新谷 虎松 君
フェロー
新谷 虎松 君(正会員)
[対象業績] 「知識情報処理技術に関する先端的研究ならびに後進の育成への貢献」
1982年東京理科大学大学院修士課程修了.同年,富士通(株)国際情報社会科学研究所入所.1993年名古屋工業大学知能情報システム学科助教授.1999年同教授.1999年-2000年米国カーネギーメロン大学客員研究員.2004年名古屋工業大学大学院情報工学専攻教授,および(株)ウィズダムウェブ代表取締役.博士(工学).知識システム,論理プログラミング,マルチエージェントシステム,Webマイニング,Web知能化技術の研究に従事.
[業績推薦理由]
新谷虎松君は知識情報処理の技術開発をミッションとし,学術面,実用面の双方において顕著な業績を挙げている.第五世代コンピュータプロジェクトでは,当時注目を集めていた論理型言語に基づく推理の高速化技術に関して多くの成果を挙げた.精力的な学生指導により,知識システムとマルチエージェントシステムの融合による知的交渉メカニズムを開発しており,技術の深化と共に,人材育成にも貢献している.また,ITベンチャーの起業により,研究成果による社会貢献に邁進しており,情報処理分野の活性化への貢献が大きいと認められる.