2021年度役員改選の投票について

2021年度役員改選の投票について

1. Webサイトの投票画面記載の候補者は理事会で推薦する方々です. 
以下の役員候補者名簿および担当業務詳細等をご参照のうえ, 選定する役員候補者について, 
e-mailで送信の「Web投票のお願い」にある手順を参考にWeb投票にてご投票ください. 
 
2. 投票は,2021年2月26日(金)24:00までを有効とします. 
 
※「Web投票について」 のFAQ⇒こちらから
※「役員担当業務等詳細・2021年度留任役員および退任役員名簿」⇒こちらから (PDF)
 
  • 役員改選候補者名簿

    役職名

    改選定数

    氏名 所属

    会長候補

     

    1 徳田 英幸 (国研)情報通信研究機構 理事長/慶應義塾大学 名誉教授
    中島 秀之 札幌市立大学 学長
    副会長候補 1 上田 修功 日本電信電話(株)NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上田特別研究室長(NTTフェロー)(兼務)理化学研究所革新知能統合研究センター 副センター長
    堀 修 東芝 執行役員 首席技監
    理事A候補 8(内2名は女性) 吉濱佐知子* 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー/FSS & Blockchain Technologies 担当 部長
    湊 真一 京都大学大学院情報学研究科 教授
    高倉 弘喜 国立情報学研究所 教授/同所サイバーセキュリティ研究開発センター センター長
    高橋 尚子* 國學院大學経済学部 教授
    佐古 和恵* 早稲田大学基幹理工学部 教授
    西垣 正勝 静岡大学創造科学技術大学院 教授
    荒川 豊 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授
    田上 敦士 (株)KDDI総合研究所 次世代通信方式グループ グループリーダ
    小川 秀人 (株)日立製作所研究開発グループシステムイノベーションセンタ 主管研究員
    鷲崎 弘宜 早稲田大学研究推進部 副部長/早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長/早稲田大学理工学術院基幹理工学部情報理工学科 教授
    新 麗* (株)IIJイノベーションインスティテュート技術研究所研究企画室 室長
    上田真由美* 流通科学大学経済学部 教授
    井上 智雄 筑波大学図書館情報メディア系 教授
    小口 正人 お茶の水女子大学基幹研究院 教授
    高岡 詠子* 上智大学理工学部 教授
    増澤 利光 大阪大学情報科学研究科 教授
    理事B候補

    1

    清原 良三

    神奈川工科大学情報学部 教授

    理事C候補 1 河合 和哉 (国研)産業技術総合研究所デジタルアーキテクチャー推進センター 招聘研究員
    理事D候補 1 小野寺民也 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 副所長
    理事E候補 1 前川 卓也 大阪大学大学院情報科学研究科 准教授
    理事F候補 1 長谷川 亘 京都情報大学院大学/京都コンピュータ学院/京都自動車専門学校 統括理事長・教授
    監事候補 1 中野美由紀* 津田塾大学 教授/理学研究科長
    稲村 浩 公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授

     

    ※[候補者名(ローマ字,*は女性),出身校学部卒年,勤務先および役職名(2021年1月現在),略歴・抱負等 ]


    ■会 長

    徳田 英幸(TOKUDA, Hideyuki)(慶大1975卒) (国研)情報通信研究機構 理事長/慶應義塾大学 名誉教授

    [略歴] 1983年カナダ・ウォータールー大学計算機科学科博士.カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授(1983-1993年), 慶應義塾大学常任理事(1997-2001年) , 日本学術会議会員(2014-2020年)などを経て現職. 本会副会長(2014-2015年度), 理事(2000-2001, 2007-2008年度), 技術応用委員会委員長(2004-2009年度)などを歴任. 本会フェロー. 本会功績賞, 経済産業大臣賞, 総務大臣賞, 文部科学大臣表彰:科学技術賞などを受賞.

    [抱負] COVID-19の世界的大流行は, 各国で厳しい外出制限等が行われました. ICTを使ったテレワーク, 遠隔授業, 遠隔医療などが新しい生活様式に必要不可欠となる一方で, デジタルガバメントやオープンデータの利活用など社会全体におけるデジタル変革(DX)の遅れが顕在化しました. 学会は, これまで以上に社会課題の解決にむけて積極的に関与していくべきと考えます. 学会として, 新しい研究領域や他分野との境界領域を切り開くことはもとより, 誰でもが活躍でき, 包摂性を持った持続可能なポストコロナ社会のかたちをデザインする創発の場としての役割も大切であると考えます. 大会, 研究会, セミナーなどの新しいスタイルを模索するに留まらず, ポストコロナ社会やSDGsにむけた新しい学会のあるべき姿について議論し, 積極的に変革していくことが重要と考えます. コロナ禍での学会活動については, さまざまな制限をピンチと考えず, むしろチャンスととらえ, 60年に一度の“洗濯”をする良い機会ととらえ, 次の60年にむけて変革すべきと考えます. 会員だけの学会でなく, 社会の中の学会であり, さまざまなコラボレーションを通じて新しい価値を創出し, 社会に還元していくことを実践すべきと考えます. 本会は, 日本における情報処理のコミュニティを牽引してきましたが, 今後も, 会員の皆様とともに変革を進め, コミュニティを活性化し, 社会へ寄与できればと思います.

