[プレスリリース]平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 : 一般社団法人情報処理学会推薦の 久野 靖氏、中野由章氏、辰己丈夫氏、中山泰一氏、植原啓介氏の受賞が決定

平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 : 一般社団法人情報処理学会推薦の久野 靖氏、中野由章氏、辰己丈夫氏、中山泰一氏、植原啓介氏の受賞が決定



報道関係者各位
プレスリリース
                                    2017年4月11日
 
 電気通信大学
神戸市教育委員会
大阪電気通信大学
放送大学
慶應義塾大学
一般社団法人 情報処理学会

文部科学省は4月11日、平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者を発表し、科学技術賞 理解増進部門では一般社団法人情報処理学会(会長:富田達夫)が推薦した、

久野 靖氏(電気通信大学大学院情報理工学研究科教授,情報処理学会シニア会員)
中野由章氏(神戸市立科学技術高等学校教諭/大阪電気通信大学客員准教授,情報処理学会シニア会員)
辰己丈夫氏(放送大学教養学部情報コース教授,情報処理学会シニア会員)
中山泰一氏(電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授,情報処理学会シニア会員)
植原啓介氏(慶應義塾大学環境情報学部准教授,情報処理学会シニア会員)
※久野靖氏を筆頭とする5名のグループ受賞

の受賞が決定しました。受賞に関する概要は次の通りです。

業績名:情報教育の評価手法の普及啓発
業績概要:
情報社会の現代において、情報教育の重要性は大きいが、わが国では情報教育の評価方法について十分な知見が得られていなかったことから、大学入試での情報科の出題が極めて少なく、そのことが科目の重要性に対する無理解や科目実施体制の不十分さ、とくに専門性を持つ教員の採用の少なさや臨時免許・免許外教科担任の濫用につながってきたという問題があった。本活動では、このような問題を克服すべく、適正な情報科の評価方法を検討し、その結果に基づき大学情報入試全国模擬試験を複数回実施し、結果の分析を行なうとともに、情報科の実情や各国との国際比較などの研究も進め、これらの成果をフォーラム・シンポジウム・学会発表を通じて教育関係者を含む世の中に広く周知することに努めた。本活動により、多くの情報科教員の間で、有効な情報科の評価方法、とりわけ適切な試験問題作成のあり方に対する認知や、これと関連した教育実施体制における現状の問題とあるべき方向性に対する理解が広まり、従来型のPC操作スキル中心の情報教育から、21世紀型スキルを重視した「考える」内容の情報教育への移行という重要な変化の推進に寄与している。

詳しくは
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/04/1384228.htm をご覧ください。


<本件に関するお問い合わせ>
企業名:一般社団法人情報処理学会
担当者名:管理部門 TEL:03-3518-8374 Email:soumu@ipsj.or.jp