2016年12月分
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理事会決議・報告の省略:2016年12月16日分
■1.決議の省略
議案1: 2016年12月の新規入会申請(個人会員250名,賛助会員1社3口)を承認した。
議案2:育児・介護休業法の改正に伴う育児休業等に関する規則・介護休業等に関する規則の改訂についてを承認した。
議案3:賃金規則改訂についてを承認した。
議案4:シンポジウム等の開催願い/終了報告(開催2件、終了1件)を承認した。
議案5:2016年デジタルプラクティス論文賞についてを承認した。
議案6:デジタルプラクティス編集規程の改訂についてを承認した。
議案7:国内会議の協賛・後援等依頼(2016年12月申請分:3件)を承認した。
議案8:国際会議の協賛・後援等依頼(2016年12月申請分:3件)を承認した。
議案9:文部科学省大学入学者選抜改革推進受託事業「情報学的アプローチによる 『情報科』大学入学者選抜における評価手法の研究開発」シンポジウム開催願いを承認した。
■2.報告の省略
報告-総1: 2016年11月期開催会議を確認した。
報告-総2: 2016年11月月次損益管理表を確認した。
報告-総3: 第153回総務財務運営委員会議事録を確認した。
報告-総4: 2016年度第8回企画政策委員会議事録を確認した。
報告-総5: 第24・25回新世代企画委員会議事録を確認した。
報告-総6: 学会システムMonthly統計資料(2016年11月分)を確認した。
報告-会1: 2016年12月広告収入状況を確認した。
報告-会2: 第56回情報処理学会教科書編集委員会議事録を確認した。
報告-会3: 第104回歴史特別委員会議事録を確認した。
報告-研1: 第433回論文誌ジャーナル/JIP編集委員会(幹事会)議事録抜粋(論文誌)を確認した。
報告-研2: 第22回トランザクション編集会議議事録 (論文誌)を確認した。
報告-研3: 2016年度第1回論文賞選定委員会(ジャーナル)議事録(論文誌)を確認した。
報告-技1: 第33回セミナー推進委員会議事録を確認した。
報告-技2: 第14回技術応用運営委員会/第16回ソフトウェアジャパンプログラム委員会/第12回ソフトウェアジャパン実行委員会合同委員会議事録を確認した。
報告-技3: 第77回デジタルプラクティス編集委員会議事録を確認した。
報告-技4: 第24回資格制度運営委員会議事録を確認した。
報告-技5: 第30-32回個人認証審査委員会議事録を確認した。
報告-技6: 第26・27回企業認定審査委員会議事録を確認した。
報告-事1: 第45回プログラミングコンテスト委員会議事録を確認した。
以上 -
役員検討会:2016年12月22日
日 時 2016 年12 月22 日(木)16:00~18:15会 場 明治大学 紫紺館 3 階会議室出席者(順不同・敬称略)議長:富田達夫 会長、前田章、東野輝夫 両副会長、伊藤 智、稲村 浩、大場みち子、河口信夫、鈴木 浩、関口智嗣、那須川哲哉(skype)、松原 仁、今岡 仁、北村操代、後藤厚宏、佐藤真一、柴山悦哉、中川八穂子、長谷川輝之 各理事岡田謙一、山本里枝子 両監事小野哲雄(北海道)、菅沼拓夫(東北)、輿水大和(東海)、松本三千人(北陸)、安本慶一(関西)、谷口秀夫(中国)、横山和俊(四国)、中嶋卓雄(九州)各支部長(欠席:加藤由花、小林 稔、深澤紀子、山名早人、角谷和俊、高岡詠子、寺田 努、徳永健伸、鳥澤健太郎 各理事)オブザーバ:JST 宮田様、森本様、JOI 日本委員会筧理事長事務局:下間事務局長、篠木規格マネージャ、鮎川
■1.各支部の状況報告および意見交換1-1.各支部からの状況報告各支部から活動状況の報告があった。(主な報告)-北海道-・10 月に北海道シンポジウムを釧路地域(釧路公立大学)で開催できたことは非常に有意義であった(札幌から釧路までは移動におおよそ6 時間程かかる)。・今後の支部の課題・トピックスは以下の通り。情報技術を用いた地域密着型の研究・開発として、情報技術を用いた地域医療支援、情報技術とロボット技術を用いた観光業支援・高齢者支援、自動運転車の研究・開発には最適な環境など・北海道の特殊性と学会の貢献の可能性の観点から災害に強いデータセンターの積極的な誘致(クラウド技術利用促進)、IT 業界の夏季長期滞在の促進(ニセコ,釧路など)-東北-・例年通り、講演会・研究会を企画開催・11 月に北海学園で開催された電気・情報関係学会北海道支部連合大会 企画セッションパネル「支部連合大会の活性化」への参加。本企画には北海道支部をはじめ東北、東海、中国の各支部から支部連合退会関係者を招いて連合大会の在り方について議論が行われた。いずれの連合大会でも発表件数が減少傾向であることが共通課題のようである。-東海-・9 月に豊田工業高専で連合大会を開催し一般講演490 件のうち情報処理学会担当領域は138 件であった。また、年6 回の開催を計画している講演会は第5 回までを終了。・若い世代へのPR の一貫として、小学生を対象とした「おもしろ科学教室」(2017 年1 月9 日開催)に主催として参加する。