CITP認定証をオープンバッジで発行

2022年6月8日

一般社団法人情報処理学会

株式会社ネットラーニング

一般社団法人情報処理学会（会長：徳田英幸）は、2021年9月よりCITP（Certified IT Professional）^※1認定証にオープンバッジ^※2を導入しました。これまで個人認証の方を中心にオープンバッジを発行してきましたが、今春より企業認定に基づく認定者に対する発行も開始いたしました。

 

オープンバッジは、世界で広く利用されているデジタルバッジ（電子的な認定証）です。世界的な技術標準規格に準拠しており、バッジの受信者はそのバッジを、SNSやメールなどで共有したりすることができます。また取得した認定証の内容確認を行ったりすることができ、すでに世界で推定1億個以上発行されているものです。

 

情報処理学会では、このオープンバッジにてCITP認定証を発行し、その管理に最先端のブロックチェーン技術を活用することとなりました。オープンバッジには、CITPの認定番号や有効期間などとともにその資格内容に関する説明が記載されます。

 

情報処理学会はこれまで約1万人のCITP資格者を認定し、昨年の秋より個人認証の方を中心にオープンバッジの発行を開始しておりましたが、今春より企業認定に基づく認定者の希望者に対する発行も開始しました。これにより数千人規模でバッジを発行することになる見通しです。

 

なおバッジ発行には、実績の多数ある株式会社ネットラーニング（本社：東京都新宿区、代表取締役：岸田徹）の協力を得て、同社のオンライン教育・研修プラットフォームを利用し発行いたします。

 

このオープンバッジの認定証により、取得した認定の容易な公開を実現し資格取得者の利便性と活用性を高めてまいります。
 

※1　 CITP（Certified IT Professional）について

CITP制度は、日本企業の間に広く普及しているITスキル標準を参照モデルとした制度です。ITスキル標準では情報技術者のレベルを7段階に分けて定義していますが、本制度はレベル4以上の上級技術者を対象としています。ITスキル標準で定められたスキル評価方法に基づき、所定のレベルに相当する能力を有すると判定された技術者をCITPとして認証し、情報処理学会が認定証を発行します。

＊認定情報技術者およびCITPは情報処理学会の登録商標です。

 

※2　オープンバッジについて

オープンバッジとは、世界的な技術標準規格にそって発行しているデジタル証明／認証です。オープンバッジを公開したり、SNSなどで共有したり、オープンバッジの内容証明を行うことができます。さらにブロックチェーン型のオープンバッジは、偽造・改ざんされても検出され、なりすましを防げるため、信頼のおける学習・資格証明として研修教育分野に新たな価値をもたらしています。

ネットラーニングでは、オープンバッジをLMSであるオンライン教育・研修プラットフォーム上から発行しています。人材育成の企画・運用・提供という従来のLMS機能に加え、オープンバッジ／デジタルバッジの発行によりスキル証明や自律的な学びの促進を行い、人材育成を支えます。

 

※3　オープンバッジ国際技術標準は、IMS Global Learning Consortiumが定めています（https://openbadges.org/）。ネットラーニングのシステムはIMSの認証を得たシステムであり（https://site.imsglobal.org/certifications/netlearning-holdings-inc/multiverse#cert_pane_nid_195046）、また、ブロックチェーン技術にはBlockcertsの技術を利用しています（https://www.blockcerts.org/）。

 

情報処理学会は、コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術および技術の振興をはかることにより、学術、文化ならびに産業の発展に寄与することを目的とし活動しています。

 

ネットラーニングは、導入企業・団体のべ5,616社（校）、8,300万人のユーザへ、オンライン教育・研修・学習のデジタルソリューションを提供しています。1998年設立以来、クラウド型のプラットフォームを利用し、eラーニング最大手企業として培った知識と経験を基に、デジタルトランスフォーメーション（DX）時代における効果的な学びと成果をもたらすトータルソリューションを提供しています。（2022年5月末現在）