池内 克史 君
フェロー
池内 克史 君(正会員)
[対象業績] 「コンピュータビジョン分野の技術発展に対する貢献」
1973年京都大学工学部機械工学科卒.1978年東京大学大学院工学系研究科博士課程了.工博.同年マサチューセッツ工科大学人工知能研究所研究員. 1980年より通産省電子技術総合研究所研究員・主任研究官.1986年よりカーネギーメロン大学研究准教授・研究教授. 1996年東京大学生産技術研究所教授. 本会CVIM研究会主査・同論文誌編集委員長,電子情報通信学会ISS副会長, IEEE RA Society Administration Committee委員,人工知能学会理事, 日本ロボット学会理事等歴任.IEEEフェロー.
[業績推薦理由]
池内克史君は,1970年代からコンピュータビジョン分野での研究に取り組み,特に,明るさ解析による形状復元,人間行動観察学習ロボット,文化遺産の仮想現実感モデル化などの先駆的な課題に関して国際的に顕著な成果を挙げてきた.特に,明るさ解析における形状の滑らかさ拘束を用いた最適化問題としての定式化は,正則化法としての統一的枠組みが確立されるもととなり,コンピュータビジョン分野に大きな影響を与えた.これらの研究活動とともに活発な学会活動を通した,国内外における当該分野の技術発展への貢献は多大である.