五十嵐健夫 君
[対象業績] 「インタラクティブコンピュータグラフィックスに関する先駆的研究」
1995年, 東京大学工学部計数工学科卒業. 2000年, 東京大学大学院においてユーザインタフェースに関する研究により博士号(工学)取得. 2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任, 2005年8月より同助教授,2011年5月より教授. 2007年より2013年, JST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト 総括. 文部科学省若手科学者賞, 学術振興会賞,ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award, ACM CHI Academy 等受賞. ユーザインタフェース, 特に, インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組んでいる.
五十嵐健夫君は, 3次元コンピュータグラフィックス(CG)を初心者でも簡単に制作できるようにするデザインインタフェースの先駆的研究を行い, スケッチインタフェースという新しい分野を切り開いた. そして3次元CGやアニメーションの制作を容易にするUI, 日常用品のデザインのためのUI, さらに家庭用ロボットのためのUIなどへと展開している. これらの取り組みから, 同氏はこの分野の第一人者の一人として世界的に認められている. 国際舞台においても非常に多岐にわたる研究成果を発表してきており, その業績は顕著である.