこそ提供できる交流の場とは何かを皆さまと見出し, その形成に尽力してまいりたいと思います.

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    ■理事A

    西山 博泰(NISHIYAMA, Hiroyasu)(筑波大 1988卒) (株)日立製作所 研究開発グループデジタルテクノロジーイノベーションセンタ 主管研究員

    [略歴] 1993年筑波大学大学院工学研究科電子・情報工学専攻博士課程修了.同年株式会社日立製作所入社.スーパコンピュータ向けコンパイラ, アプリケーション実行基盤, プログラム解析等の研究に従事.近年はIoTプラットホームに関するOSS活動に従事. 博士 (工学) .
    [抱負] 情報処理技術が社会の隅々にまで浸透し, 社会の利便性や効率性を高めるだけでなく, 私たちの生活様式にも多大な影響を与える重要な技術としてその発展と活用が期待されています.理論的な研究を基盤とした長期的な基礎研究が技術革新のために引き続き重要であることに加え, 近年注目を集めているクラウド, IoT, ビッグデータ, AIのような技術によって実社会のさまざまな課題の解決に対して情報処理技術の研究活動がどのように貢献できるかが問われていると思います.このような点から, これからの情報処理技術研究や応用の中核を担う研究者を育成し, アカデミアと産業界とがより密接に連携して社会問題解決へ結びつける場として本会の役割はますます重要性を増していくものと考えます.私は産業分野での研究開発活動やOSS分野での活動経験を活かし, 本会における実践的な情報処理技術の振興に微力ながら貢献できればと考えております.

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    ■理事A

    高橋 尚子*(TAKAHASHI, Naoko)(東京女子大1980卒) 國學院大學経済学部 教授

    [略歴] 大学在学中に女子大初のマイコンクラブを結成. 卒業後, 女性SE第一期生として富士通入社, 業務システムの移行や標準化に携わる. その後ASCIIでビジネスパソコンスクール開校, OAインストラクタを経て, ライティング業のナウハウスとして独立. 1995年から大学で非常勤講師を始め, 2007年から國學院大學経済学部で情報教育に就く.
    [抱負] いまや多くの人がコンピュータを意識することなく, 情報システムの末端を触り, 情報を操っている. 中学時代に銀行の電算室に勤める隣のお姉さんにあこがれ, 大学時代にボードマイコンを制作し, バイトでプログラムを作って稼いだ. こんなに楽しく, ステキなものを世の中の多くの人に伝えたい!というのが頭に浮かんだ. メーカーのSEのままでは多くの人に伝わらない. そこで, パソコンスクールの開校, OAインストラクタ, マニュアルの制作, 教材の作成, 雑誌・書籍の執筆と, 広く人に伝えることを仕掛けてきた. そして, 大学教員になり, 文系学生を中心に情報に関する教育を通して社会の大半を構成する人達に, デジタルではなく情報(インフォメーション)の利活用を伝えている. また, 情報入試委員会で高校生へ裾野を広げる一旦を担えるまできた. あと一押し, この学会から社会に向けて, もっと「楽(らく)」で楽しい情報の利活用, 「インフォメーションネイティブ」な未来を先導するようにしていきたい.

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    ■理事A

    田中 淳裕(TANAKA, Atsuhiro) (東大1990卒) NEC 中央研究所 価値共創センター センター長代理

    [略歴] 1992年東大院・情報工学・修士修了, 同年NEC入社. 大規模システム性能評価, スマートグリッド, 耐災害向け自律通信網等の研究開発に従事. 現在, コア技術のソリューション構築・推進活動を担当. 本会システム評価研究会(EVA)運営委員(2007年-2010年), FIT実行委員(2011年) などを歴任, 2015年より本会JIP編集委員(情報システムグループ).
    [抱負] 社会生活のいたるところで情報処理技術が活用されてきています. スマートフォンは生活の一部となり, 高度な認識・分析技術を活用したサービス, 例えば自動運転等が社会機能の一つとなる日も近いでしょう. 情報処理に関する研究は, 単に新しい機能を実現するために要素技術の実現方法や性能・効率を追求するだけではなく, 同時に社会における技術の位置付けを考慮しながら, 技術を通じて社会がどのように変革し, 新しい社会が構築されるかを考慮する必要があります. このような中で本会は, 新たな社会価値の創造を実現すべく, アカデミアと産業界がお互いの得手不得手を理解し合いながら, 実社会の課題を解決し, 社会にイノベーションを起こす「場」としての機能が求められています. 私はこれまで企業研究者としてコンピュータや通信を始めスマートグリッド等の研究活動に取り組んできました. その中で得たアカデミアと産業界の連携経験, および本会でのこれまでの活動経験を生かしながら, 更なる本会の発展に貢献したいと考えております.

