長谷川 輝之 君
[対象業績] 「広域データ通信の品質向上手法の発明ならびに実用化」
1993年国際電信電話 (現KDDI) 入社, 以来KDDI研究所にて高速通信プロトコル等の研究,2017年よりKDDIで運用支援システム開発に従事. 博士 (情報理工学) . 本会事業担当理事, 論文誌運営委員会NWG主査, FIT2017実行委員長, モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会幹事, デジタルコンテンツクリエーション研究会運営委員, 会誌編集委員, DICOMO実行委員等を歴任. 電波功績賞受賞.
長谷川輝之君は, インターネットの抱える品質面での課題を解決すべく, 広帯域化が進む通信回線でのTCP/IPデータ通信の高速化を可能とする品質向上ゲートウェイ技術の研究開発に取り組み,世界に先駆けて商用化を行うと共に, ITU-RやLASCOMなどの国内外での標準化に貢献した. また, ブロードバンドインターネットにおけるスケーラブルな品質監視技術の研究開発に取り組み, 商用サービスネットワークでの実用化, ならびに, 学術ネットワークでの利用を通じて, インターネットの信頼性向上に貢献した.