横尾  真 君

フェロー

横尾  真 君(正会員)

[対象業績] 「マルチエージェントシステムの先駆的研究に対する貢献」

1986年東京大学工学系研究科修士課程修了. 同年NTTに入社. 2004年より九州大学大学院システム情報科学研究院教授. マルチエージェントシステム, 制約充足問題に関する研究に従事. 博士(工学). 1992年, 2002年人工知能学会論文賞, 1995年情報処理学会坂井記念特別賞, 2004年 ACM SIGART Autonomous Agent Research Award, 2005年ソフトウェア科学会論文賞, 2006年学士院学術奨励賞, 2010年人工知能学会業績賞, IFAAMAS influential paper award受賞.

[業績推薦理由]

横尾真君は, マルチエージェントシステム分野においてオリジナルで優れた研究成果を上げており, 特に, マルチエージェントシステムの様々な応用問題を統一的かつ理論的に解析するための枠組みである分散制約充足問題と呼ばれる研究分野の創始者である. 同君の研究成果は多数の国際会議論文, ジャーナル論文として出版されており, その被引用回数の高さは特筆に値する. 同君の先駆的な研究により, 分散制約充足問題の研究コミュニティは国内外で大きく発展しており, 本分野の発展に多大な貢献がある.