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    ■会 長

    中島 秀之(NAKASHIMA, Hideyuki)(東大 1977卒) 札幌市立大学 学長

    [略歴] 1983年東大情報工学専門課程修了工学博士,電総研入所.2001年産総研サイバーアシスト研究センター長.2004年はこだて未来大学長.2016年東大先端人工知能学教育寄付講座特任教授.2018年より現職.2019年情報化促進貢献経産大臣賞.2020年内閣官房感染症対策AIシミュレーション専門家委員.本会では2001-2002年度理事,2006-2007年度副会長,2010-2014年度会誌編集委員長などを歴任.本会フェロー,2009年度功績賞受賞.
    [抱負] 私は情報処理技術(IT)でより良い社会をデザインしたいと考えています.ITは地域振興の重要な要素でもあります.情報処理学会はコンピュータが情報を処理し,それを社会に役立てることを扱う学会と心得ています.私自身,AI技術を用いた未来型モビリティを提供するベンチャーを立ち上げて成功しています.私の専門は人工知能(AI)ですが,AI研究の経験を情報処理学会に持ち込むことで,学会の発展が望めると思います.20年近く2大学にわたり学長を勤めた経験から,情報の教育の他に教育をITでサポートすることも重要と考えています. 最近気付いたのですが,学術領域として,たとえば科研費の分類などでは情報は他の物理学や社会学といった分類と同等の横並びにされていますが,そうではなく,情報は全ての領域と直交して扱われなければなりません.バイオXインフォマティクスや物理X深層学習も進展しています.この考え方を精緻化し情報処理の分野を拡大し全ての学問の礎としての地位を高めることを皆さんと一緒に成し遂げたいと思います.

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    ■副会長

    上田 修功(UEDA, Naonori)(阪大1982卒) 日本電信電話(株)NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上田特別研究室長(NTTフェロー)(兼務)理化学研究所革新知能統合研究センター 副センター長
    本人のページ(外部リンク)

    [略歴] 1984年大阪大学大学院修士課程修了.同年日本電信電話公社(現NTT)横須賀電気通信研究所入所.1992年博士(工学).NTTコミュニケーション科学基礎研究所所長を経て現在上田特別研究室長(NTTフェロー). 2016年より理化学研究所革新知能統合研究センター副センター長併任.2019年より日本科学技術振興機構(JST) CREST研究総括.専門は統計的機械学習とその自然科学, 社会科学への応用.
    [抱負] 近年, 第4の科学研究アプローチとしてデータ駆動型科学が注目を集めています.産業界でもGAFAに代表されるようにデータ駆動型戦略が展開されています.データが中心的役割といえども,単にデータを保有しているだけでは意味がなく,新価値に変えるためのシナリオやそれを実現する技術が伴わなければなりません.本会はまさにデータ中心時代における,新価値創造,革新技術の創出,情報システム開発に携わる人たちの情報発信,情報交換の重要な場であると言えます.しかし,一方でソーシャルメディアの普及により,研究開発コミュニティにおいてさえ, 情報発信, 情報交換の形態も特に若い世代で急速に変化しています.こうした動きに対し, 学会もDX化, グローバル化を加速させ, 機動的に進化することが重要だと考えます.微力ながら, 会員の皆さんの要望に応え, かつ, 社会情勢を鑑みながら,本会の持続可能な発展に尽力する所存です.

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    ■副会長

    堀 修(HORI, Osamu)(名工大1984卒) (株)東芝 執行役員 首席技監

    [略歴] 1986年名古屋大学大学院博士前期課程修了, (株)東芝入社. 画像認識の研究開発に従事. 1994年-1995年米国メリーランド大学客員研究員,2002年-2007年東工大客員助教授,2005年-2008年豊橋技科大学客員教授,研究開発センター所長,研究開発本部長を経て,2020年より,現職. 理研AIP-東芝連携センター副センター長,工学博士(名大).

    [抱負] 人工知能の記事を見ない日がないくらいに盛況であり,その基盤になっている情報通信技術は,これからも重要な役割を果たしていくと思われます.人工知能関連の国際コンファレンスも,驚くような投稿数と参加数で毎年数を増加させています.しかしながら,そこで存在感のある国は,米中欧で日本の存在感が薄くなってきています.かつては強い分野であったにも関わらず貢献ができていないようになりました.これまでは,GAFAが君臨するサイバーtoサイバーの領域が主戦場でありましたが,次の時代は,フィジカルtoサイバーが主戦場になると言われています.つまり,オフラインとオンラインの融合です.この分野は,ドメイン知識が重要になり,モノづくり産業の多い日本にもチャンスがあると思います.そのためには,最先端技術をよく知るアカデミアとドメイン知識を豊富に持つ民間企業が密に連携する必要があります.学会は,アカデミアと民間企業の出会いの機会を提供できる場だと思います.微力ながら,両者が魅力に感じる場づくりをしていきたいと思います.

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    ■理事A

    吉濱佐知子*(YOSHIHAMA, Sachiko) (青学大1993卒) 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所?シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー,FSS & Blockchain Technologies 担当 部長


    [略歴] 2001年より米IBMのワトソン研究所で勤務.2003年より日本IBM東京基礎研究所で情報セキュリティ関連の研究や新興国向け研究戦略の策定を担当.現在はAIやブロックチェーン技術を活用した金融業界向けの研究開発に取り組んでいる.本会シニア会員,ACMおよびIEEE会員.博士(情報学).
    [抱負] 世界が未曾有のパンデミックに直面し,目に見えないウィルスへの対応を迫られる中で,さまざまな事象をデータから理解し,科学的に意思決定をしていくことの重要性が昨今,再認識されてきています.例えば私が関わっている金融業界でも,AI・ビッグデータを活用した高度な意思決定や,クラウドによるITインフラ変革への取り組みが始まっています.一方で,使い方によっては,AIが差別的な判断を行ってしまうなどの問題も指摘されており,最先端の技術を正しく理解して使うためには,学会と産業界が連携して取り組んでいく必要があります.このような時代に,情報学の応用と研究をすすめる情報処理学会の役割はますます重要になってきており,異なる分野の専門家が協力して課題に取り組んでいくためのコミュニティとしての役割に対する期待も高まっていくと感じます. 私は企業に所属する研究者として,産業界と学術界の連携を促進するとともに,情報処理学会の発展に微力ながら貢献したいと考えています.

