市川 照久 君

[対象業績] 「情報システム人材育成に関する研究とその実践活動に対する貢献」

1965年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業, 同年より1999年3月まで三菱電機(株)勤務. その後1999年-2002年新潟国際情報大学情報文化学部教授, 2002年-2008年静岡大学情報学部教授, 2008年4月より静岡大学情報学部特任教授.この間, 情報システム人材の育成法の研究に従事. 本会では, 1989-1990年度理事, 情報処理教育委員会委員(1990年-現在), 情報システムと社会環境研究会主査(2004年-2008年)などを歴任. 博士(工学).

[業績推薦理由]

市川照久君は, 情報システムのパイオニアとして情報システム人材の育成および学会の活性化に貢献した. 学会では, 情報システム学が認知されていない段階から情報システムの教育に取り組み「情報システムの6年一貫教育」を本邦で初めて実現すると共に, 大学教育および「社会人のための情報システム技術者育成講座」を通して1000人を超える人材を社会に送り出した. また, 本会においては, 理事として「情報処理教育検討委員会」に参画するなど, 20年超のSE実務経験と10年超の教育の経験を生かして情報システム教育の体系化を行い, 本会「情報システムと社会環境研究会」の創設および活性化に尽力した.