・ロボカップ2017 名古屋世界大会への後援については、情報処理学会全体からの後援も得ている。ロボカップは例年参加チームで数千人、参加者十数万人という規模感で開催されるイベントで、後援名に学会名が入るのは学会の知名度アップにそれなりの効果があるのではないかと考える。また、Jr 会員増に少しでもつなげられればと考える。-北陸-・研究講演会、北陸地区学生による研究発表会の開催を予定・優秀論文賞の表彰・「NICOGRAPH」の協賛 受賞記念講演: 原島博 氏・10 月、11 月「富山ブロックチェーン研究会」講演会への共催(参加30 名程度)・支部運営委員会では、学生会員を増やすためにまずは先生方の会員を増やしていくことを検討している。また、Jr 会員増への取り組みとして金沢で開かれる予定のプログラミング教室へ協賛しPR していこうと考えている。・企業会員へのサービス、会員減対策、賛助会員増に向けた取り組みとして、様々な機会で学会をPR する場をつくっていきたいと考えている。-関西-・11 月に英語セミナー「テクニカルライティングの基礎」開催・本部連続セミナーの遠隔会場運営の実施(12 月で全6 回を終了)・12 月に支部定期講演会をIoT 関係の講師を招いて開催-中国-・10 月に広島大で連合大会開催(参加者数409 名、発表223 件)特別講演で、人見光夫氏(マツダ株式会社常務執行役員)をお招きしスカイアクティブに関する話を頂き非常に有意義であった。・12 月にロボット、VR、IoT、AI といった先進技術の活用事例や導入手法について実例とデモを交えた講習会を開催し好評であった。-四国-・12 月に支部講演会実施・9 月に「少年少女ロボットセミナーin 高松2016」に協賛しJr 会員の紹介・引き続き学生会員の獲得に力を入れると共に、学生が産業界と接触する機会を増やすため、企業の技術者による支部講演会を増やすことに力を入れる。・再来年に四国支部30 周年事業があるので繰越金を有効活用したい。-九州-・来年3 月に鹿児島大で火の国シンポジウム開催予定・9 月に宮崎大で連合大会開催参加者 627 名(発表 404、聴講223)年々参加者数が減少傾向にあり、増加に向けた取り組みについて議論をしている。・他、講演会、協賛1-2. 本部との意見交換時間の関係により特になし。
■2.学会の長期戦略策定とビジョン現在、企画政策委員会、長期戦略担当理事を中心に検討をすすめている学会の長期戦略(ビジョン・方針)に関する検討状況について前田委員長、関口・後藤長期戦略理事より報告があり、意見交換を行った。2-1. 学会の長期戦略策定とビジョン○経緯について学会の正会員数(特に産業界)は1991 年度をピークに年々減少し今もなおその傾向は続いているという状況を踏まえ、企画政策委員会では学会の長期戦略をもう一度見直そうということで今年度検討をすすめている。2003 年度に学会活動(学会の今後の在り方)に関する検討報告としてとりまとめられた2 焦点モデル(学術の焦点と実務の焦点)があるが、その中には今学会が直面している問題や課題である産業界の会員数減少、産学連携等の指摘があり、その報告を踏まえてIT フォーラム活動やソフトウェアジャパンのようなイベント等の各種施策を行ってきた。しかしながら大きなトレンドを変えるだけのパワーはなく、問題点の指摘は今も継続している。このような状況を踏まえ、改めて長期戦略理事と連携し新しい学会の長期戦略(ビジョン・方針)を提言としてまとめていこうとしている。本日は、その経過状況と中間報告ということで、支部の皆様からもご意見を頂きたい。○問題意識と方針検討状況・2003 年度検討報告にある学術の焦点と実務の焦点の2焦点モデルの推進に伴い活動の活性化は認められるもののその焦点間の距離が開いてしまい学術と産業界の乖離が進行しているという懸念がある。・情報処理技術(IT)そのものの研究開発やビジネスするということよりも、IT を使った何か(○○×IT)、byIT はかつて無い速度で拡がっている。こういった社会全体の流れがきちんと認識されて、このような状況(流れ)に対して我々はどのような姿勢で取り組んでいくのか。・IT に対する社会からの期待は非常に高まり盛り上がってきている中で、なぜ本学会の正会員は減っているのか?以上のような問題意識から本学会のあるべき姿について以下を検討し提言としてまとめる方向で議論をしている。1.IPSJ イニシアティブの制定(将来期待される技術を目利きして社会へ発信)2.本格的共同研究に備えた産学連携のハブ機能(byIT を推進する異分野との連携機能)3.学会のビジネスモデルの転換(会費モデルからサービス・イベントモデルへの変革)○中間報告に対する意見交換・切り口としては良いと思うが、具体的にではどうするのでしょう?というところでもう一歩踏み込んでもらうと良いのではないかとの意見があった。これについては、今の段階では大きな方向性や方針についてご意見を頂いているというところで、そのコンセンサスが得られれば、具体的な落とし込みのフェーズに移っていくことになる。・過去の議論の見える化をして欲しいという意見があり、見えるかをするプロセスは今後行っていく。