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    ■理事A

    湊 真一(MINATO, Shin-ichi) (京大1988卒) 京都大学大学院情報学研究科 教授

    [略歴] 1990年京都大学大学院修士課程修了, 1995年同博士課程(社会人)修了. 1990年よりNTT研究所に勤務. 2004年北海道大学助教授. 2010年より同教授. 2018年より京都大学教授(現職). 2018年度-2019年度本会論文誌担当理事, 2020年より本会英文論文誌JIP編集長.
    [抱負] 情報処理技術は社会の様々な分野を結びつけるための鍵となる重要な技術でありますが, 2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により人類社会は不連続的な変化を起こしており, その中で情報技術の重要性が一層高まっています. 近年では子供の習い事としてプログラミングの人気が高まり, 多くの学生が良い就職先を得るためにプログラミングコンテストに競って参加するような時代になってきました. 情報処理学会は, 1960年に情報処理国際連合(IFIP)の設立に対応する団体として日本で設立され, 現在では約18000人の有料会員を擁し, ACMやIEEE-CSと姉妹協定を持ち, 情報分野で日本を代表する学会として, 単なる学問の交流の場としてだけでなく, 国の情報教育に関する調査提言を行ったり, 国際規格標準化に関わるなど, 日本社会を支える重要な役割を担っていると思います. もしも当選させていただいた場合には, 学会理事としての活動を通じてこれからの時代を作っていくお手伝いができればと思っております.

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    ■理事A

    高倉 弘喜(TAKAKURA, Hiroki) (九大 1990卒) 国立情報学研究所 教授/同所サイバーセキュリティ研究開 発センター センター長

    [略歴] 1990年九大卒,1992年九大修士修了,1995年京大博士後期課程修了・博士(工学).京大研究員・イリノイ州立大学訪問研究員,奈良先端助手,京大講師・助教授・准教授,名大教授を経て2015年より国立情報学研究所教授.現在,サイバーセキュリティに関する研究に従事.
    [抱負] 私たちの生活が情報技術に大きく依存するようになった現在,その使われ方を考慮した研究開発が求められるようになったと考えています.一方,道具である情報技術をうまく使いこなせていない,使う人が期待したものとは全く異なる道具を開発してしまった事例も増えています.それぞれの国・地域には長年培ってきた文化が存在しますが,それを無視した性急な技術導入が上記のミスマッチの要因の一つです.それぞれの文化に適応しつつ,かつ,新たな時代への文化進化を促す技術開発が必須であると考えています.このために,研究者はそれぞれの研究領域を深く探求する一方で,情報技術を取り巻く環境全体を俯瞰するセンスを身につけること重要だと考えています.学会はその両方を提供する場です.応用分野における情報技術の適用法などを学会会員だけでなく他学問分野や利用者との間で共有し,直面している課題を気軽に議論できる枠組みを作りたいと考えています.

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    ■理事A

    高橋 尚子*(TAKAHASHI, Naoko) (東女大1980卒) 國學院大學経済学部 教授

    [略歴] 大学時代に女子大初のマイコンクラブを結成. 女性SE第一期生として富士通入社, その後ASCIIでビジネスパソコンスクール開校, OAインストラクタを経て独立. 1995年から大学で非常勤講師を始め, 2007年から國學院大學経済学部で情報教育に就く.一般情報教育委員会副委員長(2016-2019年),情報処理教育委員会 幹事(2017-2018年),教育担当理事(2019-2020年度). 
    [抱負] この2年,教育理事として学会内の多くの事業と関わり,さらに外部のさまざまな機関や人々と交流して,数知れない情報を吸収,視野を広げることができました.その中で,情報科教員への多面的な支援,データサイエンス教育の検討,大学入試科目としての情報の設置,など多くの課題を手掛けてきました.さらにコロナ禍により,遠隔授業が全面的に実施されたことで,情報教育だけでなく,情報分野の教員の存在価値,教育を継続させるための情報技術の重要性が大きくクローズアップされました.『情報とコンピュータ』は,世界がどんな状況に陥っても,サスティナブルな社会を実現する基盤・環境・フレームと,世間で認識されてきたように思います.そして,どのように利活用するのか考え,応用できるのは,やはり人間の力だと改めて感じています.この2年間で蓄積したことを,あと2年間続けて,ぜひとも皆さんに貢献していきたいと考えています.

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    ■理事A

    佐古 和恵*(SAKO, Kazue) (京大1986卒) 早稲田大学基幹理工学部情報理工学科 教授

    [略歴] 大学卒業後, NECに入社. 情報セキュリティ, プライバシ保護, 公平性保証の研究に従事. 2020年より現職. 2017-2018年度電子情報通信学会副会長, 第26代日本応用数理学会会長. (社)MyDataJapan副理事長. 国際会議Asiacrypt, CT-RSA, FC, PKC, ESORICS等プログラム委員長. 博士(工学).
    [抱負] 情報処理技術は短時間の間に大きく発展し, 日々の生活に欠かせないものになりました. できることは大幅に増えたけれども, 一方で, その恩恵が一部の人や組織に偏っていないでしょうか. 過去の新技術がそうであったように, 情報技術も, 今一度, その使われ方の適切性を議論する時期になってきました. いままでの研究の延長だけではなく, 社会学や法学など, 他の分野と知恵を出し合って, 望ましいIT社会を詳細に設計することを手掛けはじめる必要があります. 特に, 猜疑心を生むようなブラックボックス化から脱出し, 透明性や説明可能性, さらに検証可能性があることが大事になってくると思います. 情報処理技術が一般の人の安心・安全や社会の健全化に資する技術となるよう, 本会の活動を通じて, その適正な使い方を社会の皆様と議論し, 発信していくとともに, 次世代に受け継がれるようなコミュニティを形成していきたいと思っています.