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    ■理事A

    下條 真司(SHIMOJO, Shinji) (阪大 1981卒) 大阪大学サイバーメディアセンター 教授/センター長

    [略歴] オブジェクト指向とインターネットに始まり, 応用からネットワークアーキテクチャを考える研究に取り組んでいる. 研究と社会実装の両立に興味があり, 総務省でのスマートIOT推進フォーラム, 大阪大学や大阪うめきたでのIOT実証実験に取り組んでいる.
    [抱負] AIやIOTにより社会が大きく変革しようとしている今, 情報通信技術の深い理解が色々な分野で必要とされています. それと同時にプロフェッショナルな本学会も様々な分野との関わりを広げることが求められています. さらに, 情報通信技術を必要としている世代も初等中等教育から学び直しまで広がりを見せています. このような社会の強い要望に答えていくことが本学会の使命であり, そのためには, 当たり前ですが, これまで以上に産官学民の密な連携が必要だと思っております. 本会がその一助となるために, 微力ながら協力ができればと思います.

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    ■理事A

    長  健太(CHO, Kenta)(早大1995卒) 東芝デジタルソリューションズ(株) ソフトウェア&AIテクノロジーセンター システム&サービス技術部 主査

    [略歴] 1997年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了. 同年(株)東芝入社. エージェント技術, コンテクストアウェア技術, 音声認識技術の研究開発に従事. 博士 (工学). 会誌編集委員会 基礎・理論分野 委員 (2008年-2009年), 同幹事 (2010年), 同主査 (2011年), などを歴任.
    [抱負] 情報処理技術が広く社会に浸透した今, 次々に生まれる新しい技術が我々の生活のあらゆるところにすぐ適用される時代となりました. 斬新なAI技術によって今までのコンピュータでは見えなかったものが見え, 分からなかったことが分かるようになり, その技術がIoTを通じて産業界から日常生活までありとあらゆるところに使われるようになる. そのサイクルは今後どんどん速くなっていくでしょう. このような技術革新の速度を向上させていくためには, 学術界を中心に生まれる先端技術と, 産業界を中心に生まれる課題・データを共有し, すばやく活用できる場が必要と考えます. 学術領域と産業領域の橋渡しの場として, これら領域から多くの人が集い新しい技術を共有・発展させていく場として, 情報処理学会は今後ますます重要になります. 企業における研究開発に携わってきた経験を活かし, 本会の発展に微力ながら貢献していきたいと思います.

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    ■理事A

    菅沼 拓夫(SUGANUMA, Takuo) (千葉工大1992卒) 東北大学サイバーサイエンスセンター 教授

    [略歴] 1997年千葉工業大学大学院修了. 博士(工学). 2010年より現職. マルチエージェントシステム, やわらかい情報通信システム等の研究に従事. マルチメディア通信と分散処理研究会幹事・運営委員, DPSワークショップ委員長, 東北支部会計幹事・庶務幹事・支部長, 第75回全国大会実行委員会幹事などを歴任.
    [抱負] これまで本会マルチメディア通信と分散処理研究会における活動を中心に, 論文誌特集号やワークショップの企画・編集・運営等を行ってきました. また, 東北支部長を務めるとともに, 当地域で開催される全国大会, 支部連合大会等のお手伝いを積極的に行ってまいりました. 以上のような経験から, 学会活動の本質は研究会活動と支部活動にあるという確信を持っております. すなわち, 研究面および地理面でのそれぞれのローカルコミュニティである研究会と支部で「顔の見える」密な活動をより充実させ, ボトムアップに全体を活性化させることが, 学会の魅力をさらに高めることに繋がるのではないかと思っています. 特にジュニア会員向けの施策においては, 地元の小・中・高生との繋がりを最大限に利用して学会の活動をPRすることが重要と考え, 支部の活動の一環として, 仙台市内で開催される子ども向けサイエンス系イベントに出展するなどの活動を行っています.地方選出の理事として, 地域と本部の橋渡し的な役目も果たせていけたらと思っております.

