論文誌「Advances in Collaboration Technologies」特集 論文募集

論文誌「Advances in Collaboration Technologies」特集 論文募集

2017年2月14日
2017年5月9日更新
論文誌ジャーナル編集委員会

CSCW/グループウェア研究にはテクノロジー開発的側面と分析的な側面の両面からの研究が必要であると言われています。本情報処理学会においてもこれに対応してグループウェアとネットワークサービス研究会が組織され、活発な研究活動を展開しています。我が国を含むアジア地域ではCSCW/グループウェア研究はテクノロジー面を主とした優秀な研究が多く見られますが、欧米のCSCW関係の国際会議は後者の分析面に偏る傾向があり、技術開発を主とした研究が十分に発表されていません。そこで、前者を重視する国際会議として、International Conference on Collaboration Technologies (CollabTech) をグループウェアとネットワークサービス研究会が主催しています。CollabTechは、新規なテクノロジー研究に英文で発表する機会を与え、CSCW/グループウェア分野全体の発展を目的として開催されています。CollabTechは、同様の趣旨を持ちつつ南米を中心に開催されてきたCRIWGと2014年には合同開催しました。これに引き続き、2016年9月には8回目となるCollabTech 2016を金沢においてCRIWG 2016と合同で成功裡に開催しました。CollabTech 2016およびCRIWG 2016に投稿された論文は75本、また同時に開催された2つのワークショップに投稿された論文は33本に上り、参加者数は100名を超えました。
このように、日本のCSCW/グループウェア研究の国際的展開および国際的コミュニティとの交流は近年著しく発展してきています。そこで、JIPにおいて”Advances in Collaboration Technologies”特集を企画いたします。本特集において、CollabTech 2016、CRIWG 2016、あるいはワークショップに投稿された論文に基づき、より発展させた研究論文を中心に、世界から最新のCSCW/グループウェア分野の成果を広く募り、一括掲載いたします。これににより、研究者間の研究成果情報の流通を促進し、本研究分野の一層の発展に貢献するのみならず、JIPの国際的プレゼンスの向上に寄与することを目指します。
本特集で扱う主なトピックは、ソーシャルコンピューティング、クラウドソーシング、異文化コラボレーション、協調的コミュニケーション・コミュニティシステム、身体的・実世界協調システム、地理的協調システム、協調的VR/AR、協調支援デバイス、協同学習、協調エンタテインメント、協調デザイン、組織デザイン、ソーシャルメディア、協調インタフェース、各種協調技術と応用などを含みます。なお,今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。


投稿要領

(1)論文の執筆要領
本特集号では英語で記載された論文のみ受け付けます。和文論文は受け付けませんのでご注意下さい。
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし手続きを進めてください。

https://mc.manuscriptcentral.com/ipsj

なお、ご投稿いただく際は初回のみアカウント作成が必要となります。
アカウント作成は、投稿窓口のURLから行えます。
詳細は投稿窓口URLの上部にある「投稿規定・各種書類」内のマニュアルをご参照ください。

論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。

(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。

(3)投稿締切  2017年5月10日(水) 5月24日(水)*締切延長しました

(4)特集号予定  2018年2月号

(5)掲載料に関する補足
本特集号の掲載料は、英文限定特集号に対する特別規定により、無料です。

(6)特集号編集委員
編集委員長:井上智雄(筑波大学)
幹   事:緒方広明(九州大学)、由井薗隆也(北陸先端科学技術大学院大学)
委   員:Pedro ANTUNES (Victoria Univ. of Wellington)、Nelson BALOIAN (Univ. of Chile)、Luis CARRIÇO (Univ. of Lisbon)、Gwo-Dong CHEN (National Central Univ.)、江木啓訓(電気通信大学)、Ulrich HOPPE (Univ. of Duisburg-Essen)、Gwo-Jen HWANG (National Taiwan Univ. of Science and Technology)、市村 哲(大妻女子大学)、市野順子(香川大学)、金井秀明(北陸先端科学技術大学院大学)、小林 稔(明治大学)、葛岡英明(筑波大学)、Wolfram LUTHER (Univ. of Duisburg-Essen)、竹田尚彦(文部科学省)、Sergio OCHOA (Univ. of Chile)、岡田謙一(慶應義塾大学)、岡本昌之(東芝)、Jose PINO (Univ. of Chile)、斉藤典明(NTT)、酒田信親(大阪大学)、高田秀志(立命館大学)、Julita Vassilieva (Univ. of Saskatchewan)、山下直美(NTT)、吉野 孝(和歌山大学)、Gustavo Zurita (Univ. of Chile)

以上