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    ■理事A

    西垣 正勝(NISHIGAKI, Masakatsu)(静岡大 1990卒) 静岡大学創造科学技術大学院 教授

    [略歴] 1995年静岡大学大学院博士課程修了.博士(工学).2010年より現職.情報セキュリティに関する研究に従事.本会コンピュータセキュリティ研究会主査(2013年-2014年),電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会委員長(2015年-2016年),日本セキュリティマネジメント学会常任理事(2016年-)などを歴任.現在,本会調査研究運営委員長,情報環境領域委員長.本会フェロー(2018年度).
    [抱負] 新型コロナは否応なしに社会をオンライン化しましたが, 世のすべての営みをサイバーワールドに持っていきさえすれば上手くいくのだという観念が先走りし過ぎているように感じられ, 懸念を覚えています. 人間は物理的に存在しており, サイバーワールドとフィジカルワールドの間には必ず接点が必要となります. フィジカルであるべき部分とサイバーによってサポートすべき部分のグッドバランスを考え, 両者を正しく結合させることができなければ, 「人間がICTを使う」という本来の目的はたちまち逆転し, 「人間がICTに使われる」結果を生んでしまうのではないでしょうか. 情報処理学会も, 単にDX化を先導する役目から, DXのあるべき姿を示す船頭へと, その役割を変化させながら, 進化し続けることが求められているのだと考えています.本会が, 真のニューノーマルを追及していくに向けて, 微力ではありますが尽力させて頂きたく思っております.

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    ■理事A

    荒川 豊(ARAKAWA,Yutaka) (慶大2001卒) 九州大学大学院システム情報科学研究院 教授

    [略歴] 2006年慶大大学院理工学研究科後期博士課程修了. 博士(工学). 同大助手, 九大助教, 奈良先端大准教授を経て,2019年より九大大学院システム情報科学研究院教授. IoTとAIによる行動認識と行動変容に関する研究に従事.本会MBL研究会の運営委員および幹事,本会関西支部庶務および行動変容と社会システム研究会主査等を歴任.
    [抱負] 情報処理技術は, 今や社会基盤として, 我々の生活にはなくてはならないものになっているだけではなく,あらゆる業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする重要な技術となっています. 特に, 昨今のパンデミックにおいては,仕事, 研究, 教育がリモートになるなど, 一気にDXが進み, 情報処理技術の重要性を再認識しました. 今後, 情報処理学会は,このような時代を支える最先端の研究を生み出し, 研究者を育て, 産学連携を推し進める重要な場になっていくと考えられます. 私自身,30歳のときに, 研究分野を変えたことで, 初めて情報処理学会に関わったのですが, 研究会でさまざまな研究者と交流し, 切磋琢磨したことが,研究者の礎となったと感じています. その経験を活かし, 今後は若い世代の育成, 学会自体のDX, そして,情報処理分野のさらなる発展に貢献していきたいと思います.

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    ■理事A

    田上 敦士(TAGAMI, Atsushi) (九大1995) (株)KDDI総合研究所 次世代通信方式グループ グループリーダ

    [略歴] 1995年4月九州大学工学研究科修士課程に進学,1996年九州大学システム情報科学研究科に転科,1997年同研究科修了. 同年国際電信電話(株)(現KDDI(株)入社), 以来, 将来ネットワークに関する研究開発に従事. 博士(工学). 本会では,マルチメディア通信と分散処理研究会幹事(2008年度-2011年度), 同研究会主査(2018年度-), 論文誌コンシューマ・デバイス&システム編集委員会副編集長(2016年度-). などを歴任

    [抱負] 情報処理技術は, 社会インフラやサービスの維持・発展に欠かせないものとして,利用させていない分野を見つけるのが難しいほど広まっています.従来情報通信と縁の薄かった分野へもICTの活用が進んだこともあり, 分野や業界の垣根を越えた連携の重要性を感じています.これまでの活動の中でも,異なる分野の専門家の知見や産学の連携が必要となる課題に直面する場面は多く, 本会のコミュニティとしての役割への期待は益々高まっていると感じます. 企業の立場で研究開発に携わってきたこれまでの経験を活かし, 本会の発展に微力ながら貢献したいと思います.

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    ■理事A

    小川 秀人(OGAWA, Hideto)(名大1994卒) (株)日立製作所研究開発グループシステムイノベーションセンタ 主管研究員

    [略歴] 1996年名古屋大学大学院博士前期課程修了.同年日立製作所入社.ソフトウェア開発手法や機械学習システムの品質保証などの研究開発に従事.2015年北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了.博士(情報科学) .2019年より本会ソフトウェア工学研究会幹事, 2020年SES2020実行委員長などを歴任.
    [抱負] 日々進歩している情報処理技術は社会のいたるところに活用され,日常生活を豊かにし社会の安全を支える,現代社会にとって必要不可欠な存在となっています.2015年に国連サミットで採択されたSDGs,2020年のCOVID-19の流行など,世界には不確実な時代における様々な課題がありますが,情報処理技術があらゆる人やモノを繋ぎ,これまでにない新しい価値を生み出すことで,困難な課題を解決し社会を変革する原動力となることが期待されています.これを現実のものとするには,学術研究,産業応用,社会の仕組みづくりを一体として推進していく必要があります.私はソフトウェア工学分野において企業における応用開発や現場適用を支援しながら,学術研究ならびに本会研究会の運営などにも携わってまいりました. その経験を踏まえ,革新的な情報処理技術を創出する場としての本会の発展とともに,多様なプロフェッショナルが連携した社会課題解決に貢献していきたいと考えております.

