灘本 明代 君
-
[対象業績]「コンテンツ自動生成・利活用に関する研究に貢献」
1987年東京理科大学理工学部卒業,複数の民間企業を経て,2002年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了,博士(工学).2002年-2008年独立行政法人通信総合研究所(現 国立研究開発法人情報通信研究機構),現在甲南大学知能情報学部教授.論文誌TOD共同編集委員長,日本データベース学会副会長,ACM SIGMOD日本支部長,日本学術会議連携委員(情報学)等を歴任.
[業績推薦理由]灘本明代君はコンテンツの自動生成・利活用の研究分野を代表する研究者の一人であり,説明文や対話文の自動生成の研究を行ってきた.加えて,対話文にユーモアの軸を入れた研究を行い,従来にない新たなコンテンツ生成領域を開拓した.又,自動生成したコンテンツをテキスト表示だけでなく,ロボットやアバターを用いて提示するなど,より人間に寄り添う形で幅広い領域でコンテンツ利活用の研究を進めてきた.更に,データベース分野の研究会,フォーラム等の運営に多数携わるなど,我が国のデータベースコミュニティの興隆に貢献した.