本位田真一 君

フェロー

本位田真一 君(正会員)

[対象業績]「オブジェクト指向技術ならびにエージェント技術の研究開発と普及に対する貢献」

  1978年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了.(株)東芝を経て2000年より国立情報学研究所教授,2004年より同研究所アーキテクチャ科学研究系研究主幹(併任),現在に至る.2001年より東京大学大学院情報理工学系研究科教授(兼任),現在に至る.2006年より早稲田大学客員教授、現在に至る。2005年度パリ第6大学招聘教授.工学博士(早稲田大学).1986年度情報処理学会論文賞受賞.日本ソフトウェア科学会理事、情報処理学会理事(教育担当)を歴任.IEEE Computer Society Japan Chapter Chair、日本学術会議連携会員.

[業績推薦理由]

 本位田真一君は一貫してオブジェクト指向技術, エージェント技術の研究に従事し, 多くの斬新な研究成果を世に生み出してきた. オブジェクト指向言語とその支援系MENDEL, MENDELSZONE, COOAD, エージェント指向言語Flage,Plangent,Beegent, 人工知能手法を駆使したオブジェクト指向による設計方法論やオブジェクトの動的連携方式を提案した. 1980年代後半には,オブジェクト指向技術、そして1990年代後半にはエージェント技術のそれぞれの重要性, 有用性を先駆的に説き, 数多くの書物を発刊し,国内の研究者, 技術者の啓蒙に努めた.