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    ■理事A

    斉藤 典明(SAITO, Noriaki) (法政大1988卒) 東京通信大学情報マネジメント学部 教授

    [略歴] 1990年法政大学大学院修士修了. 同年, 日本電信電話(株)入社. 以来, 知識共有, ネットワークサービス, 情報セキュリティの研究開発に従事. 1999年奈良先端科学大学院大学博士課程修了, 博士(工学). 2017年よりグループウェアとネットワークサービス研究会主査, 2018年より東京通信大学教授, 現在に至る.
    [抱負] 情報処理技術は, 以前の理工系の分野から, 現在は, 誰でも知らなければならない分野にまで発展したと思います. 情報処理技術を使うことで世の中がますます便利になって来ていますが, シンギュラリティに代表されるように, 将来の人間の立ち位置に不安を持っている人たちもいると思います. 一方で2020年から小中学校でプログラミング教育が必修化されるように, 情報処理技術を活用できる人材は, 自然と増えていくと思います. 情報処理技術を自分の能力として身に着けることで, 表面的な使い方にとどまらず, 発展的な機能を実現し, 社会に変革をおこすような人材も生まれることが期待できます. 来るべき社会では, 情報処理学会が情報処理技術の発展において中心的な役割を担うことが, 期待されると思います. 現在, 私は, 企業人を卒業し大学教員になりました. 企業人として修得した情報処理技術に関する知識を, 研究と教育の中で世の中に広めたいと思っています. 研究活動においては情報処理学会を軸足にしており, 情報処理学会において貢献できればと思います.

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    ■理事A

    小林  透 (KOBAYASHI, Toru) (東北大1985卒) 長崎大学 副学長(情報担当)/大学院工学研究科電気情報科学部門教授/ICT基盤センター長

    [略歴] 1987年東北大学大学院工学研究科修士修了. 同年NTT入社. 以来ソフトウェア生産技術, 情報セキュリティ, データマイニング, IoT研究に従事. 2013年より長崎大学教授. 本会シニア会員(2015年), コンシューマ・デバイス&システム(CDS)研究会運営委員, 編集委員, 幹事を歴任. 博士 (工学).
    [抱負] 2013年にNTTを退職し, 長崎大学の教員になって気付いたことは, 地方にはやる気のある優秀な人材は多いが, これらの人材をうまく引っ張り上げられていないと言うことです.そこで, 私は, 長崎大学の情報担当の副学長として全学のIT教育のみならず, 地域の社会人を対象としたIoT, 人工知能, ビッグデータに関する学び直しの教育プログラムに力を入れています.2018年度には, 25名定員のところ35名の受講希望者を得て実施しています.また, 2020年春には情報系新学部の創設を目指しています.地方に定着した優秀な人材が, 学会活動を通して他地域の人たちと結びつきを深めていく, つまり, これまでの首都圏偏重の学会活動を地方人材中心の活動に変革していくことが, サステナブルな学会運営のキーポイントになると考えています.これがひいては, 日本のIT産業の競争力向上につながるものと確信しています. これからの情報処理学会の活動が地方から活発になるよう, 微力ながら尽力したいと考えています.

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    ■理事A

    鵜林 尚靖 (UBAYASHI, Naoyasu) (広島大1982卒) 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授

