西本 一志 君

[対象業績] 「創造活動支援研究に対する貢献」

1987年京都大学大学院工学研究科機械工学専攻博士前期課程修了.同年松下電器産業(株)入社.1992年(株)ATR通信システム研究所出向.1995年同知能映像通信研究所客員研究員.1999年より北陸先端科学技術大学院大学助教授,2007年より教授.2000~2003年科学技術振興事業団さきがけ研究21「情報と知」領域研究員兼任.2001年より(株)ATRメディア情報科学研究所非常勤客員研究員兼任.IEEE,ACM,人工知能学会,ヒューマンインタフェース学会各会員.博士(工学).
 

 
[業績推薦理由]

西本一志君は,発想支援やインフォーマルコミュニケーション支援,ツールデザインにおける知見を統合したユニバーサルなメディアなど,創造活動支援技術研究を強く推進した.さらに,これまで目を向けられることのなかった「未創造的な人々」を対象とした能力の発掘・育成支援の研究を先導した.本学会では,インタラクション2010の大会長やHCI研究会主査などを務め,またACMのMultimedia,ACE,Creativity &Cognitionではプログラム委員を務めるなど,本分野の発展に大いに貢献した.