松田 晃一  君

2006年度(平成18年度)功績賞受賞者の紹介

松田 晃一  君 (まつだ こういち)

本会正会員(フェロー)松田晃一君は,永年にわたり情報処理分野の研究実用化に携わってこられました.その研究業績はトランザクション処理用オペレーションシステムの研究,システム性能評価の研究など,ソフトウェア開発全般にわたっています.また,数多くの実用化プロジェクトをその卓越したリーダーシップにより成功に導かれ,当該分野の産業発展に大きく寄与されました.
  同君は科学技術会議専門委員,科学技術振興機構アドバイス委員, (財)立石科学技術振興財団選考委員,日本学術会議連携会員などを歴任され,産業界を代表して活躍されています.本会においては,規格調 査会理事,本会理事(1995年度~1996年度),副会長 (2003年度~2004年度)を歴任され,学会運営の中核を担い,本会の発展に多大な貢献をされています.また,名古屋工業大学, 京都大学などにおいて特別講義を開催され,大学教育の場でも若手の指 導に携わられています.
  以上のように,同君は情報処理分野の発展に大いに貢献しており,その功績はまことに顕著であります.