論文誌「ダイバーシティ社会に向けたコラボレーション支援とネットワークサービス」特集 論文募集

論文誌「ダイバーシティ社会に向けたコラボレーション支援とネットワークサービス」特集 論文募集

2015年12月16日
2016年3月28日更新
論文誌ジャーナル編集委員会

 近年、社会構造の少子高齢化、産業構造のグローバル化に伴い、高齢者、障がい者や健常者も含めた多様性の受容と促進したダイバーシティ社会の構築が求められています。その実現には、多種多様な人が参加し、連携しするための環境整備の他に、それらを支える高度で工夫されたコラボレーション支援技術や質の高いネットワークサービスが必須となります。一方、コンピュータや通信機器など急速な発展とその利用環境変化、情報メディアの多様な発展など社会における情報通信環境が変化し続けています。例えば、スマートフォン等の携帯端末やクラウドによる新たなコラボレーションシステムやネットワークサービスが登場してきています。また普及の兆しを見せる3Dプリンタ等によってデジタルとフィジカルの垣根も低くなり、ネットワークを介した情報共有が多様な人々の創造的活動をつなぎ発展させる原動力として期待される時代になりました。ダイバーシティ社会の構築に向けた情報通信環境が整えられつつあります。このような状況認識から、私たちの社会・地域、日常生活、ビジネス、教育・学習などさまざまな場面を、より豊かで快適にし、より安心・安全にするコラボレーションシステムやネットワークサービスの研究開発を一層推進していくことが求められると考えらます。
 そこで、情報処理学会論文誌において「ダイバーシティ社会に向けたコラボレーション支援とネットワークサービス」特集号を企画することを提案いたします。本特集において時宜を得て迅速に関連する研究論文を一括掲載することにより、社会に成果を公開し、グループウェアとネットワークサービスに関する研究の一層の発展に寄与することを目指します。
 本特集号で取り扱う主なトピックは、知識・情報共有、ソーシャルコンピューティング、ユビキタスコンピューティング、センサーネットワーク利用サービス、セキュアなネットワークサービス、医療・福祉のためのネットワークサービス、防災・減災のためのネットワークサービス、分散コラボレーション、教育・学習支援、コミュニケーション研究の理論・技術・応用・評価・実践などを含みます。また、これに限定するものではなく、グループウェアとネットワークサービスに関する論文を広く募集しますので、奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。

投稿要領

(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし手続きを進めてください。

https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj

なお、ご投稿いただく際は初回のみアカウント作成が必要となります。
アカウント作成は、投稿窓口のURLから行えます。
詳細は投稿窓口URLの上部にある「投稿規定・各種書類」内のマニュアルをご参照ください。

論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。

(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。

(3)投稿締切  2016年4月1日(金) 4月10日(日)*締切延長しました

(4)特集号予定  2017年1月号

(5) 掲載料に関する補足
情報処理学会では、2015年8月1日から2016年7月31日までに投稿された英文論文の掲載料を30%割引きするキャンペーンを行っています。

(6)特集号編集委員
編集委員長:金井秀明(北陸先端科学技術大学院大学)
幹   事:江木啓訓(電気通信大学)、井上亮文(東京工科大学)
委   員:市川裕介(NTT)、市野順子(香川大学)、市村 哲(大妻女子大学)、井上智雄(筑波大学)、上杉 繁(早稲田大学)、大平雅雄(和歌山大学)、岡田謙一(慶應義塾大学)、岡本昌之(東芝)、金子 聡(日本アイ・ビー・エム・サービス)、川口信隆(日立製作所)、粂 照宣(富士通研究所)、小林 稔(明治大学)、斉藤典明(NTT)、高田秀志(立命館大学)、中村聡史(明治大学)、中山泰一(電気通信大学)、 服部 哲(駒澤大学)、
櫨山淳雄(東京学芸大学)、福島 拓(静岡大学)、三樹弘之(沖電気)、宗森 純(和歌山大学)、由井薗隆也(北陸先端科学技術大学院大学)、湯澤秀人(富士ゼロックス)、吉野 孝(和歌山大学)

以上