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    ■理事A

    鷲崎 弘宜(WASHIZAKI, Hironori) (早大1999卒) 早稲田大学研究推進部 副部長/早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長/早稲田大学理工学術院基幹理工学部情報理工学科 教授  本人のページ(外部リンク)

    [略歴] 2003年早稲田大学博士課程修了,博士(情報科学).2016年早大教授.2021年IEEE CS Vice-President.本会論文誌グループ主査,プログラミングコンテスト委員長, ISO WG議長,ソフトウェア科学会理事,経産省DX委員他歴任.山下記念研究賞 他.ソフトウェア工学と情報教育研究従事.国立情報学研究所・客員教授,システム情報,エクスモーション各社外取締役.
    [抱負] 1) 学会と社会のデジタルトランスフォーメーション:約75,000名登録オンライン 配信や全国規模の産学連携による社会人デジタル教育スマートエスイー運営実績および経産省DX座長経験から,目標とアジャイルマインドおよびデジタル技術・データ解析を軸に組織変革を進め,withコロナおよび不確実な時代に社会の 多様な声を聴きつつ迅速に変化へ対応し,研究実践・産学官マッチング・人材育 成の社会価値共創プラットフォームとなることに貢献します.2)プロフェッショナリズム醸成:SWEBOK知識体系策定やISOプロフェッショナル認定WG議長経験から,知識基盤形成や認定,規範意識・職業地位向上へ貢献します.3)アジアのトップソサイエティ: IEEE CS Vice-President,国際会議AsianPLoPや国際AIコンテスト創設,各種トップカンファレンス委員長,論文誌IEEE Transactions編集等の経験から,本会がアジアを中心に広く国際連携しAI・IoT等の最先端およ び学際領域をリードすることに貢献します.

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    ■理事A

    新 麗*(ATARASHI, Rei) (電通大1992卒) (株)IIJイノベーションインスティテュート技術研究所研究企画室 室長

    [略歴] 1994年電気通信大学大学院博士前期課程修了, 同年 (株)東芝入社, 1997年奈良先端科学技術大学院大学助手, 2001年郵政省通信総合研究所を経て2003年4月 (株)インターネットイニシアティブ入社, 2009年(株)IIJイノベーションインス ティテュート出向. 2002年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期 課程修了. 博士(工学).
    [抱負] 昨年度は,情報処理技術とそれを使いこなす能力の重要性が格段に上がった1年でした.情報処理学会は分野のエキスパートとしていち早くオンラインで学会や企画を運営し,関連する技術や情報の公開を通じて,ニューノーマルに向けた社 会に貢献していると認識しています.場所に依存しないオンライン学会は,発 表・聴講の機会を増加させ議論や交流を活発にすることで研究活動に効果がある ことを実感しました.一方で,技術や運営に対する課題も明らかになってきてい ます.特に技術の提供側の都合ではなく,利用者の視点に立っての課題を精査することの重要性を痛感しました.このために,情報処理技術で様々な事情・立場・人をつないでいくことをまず考え,そしてそれぞれの技術をつなぎ, 分野を つないでいくことがますます重要になると考えています.これまで産官学のそれぞれで, コンピュータとインターネットをつないで運用するシステムの研究開発 に従事してまいりました. これらの経験を活かし, 本会の発展に微力ながら貢献していく所存です.

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    ■理事A

    上田真由美*(UEDA, Mayumi)(関西大1998卒) 流通科学大学経済学部 教授

    [略歴] 2003年関西大学大学院総合情報学研究科修了.博士(情報学).大阪大学,名古屋大学,京都大学を経て,2012年流通科学大学講師.2013年同准教授,2018年より現職.2019年より大阪大学サイバーメディアセンター特任教授(クロスアポイントメント).データ工学,学習支援の研究に従事.本会データベースシステム研究会幹事,日本データベース学会理事.
    [抱負] 日常生活の様々な側面で情報処理技術が欠かせない存在となっています. 特にこの一年,私たちの生活に情報処理技術はなくてはならないものでした. 慣れないWithコロナ・Afterコロナ社会において,情報処理技術によって物質的な豊かさだけでなく,精神的な豊かさや生活の質の向上を実現するためには,本学会を中心に様々な分野で活躍する研究者・技術者が,世代や性別をこえて協働することが必要不可欠です. この一年で,テレワークという勤務形態が少しずつ普及してきており,子育て世代や介護世代が社会で活躍できるチャンスでもあります. このような社会を支えるためには,情報処理技術は重要な役割を担っており,女性目線からの提案も重要となります. 本学会で活躍する女性は多くなってきていますが,情報処理システムやサービスを提供する女性はまだ少ないと考えています. 本学会で情報処理研究の魅力を知り,Afterコロナを支える情報処理分野に携わる女性が一人でも多くなるよう,微力ではありますが,貢献したいと考えております.