    [略歴] 1999年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了. 博士 (学術) . 1982年4月より2003年9月まで(株)東芝にてソフトウェア生産技術の研究開発および普及に従事. 2003年10月九州工業大学情報工学部助教授. 2010年3月より現職. ソフトウェア工学研究会幹事 (2011年-2012年) , 同主査 (2013年-2016年) , 第81回全国大会プログラム委員長, などを歴任. 山下記念研究賞受賞 (2003年) . 本会フェロー (2015年) .
    [抱負] 私が最初 に本学会で研究発表を行ったのは1984年に仙台で開催された全国大会でした. 会社に入社したての頃に開発したコンパイラに関するものです. 今考えると研究と呼べるレベルの内容ではありませんでしたが, 当時は自分のようなものでも学会で発表できたのだという想いで大変嬉しかった記憶があります. その後, 機会があって研究者への道を歩むことになりましたが, 本学会には大変お世話になりました. 本学会の研究会で発表したり, 論文誌に投稿することは研究を進める上で大きな励みになりました. しかし, 残念ながら最近の本学会は研究成果の発表の場としての魅力が薄れてきたように感じられます. これはと思った研究成果は海外のトップカンファレンスや国際ジャーナルに投稿する研究者が多いのではないでしょうか? 私は, 本学会で活動していくことが国際的な研究成果に「ダイレクトに繋がっていく」仕組みが現在の研究コミュニティに求められているのではないかと考えます. 国内研究活動と国際研究活動をシームレスに繋ぐ仕組みです. もう国内学会の時代ではないと諦めるのではなく, トップカンファレンスの日本誘致増大, 本学会との共催, JIPとトップ国際ジャーナルとの連携などまだまだ努力できる余地はあります. もちろん一朝一夕で実現できるものではありませんが, 一歩踏み出すことは大切ですし, 私も微力ながら貢献して行きたいと思います. もう一つは, 未来のITを支えるジュニア会員向けに研究発表の機会を増やすことです. 小中学生が学校で作ったプログラムや彼ら彼女らの純真なアイデアをお互いに紹介し合う場があっても良いと思います. 学会は研究者や技術者だけのものではありません. 子供達がお互いに学び合う場を提供するのも学会の重要な役目だと考えます. 私は, 本学会で発表することがジュニア会員の励みになるような土壌作りにも貢献して行きたいと思います.

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    ■理事A

    白石  陽(SHIRAISHI, Yoh) (慶大 1994卒) 公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授

    [略歴] 2002年慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学. 博士(工学). 東京大学空間情報科学研究センター研究員, 助教を経て, 2009年より公立はこだて未来大学助教. 2016年より現職. 高度交通システム, 行動センシングに関する研究に従事. 本会論文誌編集委員(2014年-2017年), DPSワークショップ2017組織委員長などを歴任.
    [抱負] 情報技術は, 今や人の生活になくてはならない存在になりつつあります.交通, 観光, 農業, 漁業など様々な分野で情報技術を応用したシステムの研究・開発が進められています.社会インフラになりつつある情報システムを, 人が真に快適で安心な生活を享受できるような社会システムとしてデザインする上で, 異分野との連携や相互理解を深めながら学際的なコミュニティとして発展させることが重要であると考えています.また, 情報技術に関わる組織や世代を越えた人との新たな「つながり」を作り, 研究コミュニティとして醸成する場として, 本会の果たす役割は大きいと考えています.私自身のこれまでの学会との関わりを振り返ってみても, 研究発表や研究者・技術者との交流など, 学会という場で, その後の研究につながる出会いがあったように感じています.今後ますます社会での役割が重要となる本会のさらなる発展に向けて, これまでの学会活動の経験(DICOMO, マルチメディア通信と分散処理研究会, 高度交通システムとスマートコミュニティ研究会など)を活かしつつ, 大学人として研究・教育に関わる立場から微力ながら貢献できればと考えております.

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    ■理事A

    辰己 丈夫(TATSUMI, Takeo) (早大1991卒) 放送大学情報コース 教授

    [略歴] 博士(システムズ・マネジメント).1993年早大情報科学研究教育センター助手.その後, 神戸大, 農工大を経て2014年放送大学准教授. 2016年より教授(現職).コンピュータと教育研究会幹事, 情報処理教育委員会幹事, 教員免許更新講習委員会副委員長, 初等中等教育委員, 一般情報教育委員, 会誌編集委員, 教科書委員を歴任.
    [抱負] 本会が, 我が国, そして世界における情報学の深化・情報処理の普及・情報産業の形成に果たしてきた役割は大きいものです. いまや, 全世代にわたり, ほとんどの人が情報学に基盤を持った情報技術を利用した生活・仕事をしています. しかし, 次代を担う若い人たちが情報学を身に付けていくことも重要です. 一般向けの学校教育においては小学校でのプログラミング教育の実施, 高校の情報科における情報科学の重点化, 大学入試における情報学の出題があります. また, 現職教員への情報教育や, 教職課程での「情報教育法」の教育も重要です. こうした一般向けの教育の層が厚いほど, 専門教育は確固たるものになります. 本会は, このような情報学領域の普及活動を総合的に担うことが可能な, 我が国唯一の学会であると私は思います. 私は, これまで, 情報処理教育委員会, 初等中等教育委員会, 一般情報教育委員会などの各委員会やコンピュータと教育研究会の運営委員・幹事を担当してきた経験を活かして, これからも本会の発展に貢献したいと考えております.

