阿久津 達也 君

阿久津[対象業績] 「バイオインフォマティクスの数理モデルとアルゴリズムの研究に対する貢献」

1984年3月東京大学工学部航空学科卒業、1989年3月同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。工学博士。1989年4月通商産業省機械技術研究所研究員、1994年4月群馬大学工学部情報工学科助教授、1996年4月東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助教授。2001年10月より京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター教授となり現在に至る。バイオ情報学研究会主査、同研究会論文誌編集委員長などを歴任。

[業績推薦理由]

阿久津達也君はバイオインフォマティクス(生命情報学)の数理モデルとアルゴリズムについていくつもの先駆的業績をあげてきた。特にブーリアンネットワークと呼ばれる数理モデルのもとでの遺伝子ネットワークの推定と制御に関する研究成果は国際的に広く知られている。また、研究会幹事・主査および研究会論文誌編集委員長などを歴任し、初めての研究会英文論文誌「IPSJ Transactions on Bioinformatics」を立ち上げるなど、学会活動に大きく貢献した。