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    ■理事A

    井上 智雄(INOUE, Tomoo) (慶大1992卒) 筑波大学図書館情報メディア系 教授

    [略歴] 1998年慶大院理工学研究科修了.博士(工学).東京電機大学,文部省学術情報センター,国立情報学研究所を経て2003年筑波大学助教授.2014年より現職.人間情報学,ソーシャルコンピューティング,教育工学の研究に従事.本会論文賞,学会活動貢献賞,山下記念研究賞,他受賞.論文誌AP編集主査,論文誌デジタルコンテンツ編集長等歴任.
    [抱負] 学生の頃に初めて参加したのが情報処理学会の全国大会でした.ここで声をかけて頂いた方々とは今でもつながっています.その後も,長年にわたり研究会,論文誌などなどに関わらせて頂き,学会活動を通じて多くの方々に育てて頂きました.感謝感謝です.学生ほど自由なものはないし,社会人になっても研究職などはよほど自由度が高いのでしょうが,それでも学会では何より自由を感じることができました.こんな経験ができる場は貴重です.大事にしていきたいと思います.これまでの,多数の論文誌編集委員会,研究会や国際学会の運営などの経験を活かして,学生からベテランまで自由闊達に交流できる場を維持・発展させるべく,微力を尽くして参りたいと思います.

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    ■理事A

    小口 正人(OGUCHI, Masato) (慶大1990卒) お茶の水女子大学基幹研究院 教授

    [略歴] 1995年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了.博士(工学).東京大学生産技術研究所研究員,お茶の水女子大学助教授を経て,2006年より同教授.本会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会運営委員,論文誌データベース編集委員会委員長を歴任,現在システム・アーキテクチャ研究会運営委員,高度交通システムとスマートコミュニティ研究会シニア運営委員,コンシューマ・デバイス&システム研究会特任運営委員.
    [抱負] 現代社会において,情報処理技術は人々の生活に欠かせない存在となっています.情報を扱うためのインフラや機器類,その上で動くソフトウェア等は,社会の基礎を成すものと言えるでしょう.本会はそれらに関わる幅広い領域の研究や教育をリードして来ている事から,単に1つの学術分野の学会という存在には留まらず,社会の要望に応えてその発展に貢献する組織であると思います.また情報は様々な領域の集まりである事から,本会にも多くの研究コミュニティが存在します.私自身は略歴欄に書いたように多くの異なるコミュニティに所属して活動してきており,これは自分の研究対象としては,1つの領域に留まらない多くの内容をターゲットと考えている事によります.本会の研究コミュニティはそれぞれ独立した活動を展開している事が多いですが,情報処理の各領域はやはり深い所で繋がっていると思われます.従ってそれらのコミュニティが連携して行く事により,更に新しい世界が開けて行くと考えられ,そのための橋渡しに是非貢献して行きたいと思っております.

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    ■理事A

    高岡 詠子*(TAKAOKA, Eiko) (慶大1990卒) 上智大学理工学部 教授

    [略歴] 慶大理工,同大学院計算機科学,博士(工学),上智大学理工学部情報理工学科教授,医療・看護・介護・福祉,環境,教育分野におけるWebアプリ/スマフォアプリ等開発と運用,コンピュータと教育研究会運営委員・幹事,論文誌編集委員,情報処理教育委員会委員, 学会誌編集委員,理事(教育),情報処理に関する法的問題研究グループ主査を歴任,本会山下記念研究賞,学会活動貢献賞受賞, 主著:チューリングの計算理論入門, シャノンの情報理論入門(講談社ブルーバックス).
    [抱負] 2025年から大学入学共通テストで「情報I」に対応した科目が出題されることになりました. 本会で長年初等中等情報教育や情報入試の普及に携わってきたことが形になったと思います. すべての受験生が幅広く受験できるよう, 初等中等教育・プログラミング教育の分野に携わってきたことを活かし, 協力できることをしていきたいと思います. 技術革新のスピードに法制度が追いついていないという問題に立ち向かうべく, 2015年に立ち上げた「情報処理に関する法的問題研究グループ」では昨年度アジャイル開発のソフトウェア契約モデルを策定しました. 図らずもほぼ同時に, 昨年, 経産省/IPAの「DX対応モデル契約見直し検討WG」主査として「アジャイル開発のソフトウェア契約モデル」作成に携わる機会をいただきました. 今後, AIの発達により情報と法の問題はさらに複雑化することは間違いなく, 本会にその点で貢献することができれば幸いです. 一方, Covid-19の拡大は社会に大きな影響を及ぼしましたが, 社会経済活動を継続するためICTの重要性が再認識されたことは本会の責任もさらに高まったと認識しています. 同時にICTへのアクセスとその利用に対する不公平さが顕になっています. これらの問題に対しても真摯に取り組んでいく所存です. 本会が社会においてこれからも重要な役割を果たし続けることができるよう理事として貢献できれば幸いです.

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    ■理事A

    増澤 利光(MASUZAWA, Toshimitsu)(阪大1982卒) 大阪大学情報科学研究科 教授


    [略歴] 1987年大阪大学基礎工学研究科博士後期課程修了.工学博士.同大助手,講師,助教授を経て,1994年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授.2000年大阪大学基礎工学研究科教授.現在,同大情報科学研究科教授.分散アルゴリズム,並列アルゴリズム,VLSIテスト容易化設計に関する研究に従事.2019年より本会関西支部支部長.
    [抱負] AI,ビッグデータ,IoT,クラウドなどの重要性が, 一般社会でも実感を持って認知されつつある現在, 情報処理分野での本会のさらなる指導的役割への期待が, 学術・産業界に限らず社会からも高まっています. また, 2022年には高等学校で「情報I」が必履修,「情報II」が選択となり,大学共通入学テストでも2025年から科目「情報」を導入するという方針が決められました. これからの数年は, 情報教育を通じて, 社会での情報処理分野への理解と期待を向上させることで, 本会の将来の発展を不動のものにする絶好の機会です. 本会では, ジュニア会員や教員を対象に工夫を凝らした活動に既に取り組んでいます. この情報教育を軸に, 本部と支部, また, 支部間の連携を深め, 地域の特性を活かすなど, より充実した活動を展開することで, 情報処理分野での本会の指導的位置を将来にわたって確固たるものにできると考えています. これまで, 情報教育と支部運営に携わった経験を活かし, これらの活動を通じて, 本会の発展に微力ながら貢献したいと考えています.