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    ■理事A

    山之上 卓(YAMANOUE, Takashi) (九工大1982卒) 福山大学工学部教授/工学研究科長

    [略歴] 1987年九大大学院総合理工学研究科博士後期課程単位取得退学. 博士 (工学) . 九工大, 鹿児島大を経て2015年より現職. 情報基盤の構築と管理運営, 教育支援システムなどの研究に従事. 本会論文誌編集委員会委員 (2005年-2008年) ,インターネットと運用技術研究会主査(2009年-2012年)などを歴任.
    [抱負] 学会の大きな役割の一つは論文誌を発行することで有用な情報を速やかに公表し, 社会に貢献することだと思います. そのためにも査読時の「石を拾うことはあっても玉を捨てることなかれ」の精神はとても大事だと思います. 情報技術分野の進化の根源は, 専門家の努力だけでなく, アマチュアを含めた情報技術に強い関心を持っている様々な人々の活動によるところが大きいと思います. すでに情報処理学会では査読の改善や, 様々な人々を取り込む努力が行なわれていますが, この流れを一層進めたいと思います. また, 私はACM SIGUCCS 東京支部の設立にかかわり, 初代支部長に就任しました. ACM SIGUCCS は高等教育機関のICT環境の構築や管理運営や広報や利用者対応の担当者が集まる研究会で, SIGUCCS東京支部は本学会IOT研究会とも協調して活動しています. 2016年11月には SIGUCCSのHall of fame award をいただきました. これらの経験を元に日本の活動を世界に伝える部分でもお役に立てるのではないかと思っています.

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    ■理事A

    木原 民雄(KIHARA, Tamio) (青学大1989卒) 昭和女子大学生活科学部 教授 ※本人のページ(外部リンク)

    [略歴] 日本電信電話株式会社のNTT研究所を経て現職.東京大学にて博士(情報理工学).2019年度よりデジタルハリウッド大学教授(予定).マルチメディア通信と分散処理研究会幹事, DPSワークショップ委員長, 論文誌特集号委員長等歴任.山下記念研究賞, アルスエレクトロニカ・インタラクティブアート部門入選等.
    [抱負] 大学の学部のときに情報処理学会に入ってから30年余りが経ちました. 学会活動という場とルーティンとを得て, 優れた人々と出会い, お互いのスタイルや習慣の違いを知り, 姿勢やマナーを学び, 長い時間をかけて成長することができました. 日本の各地にでかけ, 楽しい時間を過ごす方法も教わりました. いまあらためて学会に求められることは, 基本となる帰属感を提供し, お互いを実体のある個人として認識しあうようにし, 交流の起点となるような仕掛けを継続することだと考えています. コミュニティの離合集散や新陳代謝を促し, 萌芽的な挑戦を共に守り育てていきたいです. 新しい仲間を増やすために, より若い世代のこどもたちや学生に向けた教育普及活動, 旧来のシステムが急速にアップデートされていくなかでの社会貢献活動, 今を生きる全ての人々へ届くようにアート&デザインの経験を活かした表現で楽しく情報発信していくことなどにも取り組みたいです. 健康で長く安心して研究者として過ごす幸せを重視し, 誠実さと優しさをもって進んでいきたいです.

