川原 圭博 君
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[対象業績]「家庭での回路印刷と無線給電によるIoTデバイスの高度化に対する貢献」
2005年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了.同年同大学院助手.助教,講師,准教授を経て2019年より同大学院工学系研究科教授.同年インクルーシブ工学連携研究機構長.2022年mercari R4D, Head of Researchを兼任.ユビキタスコンピューティング,デジタルファブリケーションの研究に従事.本会理事,ユビキタスコンピューティングシステム研究会運営委員,幹事,などを歴任.ACM UbiComp Best Paper Award, ACM IMWUT Distinguished Paper Award, 日本学術振興会賞など受賞.博士(情報理工学).
[業績推薦理由]川原圭博君はIoTデバイスの迅速なプロトタイピングを実現する回路印刷技術とセンシング技術において独創的な研究成果を挙げ,新たな研究潮流を切り拓いた.また,エネルギーハーベスティングやマルチホップ型無線給電技術にも大きな貢献を果たした.これらの研究成果はスタートアップ等を通じて産業界での活用事例を産んでおり当該技術の社会実装にも大きく貢献した.学会活動でも新世代担当理事として大会企画や会誌のコンテンツ企画の充実に貢献した.これらの業績は独創性と幅広い影響力が認められ,本会フェローに相応しい.