箱崎 勝也 君

フェロー

箱崎 勝也 君(正会員)

[対象業績] 「電子計算機システム研究開発・評価・応用と情報産業振興への貢献」

 1963年3月九州大学電子工学科卒業.同年日本電気株式会社入社.中央研究所コンピュータシステム研究部長,C&Cインターフェース技術本部長など歴任.1994年より電気通信大学大学院情報システム学研究科教授.工学博士.1982年本会論文賞受賞.会誌編集委員,文献ニュース小委員長,欧文誌編集委員,1992-1994年理事(学会誌編集担当),分散システム運用技術(DSM)研究会幹事・主査等歴任.電子情報通信学会論文委員,東京地区評議員IEEE,ACM会員

[業績推薦理由]

 箱崎勝也君はハードウェアモニターによるコンピュータシステム動作の測定方式を開発し,システム評価技術実用化に多大の貢献をした.この技術を組み込んだツールを駆使し,航空路管制システムの高性能処理を実現,先駆的なツールの有効性を実証することにより,高性能を求めていた情報産業の振興に貢献した。さらに、ハードウェア性能の限界を追求する中で,高級言語マシン,データベースマシンなどの研究開発を推進し,パイプライン処理方式,並列処理方式などを提案,試作,評価することにより新処理方式の実用化に貢献してきた.