稲村 浩 君

[対象業績] 「モバイルネットワークとスマートデバイスに関する研究開発及び学会運営への貢献」

1990年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了. 同年日本電信電話(株)入社. 1994から95年までカーネギーメロン大学計算機科学科にて訪問研究員. 1998年より(株)NTTドコモに転籍. 2010年慶應義塾大学大学院より博士(工学)取得. モバイルネットワーク, スマートデバイスの研究開発に従事. 2016年より公立はこだて未来大学教授.  当会ではモバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会(MBL)主査, ICMU2017 General Chair, 理事等. 2003年業績賞.
 

 
[業績推薦理由]

稲村浩君は、モバイルネットワークでのインターネット利用におけるリンク層に関する研究を行い、それを踏まえたトランスポートプロトコルの適切な運用のための指針をまとめ、標準化に貢献した。前記を含めスマートデバイスのネットワーキングとシステム資源の活用に関する先駆的な研究を行った。本会においては、モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会(MBL) 主査、論文誌特集号ゲストエディタ、国際会議 ICMU2017 General Chair、総務担当理事などを歴任し、研究会と学会運営に尽力した。