森島 繁生 君
[対象業績] 「人物顔画像分析及びアニメーション合成の研究と実用化に対する貢献」
1987東大工・大学院博士修了, 工博. 同年成蹊大工・電気工学科専任講師, 1988同助教授, 2001同教授, 2004早稲田大学先進理工学部教授, 現在に至る.
1994-1995トロント大学CS学部客員教授, 1999-2010 ATR客員研究員. CG, CV, HCIの研究に従事. 2010電気通信普及財団賞, インタラクション2019論文賞等受賞多数. ACM SIGGRAPH 2015 Chair, ACM VRST 2018 General Chairを歴任.
森島繁生君は, 顔画像分析・合成に関する研究領域において30年以上に渡り学術的な貢献を続け, 現在においても顕著な進歩を遂げている点において高く評価できる. 知的顔画像通信の研究に端を発し, 表情合成, 音声同期, 画像翻訳, 高速レンダリングから経年変化等, 顔画像処理全般における先駆的な成果を積み重ね, 最近では1枚画像からの3次元形状復元およびテクスチャ合成において顕著な成果を上げた. 実用化においてもアニメ制作の効率化や顔の入れ替えを自動で行う世界初のエンタテインメントシステムの開発に貢献するなど, その業績は顕著である.