論文誌ジャーナルおよびJIPの査読のシングルブラインド制への移行について

論文誌ジャーナルおよびJIPの査読のシングルブラインド制への移行について


2014年1月17日

論文誌ジャーナル編集委員会
委員長 岡部寿男
Editorial Committee of the Journal of Information Processing
Editor in Cheif 横田治夫


 論文誌ジャーナルおよびJIP(Journal of Information Processing)では、これまで論文の査読をダブルブラインド制、すなわち著者には査読者名および担当編集委員名を知らせないとともに査読委員にも当該論文の著者名を知らせない状態で査読を行う方式を採ってきました。このたびシングルブラインド制、すなわち著者名を査読委員に開示する方式へと移行することになりました。

 これは、本会の論文誌トランザクションを含む多くの学術論文誌でシングルブラインド制が採用されていること、厳密なダブルブラインド制を採るためには論文中の著者自身に対する言及を書き換えることが必要となるなど著者にとって負担となること、論文のもとになった研究は本会の研究会等で発表済であることが多く、インターネット検索等により査読委員が著者を容易に推測できることを考慮して決定したものです。

 本件は論文誌編集規程を2013年6月5日付けで改訂し、準備してきたところですが、措置の実施につきましては、一般論文/テクニカルノートについては、2014年2月1日以降に投稿されたものから適用することといたします。また、特集号については、現在論文募集を行っている「ゲームプログラミング(2014年11月号予定)」から適用するものといたします。また、すでに投稿され査読のプロセスにある論文につきましても、原則としてシングルブラインド制による査読へと切り替えさせていただきます。

 つきましては、シングルブラインド制が適用される論文を投稿される著者の方は、投稿用原稿の作成時に、「投稿用」ではなく「製版用」を用いるようにしてください。なお、経過措置として、当面の間「投稿用」のLaTeXスタイルまたはMS-Wordテンプレートを用いて投稿された原稿も受け付けますが、査読委員には論文査読管理システム(PRMS)を通じて著者名が開示されますのでご了解ください。

 なお、すでに投稿され査読のプロセスにある論文、ならびに2014年1月末までに投稿される一般論文/テクニカルノートにつきましては、著者からのお申し出がありましたら、従前どおりダブルブラインド制による査読を行うようにいたします。ダブルブラインドによる審査をご希望の方は,2014年1月末までに以下のフォームよりお申し出ください。ただし、その場合にはPRMSを用いない扱いとさせていただく可能性がありますことご承知おきください。

 末筆ながら、本件に関して直前のアナウンスとなりましたことをお詫びいたします。

以上

[申請フォーム(2014年1月末まで有効)]