横川 三津夫 君

  • 横川 三津夫

    [対象業績]「スーパーコンピュータ開発プロジェクトへの貢献,及び大規模並列アプリケーションの開発」

    1991年筑波大学にて工学博士号取得.日本原研研究員,同地球シミュレータ研究開発センター・ハードウェア開発チームリーダー,産総研・グリッド研究センター副センター長,理研次世代スーパーコンピュータ開発実施本部・開発グループディレクター,理研・計算科学研究機構・運用技術部門長を経て現在神戸大学大学院・システム情報研究科・教授.日本における多くのフラッグシップスーパーコンピュータの開発に携わってきた.2014年〜2017年本学会HPC研究会主査.

    [業績推薦理由]

    横川氏はスーパーコンピュータにおける大規模数値計算,特に非圧縮性一様等方乱流数値シミュレーション等の研究を先導し,地球シミュレータを用いたACMゴードンベル賞を受賞,さらに京コンピュータにおける物性第一原理計算でも同賞を受賞するなど,日本の高性能計算技術の発展に多大な貢献を行ってきた.また,本学会HPC研究会主査などの学会活動,地球シミュレータ・京コンピュータ・富岳などのフラッグシップシステムの開発など,多くの面で日本の計算科学を牽引してきた.これらの業績は本学会フェローに十分値するものである.