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    ■理事B

    西垣 正勝(NISHIGAKI, Masakatsu)(静大 1990卒) 静岡大学創造科学技術大学院 教授

    ※調査研究運営委員会からの推薦
    [略歴] 1995年静岡大学大学院博士課程修了.博士(工学).2010年より現職.情報セキュリティに関する研究に従事.本会コンピュータセキュリティ研究会主査(2013年-2014年), 電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会委員長(2015年-2016年), 日本セキュリティマネジメント学会常任理事(2016年-)などを歴任.現在, 本会情報環境領域委員会財務委員.本会フェロー(2018年度).
    [抱負] 近年の情報技術の発展は, 世の中のすべてのエンティティをバーチャル(インターネット)に, あるいはフィジカル(IoT)に結合しました.結合されるエンティティが多くなるほどに, その結合が密になるほどに, それらの間に様々なユーザが関与し, 多様性とトレードオフが生まれることになります.このような時代の変容に合わせ, 情報処理学会もその役割を変化させながら, 進化し続けることが求められています.私は, 情報技術を更に加速させていくことと同時に, 情報技術によってつながるエンティティの間のグッドバランスを提供していくことが, これからの情報処理学会の大きな責務の一つとなってくると考えています.本会が, 国内外をつなぎ, 産官学をつなぎ, コミュニティ間をつなぎ, そして会員の皆様どうしをつなぐために進化するために, 微力ではありますが尽力させて頂きたく思っております.

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    ■理事C

    伊藤  智(ITOH, Satoshi)(千葉大1982卒) (国研) 新エネルギー・産業技術総合開発機構 技術戦略研究センター 電子・情報・機械ユニット長

    ※情報規格調査会からの推薦
    [略歴] 筑波大学大学院博士課程1987年修了. 筑波大学にて博士号を取得. (株)日立製作所にてコンピュータの利用技術に関する研究に従事. 2002年6月から産総研にてグリッド, グリーンIT, クラウド等の産業分野への応用研究に従事. 2017年より現職. 本会情報規格調査会にて2010年7月から副委員長, 2013年7月から委員長に就任し, ISO/IEC JTC 1の国内及び国際対応を推進. 2013年度より本会標準化担当理事.
    [抱負] 情報技術 (IT) は今では重要な社会インフラとなっていますが, 現在でもその領域は拡大し続けています. センサ, 携帯, 自動車, 家電, あらゆるものがネットワークにつながり (インターネット・オブ・シングス) , 多種・大量の情報が発信・収集・解析され (ビッグデータ) 様々な利活用に結び付けられてきています. また, 様々な産業領域で効率向上や環境負荷低減などへの情報技術の活用が進んでいます. このような状況で, 社会インフラとしての情報技術のあり方, 様々な応用システム・実社会とのインタフェースなど, 標準化の果たす役割は益々重要になってきていると認識しています. 本会情報規格調査会の委員長として, 産業界が発展するよう, 国際標準化活動をリードし, 情報処理学会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

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    ■理事D

    小野寺民也(ONODERA, Tamiya)(東大1983卒) 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 副所長 ※本人のページ(外部リンク)

    ※理事会からの推薦
    [略歴] 1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専門課程博士課程修了.理学博士.同年日本アイ・ビー・エム(株)入社.2017年より現職. 本会会誌編集委員(2012年-2015年), 論文誌プログラミング編集委員(2000年-2003年), プログラミング研究会幹事(2000年-2002年), プログラミング研究会連絡委員(1995年-1999年), 文献ニュース小委員会委員(1991年-1994年) などを歴任.
    [抱負] 1960年の本学会創立以来半世紀がすでに過ぎていますが, その間の情報化社会の進展は凄まじいものがあり, 本学会が果たしてきた役割も大きなものがあります. 今日においても情報処理技術による社会変革の勢いはとどまるところを知らず, IoTとAIを基軸にいわゆるSociety 5.0の実現に突き進んでいます. こうしたなか, 本学会の会員数は漸減傾向にあり, 過去15年で2割ほど減少しています. 本学会の持つパワーと社会に果たしうる役割を考えるとき, これはよろこばしいことではありませんが, 一朝一夕に解消できるものではなく, まさに長期戦略が必要なところであるといえます. 中長期的な視点にたった学会の安定運営に加え, 中長期的なグローバル化の推進, 新世代活動のサポート等において, グローバルIT企業での研究および研究マネジメントの経験, および, 本学会や他学会でのさまざまな活動経験を活かし, 微力ながら貢献したいと思っています.

