全国高等専門学校第23回プログラミングコンテスト 若手奨励賞決まる!!(2011年12月23日)

全国高等専門学校第23回プログラミングコンテスト 若手奨励賞決まる!!

 

課題、自由、競技の3部門における受賞作品
課題部門:弓削商船高専チームの“healTeeth —歯みがきで輝く未来—”
自由部門:香川(詫間)高専チームの“Top Balancer”
競技部門:宇部高専チームの“常盤は賽を振らない” 



高専プロコン(全国高等専門学校連合会主催のプログラミングコンテスト)とは、全高専生が日頃の学習成果を活かし、情報通信技術におけるアイデアと実現力を競うコンテストである。本会では、2008年より各部門の最優秀チームに若手奨励賞を出してきた。昨年、自由部門で本学会若手奨励賞を受賞した東京高専チームはマイクロソフトImagineCup2012 世界大会ソフトウェア部門にも出場し、準優勝の栄冠に輝いている。

第23回目となる2012年のコンテストは、10月13・14日に有明高専の主管で福岡県大牟田市 大牟田文化会館にて開催された。

今回の課題部門のテーマは「ICTでサポートする明るい少子高齢化社会」、自由部門は応募者による自由なテーマ、そして競技部門のテーマは「数えなサイ ~Here are Dice!~」であった。
課題部門では応募55作品から予備審査で選ばれた21チームが参加。1日目にはプレゼンテーション、プログラムリスト、および操作マニュアルの審査が行われ、審査員による評点投票の実施。同様に2日目のデモンストレーションの審査が実施され評点投票の実施。これらの得票が集計され新増沢方式によって最優秀チームが選ばれ、若手奨励賞の対象となった。自由部門でも応募58作品から予備審査で選ばれた20チームに対し、同じ方法で最優秀チームが決定した。
58チームが参加した競技部門では6チームずつの対戦で試合進行。テーマはサイコロの山から、大中小3種類のサイコロの個数をできるだけ早く正確に数える競技である。勝敗ルールに従って画像処理技術と推定精度を競い合い、2日間かけて決定した優勝チームに若手奨励賞が授与された。

[審査委員の講評から]
受賞チームはいずれも技術力が高く、更なる発展が期待される作品ぞろいでした。
審査委員は、作品づくりにおけるシステム開発の意図や目的、完成度、実現方法に注目しています。プレゼンテーションは年々向上しており、聞いていて楽しいと感じました。欲を言えば、作成されたシステムに対するセキュリティへの配慮も欲しいですね。
大変うれしかったことは、少し手を加えれば商品化できるレベルの作品がいくつもあったことです。指導の先生方と共に世の中に出すための努力を是非お願いしたいと思います。高専生の技術が新しいものを生み出せることは、世の中の活性化につながり、非常に良いことと思います。

全国高等専門学校第23回プログラミングコンテスト(高専プロコン2012)の詳細情報は次のサイトでご覧ください。
http://www.procon.gr.jp/modules/procon23/