林 弘 君
フェロー
林 弘 君(正会員)
[対象業績]「産業界におけるコンピュータアーキテクチャ分野の研究開発および学会運営への貢献」
1967年東京大学工学部電気工学科卒業.同年(株)富士通研究所入社.ミリ波通信の研究に従事.その後コンピュータアーキテクチャ,人工知能,第五世代コンピュータの研究に従事.1999年コンピュータシステム研究所長.2000年富士通研究所常務取締役.本会元理事,元監事.元副会長
[業績推薦理由]
林弘君の業績は,商用LISPマシンの開発・製品化,第五世代コンピュータプロジェクトやリアルワールドコンピューティングプロジェクトにおける研究開発など,コンピュータ・アーキテクチャの分野を中心に,その上の言語処理系の研究開発,ミドルウェアおよびアプリケーションの研究開発・製品化まで多岐に渡っている.本学会でも,副会長をはじめとして,理事,監事を歴任し,学会の発展に多大の貢献をしている.また,学会や研究会などの場で,会社という組織の壁を越えて若手研究者を指導しており,我が国の情報処理分野の発展に尽くした貢献はまことに顕著である.