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    ■理事E

    鬼塚  真(ONIZUKA, Makoto)(東工大1991卒) 大阪大学大学院情報科学研究科 教授

    ※理事会からの推薦
    [略歴] 1991年東京工業大学工学部情報工学科卒業. 同年, NTT 入社. 2000年-2001年ワシントン大学客員研究員, 2013年-2014年電気通信大学客員教授. 博士(工学) . データベースシステム, データマイニングの研究に従事. デジタルドキュメント研究会幹事 (2005年度-2008年度) , 本会論文誌データベース編集委員 (2007年度-2010年度) , デジタルプラクティス編集委員 (2016年度-2018年度) を歴任.
    [抱負] AI/ビッグデータ/クラウド技術を中心とした情報処理技術の発展と共に, 情報産業は目覚ましく拡大しつつあります. 情報系のスタートアップ企業が増加し, インターネット上では論文やソフトウェアなどの技術の情報が簡単に入手できるようになり, また, AIに関わる領域の国際会議では投稿数が1000を超える等, 社会状況の変化も急速に進みつつあります. 学会の普遍的な役割として, 1)世界的な研究成果を創出する土壌の形成, 2)情報産業の発展への貢献, 3)若手の人材育成があると考えており, 社会状況の変化に応じて学会はこの役割を実践する必要があると考えています. 私はこれまでの経験 (企業研究所20年, 大学5年, 留学1年) を生かして, 次世代の会員が研究と技術力を鍛え, 更に研究を社会に還元することで長期に渡って研究が行えるような仕組みを学会で支援したいと考えています. 本会と情報処理分野のさらなる発展に, 少しでも貢献できるよう取り組む所存です.

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    ■監事

    渡辺  尚(WATANABE, Takashi)(阪大1982卒) 大阪大学大学院情報科学研究科 教授

    [略歴] モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会主査 (2005年度-2008年度) , 理事 (2011年度-2012年度), 情報環境領域委員長 (2011年度-2012年度), 特集号論文誌ゲストエディタ等. 大阪大学大学院修了 (1987年) . 工学博士. 徳島大学, 静岡大学工学部を経て2013年より現職. 情報ネットワークに関する研究に従事. 本会フェロー (2013年度).
    [抱負] 今日, 人々の暮らしを豊かにし安心安全な社会を構成するためのIoTや機械学習を駆使した情報処理技術の重要性が広く認識されています.本学会は, 大学と企業を中心に構成されており, 情報処理技術の学術性と実用性の両面で社会に貢献すべき立場にあり, 今まさに社会から大きな期待が寄せられていると思います.期待が大きいことはその責任も大きなものであるとも言えます.監事は, コンプライアンスを重視し主として財務経理面から学会を監査する役員でありますが, 同時に社会からの期待に応えるべく研究会等学会活動を間接的に支援する役割であると考えます.私は, IFIP代表補佐, 本会研究会主査, 情報環境領域財務委員・委員長, 理事, 電子情報通信学会研究会副委員長等の経験を生かし, 諸先輩が今まで尽力され築き上げられた土台を元に, 収益構造の改革, 適正な規模かつ効果的な学会活動のあり方を監事の立場で支援して貢献したいと思います.なお, 私の研究業績等はwww-int.ist.osaka-u.ac.jpにてご確認いただけます.

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    ■監事

    稲村  浩(INAMURA, Hiroshi)(慶大1988卒) 公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授 

    [略歴] 1990年 日本電信電話(株)入社,1998年より(株)NTTドコモ. 博士(工学). モバイル環境におけるシステムソフトウェア,トランスポートプロトコルに関する研究開発に従事.モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会主査, マルチメディア通信と分散処理研究会研究会運営委員, DICOMO2013プログラム副委員長, ICMU2017 General Chair等を歴任. 本会業績賞受賞(2003年度). 本会フェロー.
    [抱負]  無線通信や組込みシステムなどの技術によって実現された携帯電話やスマートフォンの利用の広がりに見られるように, これら情報機器やインターネットサービスが日常生活に不可欠なものとなった昨今, 情報処理技術は社会の基盤となりました. 一方でこれまで見たことのなかった世界を実現し知の領域を広げることへの期待も高まり, インフラを担いフロンティアを併せもつ情報処理分野を支える本会の役割はより重要になっていると感じます. 私はこれまでの本会の理事会や各種研究会, シンポジウム等の運営の経験を活かし, 情報処理分野の研究者・技術者の皆様が元気に世界で活躍できるよう本会の持続的な発展に微力を尽したいと考えております.

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