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    ■理事B

    清原 良三(KIYOHARA  Ryozo)(阪大 1983卒) 神奈川工科大学情報学部情報工学科 教授

    ※調査研究運営委員会からの推薦
    [略歴] 1985年三菱電機(株)入社.1989年-1993年(財)新世代コンピュータ技術開発機構出向.2012年より現職.本会論文誌編集委員会ネットワークG主査,高度交通システムとスマートコミュニティ研究会主査を歴任.現在,論文誌コンシューマデバイス&システム編集長,情報環境領域財務委員.博士(情報科学).本会フェロー(2018年度)
    [抱負] 近年, 広く研究されてきたICT(情報通信技術)が, 携帯電話, カーナビゲーションシステムなどの様々な制約のあるデバイス上で応用,実装されてくるなど,生活に必須なあらゆる物がICTによって支えられるようになってきています.また, 人々が快適な生活をする上ではICTを如何に使いこなすかが重要な課題となっています.すなわち, 本会による研究活動の活発化などは国際競争力を高めるだけでなく,あらゆる人を支援できることが重要となってくると思います.企業の研究者であった経験,コンシューマ向け製品の開発に携わっていた経験, 論文誌委員会の主査や研究会での幹事, 運営委員, 国際会議の委員の経験などを活かし,会員が相互に役立つとともに, 産業界にも役立つ成果発表の促進に貢献したいと思います.

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    ■理事C

    河合 和哉(KAWAI, Kazuya)(横浜国大 1985卒) 国立研究開発法人産業技術総合研究所デジタルアーキテクチャー推進センター 招聘研究員

    ※情報規格調査会からの推薦
    [略歴] 1987年横浜国立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻修了.同年松下通信工業(株)入社.以来,システム開発,技術渉外に従事し,2005年より国際標準化に従事.情報規格調査会 副委員長(2014年より)SC31専門委員会委員長(2011-2016年).SC41専門委員会委員長(2017年より).2020年より現職.
    [抱負] 標準化担当理事は, ISO/IEC JTC 1の国内審議団体である情報規格調査会の委員長として, 日本の情報技術の標準化を担うことになります.Society 5.0の実現に向けて,情報技術の果たすべき役割は, そのますますその重要性を増しており,それに伴って情報規格調査会の果たすべき役割, 情報規格調査会への期待は大きくなっているものと認識しています.2011年からJTC 1で具体的な規格開発を担うSCに対応する専門委員会の委員長として,国際標準化の前線で活動してきました.また, 2014年から2期,副委員長として伊藤委員長を補佐しながら情報規格調査会の運営に参画してきました.これらの活動を通じて,現在の情報規格調査会の課題は十分に認識しているつもりです.特に情報規格調査会の経営基盤の安定, 標準化人材の育成は大きな課題だと認識しています. 役員に就任いたしましたら, これらの課題の解決に向けて, 情報処理学会本部, 役員の皆様のご意見を伺いながら取組んでまいる所存です.

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    ■理事D

    小野寺民也(ONODERA, Tamiya)(東大1983卒) 日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所 副所長
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    ※理事会からの推薦
    [略歴] 1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専門課程博士課程修了.理学博士.同年日本アイ・ビー・エム(株)入社.2017年より現職. 本会会誌編集委員(2012年-2015年), 論文誌プログラミング編集委員(2000年-2003年), プログラミング研究会幹事(2000年-2002年), プログラミング研究会連絡委員(1995年-1999年), 文献ニュース小委員会委員(1991年-1994年) などを歴任. 2019年度より本会理事, 2020年度より本会量子ソフトウェア研究会幹事.
    [抱負] 1960年の本会創立以来半世紀がすでに過ぎていますが, その間の情報化社会の進展は凄まじいものがあり, 本会が果たしてきた役割も大きなものがあります. 今日においても情報処理技術による社会変革の勢いはとどまるところを知らず, IoTとAIを基軸にいわゆるSociety 5.0の実現に突き進んでいます. こうしたなか, 本学会の会員数は漸減傾向にあり, 過去15年で2割ほど減少しています. 本会の持つパワーと社会に果たしうる役割を考えるとき, これはよろこばしいことではありませんが, 一朝一夕に解消できるものではなく, まさに長期戦略が必要なところであるといえます. 中長期的な視点にたった学会の安定運営に加え, 中長期的なグローバル化の推進, 新世代活動のサポート等において, グローバルIT企業での研究および研究マネジメントの経験, および, 本会や他学会でのさまざまな活動経験を活かし, 微力ながら貢献したいと思っています.

