中野 眞一 君

  • 中野 眞一

    [対象業績]「効率的なアルゴリズムの開発とアルゴリズムに関する国際会議の企画運営」

      1987年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。1992年博士(工学)。セイコーエプソン(株)プリンタ事業部、東北大学助手・助教授、群馬大学助教授を経て、2004年より群馬大学教授。グラフアルゴリズム、計算幾何アルゴリズム、列挙アルゴリズム、グラフ描画アルゴリズムなど離散アルゴリズムの設計に関する研究に従事。2010・2011年度アルゴリズム研究会主査。情報処理学会、電子情報通信学会各会員。

    [業績推薦理由]

    中野眞一氏は理論計算機科学、特にグラフ列挙・描画アルゴリズムにおいて顕著な業績を挙げてきた。例えば、山下記念研究賞受賞論文では極大平面グラフの効率的符号化に関する先駆的成果を示した。2004年より主催する列挙アルゴリズムセミナーは通算35回に達し、研究者の交流を促進している。国際会議WALCOM 2025、WALCOM2019、WALCOM2012、ISAAC2011、WALCOM2008などのProgram Committee委員長を歴任し、国際的な研究交流に貢献している。