2016 年9 月の支部長会議でのご意見については総務財務運営委員会で検討する。・Jr 会員を増やしたいのならインセンティブを追加して欲しい。・ビジネスモデルの転換の部分は非常に興味深い。・今はどの学会も殆ど会員数は減少傾向だとは思うが、一方でAI 学会のように急速に伸びている学会もあり、情報系学会全体での推移はどうなっているのかという点は興味があり、また、そういった事も考慮してビジネスモデルを考えた方が良いのではないか。・ビジネスモデルを考える時に、セグメント分けとして純粋な情報処理技術者と純粋ではないが情報処理技術にも関わっている、といった切り口も必要ではないか。もう少しいろいろなセグメントで考えてみる必要はないか。・学会は多くのボランティアによって支えられている組織であるが、学会の財務諸表を見てもその膨大なボランティア労働力については何も見えない。ボランティア労働力に関する情報の可視化というのはまったくできていない。・ピュアな情報の方は、それなりに学会のためにボランティアをしてくれるとは思うが、ピュアでない人は産業界だろうと学術界であろうとボランティアをしてくれるとは思えない。そういったピュアでない人たちが沢山増えていくとしてイベントイニシアティブという形になると、イベントを回すためのボランティアが沢山必要になってくるわけだが、当然不足することになるのでその分を埋め合わせるために外注等でイベントをやることになり、それで結果儲かるならそれで回していくのかとは思うが、外注はそれなりに高いので、本当にそのモデルが大丈夫なのか?という懸念がある。・土木分野の中では、土木情報学を新たにつくっていきたいというような動きもある。また、フィンテック、ブロックチェーンだと金融情報学が既に存在する。○○+情報という情報処理技術はプラス1 個という動き、位置付け。情報は明らかに伸びてはいるが、伸びているのは応用分野でピュアな情報は伸びていないというのが実態なのではないか。・学会の役割が技術の発展によって変わらざるを得ないという状況になっていきているのではないか。今はいわゆるインターネット時代で、以前の情報の入手経路が紙の学会誌だけしかなかった時代とは違う。そういった時に、今のやり方を守る側に向かうのか、変わる方に向かうのか、といった方向を組織として判断する必要があるのではないか。・byIT が拡がっている、となると金融情報、土木情報、となった時に、単独の情報処理学会が存続すべきなのか?普通の学会とは違うレイヤーに移らないといけないのではないか?このくらいの大きな判断をあと5 年くらいの間にはしなくてはならなくなるのではないか。・理事会では技術の中身の話を議論していない。IPSJ イニシアティブでは、今まで調査研究が中心に技術の動向を見ていたが、そうではなく理事会がトップダウンでこの技術があるべきというのを決めてそれをぶつける事になるので、調査研究とぶつかりあうことになるが、そこでいい意味での意見のぶつかり合いをしないと本当の意味でのイニシアティブはとれないだろうと考える。・byIT に対してどうしても後追いになってしまうのではないかと思う。学会としてはやっていきたいという思いがあっても、それを全部研究会へ頼めば、何故?となってしまう。皆さんボランティアとして活動している方々で住みやすい場所ということで集まって頂いているので、逆にそうゆう事をやりたいと思うような環境を理事会としても作っていかないといけないのではないかと思う。・今回の提案で、IEEE のモデルだから良いとかいう事ではなくて、この学会の中でこれをどう消化させていくか、ということを議論させて頂ければ良いのではないかと思う。・いきなりは無理なので、学会としての外向けの発信やbyIT に対する方針は、様々な意見が出てくると思うので、それに向けた体制づくり(担当理事や委員会等)の部分も含めてじっくりと時間をかけて検討していく必要があるのではないかと思う。・そもそも学会って何でしょう?という事を考えた方が良いのではないか。ボランティアが集まって、皆が楽しいところ、楽しいから集まる、という循環を作って行くことが大切ではないか。・情報処理学会誌は良いというお褒めの言葉をよく聞くが、結局それは何故かという事を考えると編集長が楽しく、頑張った結果だと思う。やはり働く人が誰かいて、その人が楽しく頑張れば良い結果がついてくる、そうゆう雰囲気づくりをお願いしたい。・新世代企画委員会では、若手の研究者を集めてIPSJ-ONE というTED 風の講演会を全国大会で実施してきているが、次に産学連携の一環として企業と研究者のマッチングを検討している。
■3.その他3-1.JST 2017 年度新規ファンディング事業の紹介JST より未来社会創造事業(仮称)に関する紹介があった。2017 年1 月中旬よりJST ホームページにて重点公募テーマ案の募集予定。3-2. 情報オリンピックについて情報オリンピック日本委員会の筧理事長より、第30 回国際情報オリンピックが日本で開催される旨の説明があり、合わせて協賛スポンサーシップ(企業)の協力依頼がされた。会期:2018 年9 月1 日~8 日競技会場:つくばカピオ会議場:つくば国際会議場
以上