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    ■理事E

    前川 卓也(MAEKAWA, Takuya)(阪大2003卒) 大阪大学大学院情報科学研究科 准教授

    ※理事会からの推薦
    [略歴] 2006年大阪大学大学院 博士後期課程修了. 2006年NTTコミュニケーション科学基礎研究所入所. 2012年より大阪大学大学院 情報科学研究科 准教授, 現在に至る. ユビキタスコンピューティング, ウェアラブルセンシングに関する研究に従事. 本会論文誌編集委員 (2017年度-) , ユビキタスコンピューティングシステム研究会幹事 (2020年度-) を歴任.
    [抱負] 今や情報技術はあらゆる場所に浸透し, 我々の生活や産業, 様々な学術分野でも欠かすことのできないインフラとなっています. また, これまでは情報分野の研究者しか扱えなかったような高度な人工知能技術に誰でも容易にアクセスできるような時代が到来しつつあります. そのような情報技術のコモディティ化が将来的に進むと考えられる中, 情報技術を専門とする我々研究者はどこにアドバンテージを見出し, 社会や学術に貢献していくのでしょうか. 新世代の情報研究者は, 情報分野をとりまく環境が激変すると考えられる将来, 情報分野だけに留まらずに様々な領域で真に革新的な技術を開発する力が必要とされると考えています. 私がこれまでに行ってきた異分野融合研究等の活動から得た経験を基に, 学会の将来を担う新世代研究者の育成に微力ながら貢献できればと思っています.

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    ■理事F

    長谷川 亘(HASEGAWA, Wataru)(早大卒,(米国)コロンビア大学ティーチャーズカレッジ(教育大学院)卒) 京都情報大学院大学/京都コンピュータ学院/京都自動車専門学校 統括理事長・教授
    ※理事会からの推薦
    [略歴] 早稲田大学卒業,(米国)コロンビア大学ティーチャーズカレッジ(教育大学院)文学修士号(M.A.)取得,(米国)コロンビア大学ティーチャーズカレッジ(教育大学院)教育学修士号(M.Ed.)取得,米国ニューヨーク州教育行政官資格. 一般社団法人京都府情報産業協会会長,一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)会長,一般社団法人日本IT団体連盟代表理事・筆頭副会長,一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)理事.
    [抱負] 人類社会全体のデジタル化の加速を担える優れた人材を獲得し育成することは,より一層の急務です. 2020年,一般社団法人情報処理学会と一般社団法人日本IT団体連盟(IT連盟)は,協力事業に関する協定を締結しました. 本会とIT連盟とが緊密な連携・協力を図ることは,我が国における「真の産学協同」の実現に繋がるものと確信しております. 「学び」と「仕事」の往来により,多くの方々がさらにスキルアップすることのできる機会の拡充,「学習の成果」を産業界が適切に評価することができる方策の具体化等に,本会の一員として,またIT連盟の筆頭副会長(IT教育・人材育成委員会管掌者)として,微力ながら尽力させていただく所存でございます.

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    ■監事

    中野美由紀*(NAKANO, Miyuki)(東大1981卒) 津田塾大学 教授/理学研究科長

    [略歴] データ工学に興味を持ち, 高性能データベース, 大容量・高速ストレージ, 省電力データベース, ビッグデータ支援プラットフォーム等の研究に従事.1985年に東京大学生産技術研究所, その後, 芝浦工業大学, 産業技術大学院大学を経て津田塾大学に在籍.情報処理学会 事業担当理事(2018-2019年度) , 技術応用理事(2011-2012年度), セミナー推進委員会委員長(2012年)等歴任.
    [抱負] 2020年は「新型コロナ」の影響により,おそらく世界にとって忘れられない年となるかと思います.様々な困難が生じるなか,情報処理技術はまさに社会における人々の暮らしを維持するために欠かせないものとして利用されています.世界中の感染状況,医療情報から経済,教育に至るまで,情報処理技術が多くの社会集団にとって必須のツール,プラットフォームとなっています.「新型コロナ」以前にも人工知能等が着目されてきましたが,「新型コロナ」以降の時代を牽引する上でまさに情報処理技術は不可欠です.我が国でもデジタル庁が創設され,情報処理技術は各所から大きな期待が寄せられています.本会は,先端の情報処理技術を学術的かつ社会的な観点から日本社会に発信,牽引すべき立場にあり,大きな期待が寄せられています.このような先行きが不透明な状況において,監事は, コンプライアンスを重視しつつ学会を監査する責にありますが,同時に社会へ本会から情報技術の発信を支援するお手伝いができると考えます.今までに務めました本会の各種委員,委員長,理事等の等の経験に加え,日本データベース学会, 電子情報通信学会等の経験を生かし,「新型コロナ」以降に向けた新たな学会における健全かつ適正な学会活動のあり方を監事の立場で支援して貢献したいと考えております.

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    ■監事

    稲村 浩(INAMURA, Hiroshi)(慶大1988卒) 公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授

    [略歴] 1990年 日本電信電話(株)入社,1998年より(株)NTTドコモ. 博士(工学).モバイル環境におけるシステムソフトウェア,トランスポートプロトコルに関する研究開発に従事.モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会主査, マルチメディア通信と分散処理研究会運営委員, DICOMO2013プログラム副委員長, ICMU2017 General Chair等を歴任.本会業績賞(2003年度).本会フェロー.
    [抱負]  無線通信や組込みシステムなどの技術によって実現された携帯電話やスマートフォンの利用の広がりに見られるように, これら情報機器やインターネットサービスが日常生活に不可欠なものとなった昨今, 情報処理技術は社会の基盤となりました. 一方でこれまで見たことのなかった世界を実現し知の領域を広げることへの期待も高まり, インフラを担いフロンティアを併せもつ情報処理分野を支える本会の役割はより重要になっていると感じます. 私はこれまでの本会の理事会や各種研究会, シンポジウム等の運営の経験を活かし, 情報処理分野の研究者・技術者の皆様が元気に世界で活躍できるよう本会の持続的な発展に微力を尽したいと考えております.

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