谷内田正彦　君

[対象業績]「画像の認識・理解分野における研究・教育に対する貢献」

　 1969年大阪大学工学部電気工学科卒．1971年同大学院修士課程修 了．同年大阪大学助手． 1976年大阪大学工学博士． 1981年大阪大学助教授． 1990年大阪大学教授．本会CVIM研究会主査，日本ロボット学会理事，システム 制御情報学会理事などを歴任．大川出版賞，電子情報通信学会論文賞，人工知 能学会論文賞などを受賞．電子情報通信学会フェロー，日本ロボット学会フェ ロー．

[業績推薦理由]

　谷内田正彦君は，画像の認識・理解分野の黎明期から，3次 元特徴計測，物体認識，動画像解析において，世界における主導的役割を果た し，その後も全方位視覚情報処理とそのロボット応用において世界の先導的研 究を推進する等，国際的に顕著な成果を挙げてきた．加えて，国内外の学術活 動，教育・人材育成に関しても多大な貢献が認められると同時に，日本学術振興会未来開拓学術研究推進制度のもと，研究代表者として，画像の認識・理解 分野とヒューマンインターフェイス技術分野をつなぐ新分野の開拓にも大きく 貢献した．