亀山　充隆　君

[対象業績]　「リアルワールド応用知能集積システムの先駆的研究」

昭和25年生. 昭和53年東北大学大学院工学研究科博士課程修了. 同年同大助手. 平成3年工学部教授, 平成5年大学院情報科学研究科教授. 平成22年より同研究 科長. 本会東北支部長, IEEE MVL TC-Chair, Associate Editor of IEEE Transactions on Computerなどを歴任. 電子情報通信学会論文賞, ロボット学会技術賞, IEEE Fellow(1997)など受賞多数.

[業績推薦理由]

亀山充隆君は, 高安全システムや知能ロボットシステムなどのリアルワールド応用知能シス テムに関する研究に取り組み, 種々の階層からの徹底的高並列化と高性能化を駆使して, 高並列・規則的処理に基づくVLSI向きの知能処理アルゴリズム, 限られたチップ面積の 中で最高性能を達成する最適並列構造, 最適スケジューリング・アロケーションなどの ハイレベルシンセシス, 配線遅延に起因する転送ボトルネックを解消するロジックイン メモリアーキテクチャなどを含めて多くの成果をあげてきた. これは本会フェローとして 相応しい業績である.